ヤスの駄文部屋

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監督との絆「ウルトラマンルーブ 4話 感想」

2018-08-03 14:05:50 | 日記
どうも皆さん、ヤスでございます!

第4話の感想いきますよ!








焦るカツミ
高校時代大学からスカウトが来るくらいの実力があったカツミ。
カツミは大学へいくのを辞めたため結局その話はなかったことになったようですが、今でも野球自体は続けているようですね。
そしてそれら全てに関わっているのが熊城監督。カツミの野球の才能を見いだし、野球から離れたカツミを再び野球に連れ戻してくれたホントのホントに恩師と呼べる存在です。
その恩師がいよいよ引退するとなってカツミは焦ります。普段はツッコミ役なのに逆に突っ込まれる始末。

ギャグ演出がされてますがカツミのど根性論が全否定されてるのが時代だな~という印象。
実際根性論なんて意味ないと私も思いますし、時代の流れを読み取ったいい描写だと思います。
アサヒがカツミの過去を知らないっぽい描写があり、またなんらかの伏線のようですね。





監督からの餞別
焦るあまりにチームメイトともめてしまうカツミ。そんなときにレッドキングまで現れてしまいます。
レッドキングとの戦いで肩を痛めてしまったカツミ。戦いから帰って来たカツミに監督は
「君は長男だから何でも背負ってしまう、まずは自分の役目を果たせ」と諭します。
そしてカツミに餞別を渡しますが、なんとそれはクリスタル!
大昔にご先祖が拾ったものでしかるべき時にしかるべき人に渡すように言われていたようです。

「長男だから何でも背負ってしまう」という部分にこれまでの描写が生きてきているなと感じます。
これまでのカツミがイサミや家のことで一生懸命頑張っている描写がうまく生かされていますね。
今回はそれが空回りしてしまっているのが辛い…






プレイボール
いよいよ試合当日です。愛染社長まで応援に来てくれて、試合はカツミの所属するホワイトベアーズの優勢で進みます。
しかし、そんなときなんと愛染社長がレッドキングを召喚!カツミに気を使ったイサミはカツミに内緒でレッドキングのもとへ向かいます。

結局怪獣を召喚しているのは社長っぽい!?しかし、そうだとしたら何が目的なんでしょうね?謎は深まるばかり。





君の役目は…
イサミがいないことに気づいたカツミはレッドキングが再び現れたことを知ります。
それに気づいた監督は「しかるべき時が来たようだな」とカツミに話しかけカツミに「役目」は何かを聞きます。
自分の役目は監督を胴上げすることだと言うカツミ、しかし監督はそれを否定しもう一度「役目」を聞きました。
するとカツミは監督の思いを汲み取ったのか「みんなのために戦うこと」と返答。
監督はそんなカツミを送り出すのでした。

この場面、二人の色々な思いが感じられる名シーンですね。
カツミは2話で描かれたように戦わなければいけないという思いもあり、監督のために頑張りたいという思いもある。
監督はカツミがウルトラマンであることを察していて、カツミが頑張りすぎているのも知っている。
私は監督はカツミに自分のことをあまり背負いすぎて欲しくないという思いがあるのだと思います。
ウルトラマンとして戦わなければいけないんだろ?という意図ではなく、もう自分のことで頑張りすぎないで欲しいという意図でカツミを送り出したのでしょう
カツミもまた恩師のその思いを理解し、そしてウルトラマンとしての使命をわかっているからこそこの場面で戦うことを決意したんだと解釈しています。





激闘
監督はピッチャーカツミはウルトラマンとしてそれぞれの戦いが始まります。
意外と賢いレッドキングに苦戦を強いられるロッソとブル。
監督もまたツーアウト満塁まで追い詰められてしまいます。
そんな時カツミは監督にもらった新しいクリスタルを使うことを思い付きます。
ルーブスラッガーにゼロクリスタルをはめ込むとロッソの体が炎に包まれ、痛めた肩にダメージが。
そこにブルが水をかけて冷やすことでなんとか立て直したロッソは「ゼロツインスライサー」でレッドキングを無事撃破するのでしたが…





最高の花道
結局カツミは試合の終わりには間に合わず、しかも試合は負けてしまいました。
監督に頭を下げるカツミですが監督は「最後に良い試合が出来て最高の花道だった」と気丈に振る舞います。

監督のカツミへの思い、カツミの監督への思いその両方がわかるからこその苦味のあるラストですね。
ウルトラマンとして戦う以上はこういうこともあるということを表しているのかもしれません。
苦味のあるラストではありますが、その中にも2人の絆を感じることもできるのが良いですね。





総評
ウルトラマンであるが故に辛いこともあるという話のようですが、実際のところはカツミと監督の絆の話なのではないかというのが私の解釈です。
互いに互いの思いを知っているところから来る辛さとか、戦うという使命があるからこその複雑さとかがこの話のメインなのではないでしょうか?
そういう意味でもヒーローものであることを生かした非常に良い回だと思います。

映像的に言うと今回一番印象に残ったのは岩場のセットですね。
これまで市街地でない場合の戦闘でのセットとは、ちょっと印象がことなります。

この部分↑の奥行きはこれまでには無いもののように思います。

また田口監督だけあって怪獣映画的なカットもありましたね



電線を引きちぎる怪獣、車の窓から見える怪獣等往年の怪獣映画を感じさせる良いカット。
今回は自転車ごしに見える怪獣という中々レアな映像もあって良かったです。

田口監督と言うと怪獣に重点を置きがちと言われますが、個人的には普通にヒーローも撮れていると思うんですよね。特に巨大ヒーローという観点から見たらかなり完璧に近いように感じます。

このボール状の光線を投げるロッソのアングルやエフェクトの使い方やレッドキングに切りかかるシーンなんかお気に入りです。
特に後者は重厚さとスピード感のある、巨大ヒーローものとしては最高の撮り方だと私は思います。
では今回はこの辺で




では皆さん、またいつか


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