ひとりでのんびりくらし

最近は節約ブログになりつつある、アラサー会社員の日常です

「革命前夜」読了

2020-09-24 14:31:42 | 日記

 すごくおもしろかったです。買ってよかったです本当に。こんにちは。

 

 というわけで、積読1冊解消しました。

 

 

 読んでたら面白すぎて深夜になってた!

 

 秀才バイオリニストのイェンツが好きです。

 後半は彼の魅力が溢れに溢れ、本を開いては閉じ、開いては閉じでゆっくりとしか読めませんでした。

 魅力というか威力というか~~…………終盤のやりとりは最高でした。

 

 というか、そうだ大事なことを書いてなかった。

 こちらは東ドイツを舞台にした話です。国民の監視者・密告者であるシュタージがいる、東ドイツ。

 全然知識のない私も、あまり状況を掴めていない主人公・眞山と一緒になって、がんがんあの国に揉まれました。

 

 土地は荒んでるし、思うように学業(眞山、というかメインキャラはみんな音大生)がこなせないし、他の留学生はきついし、監視の目はあるし……

 

 それにしたって、ヴェ、ヴェンツェルてめえ~~~~性格悪いけど出す音がいい、最悪、マジ天才、クズ、ドクズ…ってなりながら、眞山とうだうだする時間もあります。

 性格が悪いというか、目的のために手段をあまりにも選ばないんですよね。口は悪いし、遠慮を知らない。

 けど信念がある。

 

 うーん、これやっぱり性格悪い。タチが悪い。

 でも彼の出す音と同じで、キャラ達と同じように、読者もきっと惹きつけられるんですね。

 

 物腰柔らかで、つかみどころのないイェンツとは違った魅力があります。

 こうして感想を文章に起こしやすいのはヴェンツェルだし。

 なんというか、押し寄せるヴェンツェルと、引き込むイェンツだな~~と!

 

 

 あー……

 本当はメインのストーリーラインに関してもごちゃごちゃ書きたいんですが、ネタバレ避けるとキャラの魅力ばっかりになります。

 全部がすごく魅力的。

 

 クラシックに造詣0な自分にも楽しく読める演奏シーンも見どころだと思います。

 キャラが音楽を通じてコミュニケーションするんですね。

 一見ヴェンツェルはろくなことしてませんが、眞山含めメインキャラを引っ張っていく役割のようでした。

 

 いや本当にろくなことしてないんですが……

 

 

 ともかく、本当におなかいっぱい胸いっぱいな作品でした!

 

 

ラ・ファヴォール

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