1年の最大目標とも言える「シマノ鈴鹿ロードレース」。八月の最終土日にF1コースとしておなじみの鈴鹿サーキットを使って行われる国内最大級の自転車イベントです。60を越えるレースカテゴリーに延べ1万人を越える参加者が挑みます。
1日目の土曜日は私はオープンⅡクラスに参加。サーキットを3周回するレースです。
自転車レースはゴールが下りになっているとゴールスプリントの速度が上がりすぎて危険なので、サーキットを逆周りに使用します。
ゼッケン番号順にスタートラインに並びます。今回は116番だった私は後方からのスタート。この番号は申し込みのタイミングで決まるようで、もう少し遅めにしてれば2組目の前方に位置できたかもしれません。
以前はこのスタートで心拍数が上がってましたが、最近は落ち着きを身につけて穏やかな心でのスタート。力みが無くいい感じです。
スタートと同時にダッシュして、先頭集団に取り付きます。自転車レースは風圧との戦いなので、集団の中にいて前の人を風除けにしていないと話しになりません。
シケインを集団で抜けます。お互い声を掛け合いながら、一定の速度、ラインを守りながら走ります。
とにかく声を出しペースを合わせること、自分の存在を周囲に知らせることをやっていかないとお互い危険です。
オープンⅡクラスは私にとってはややレベルの高いレース。集団にはついて行けますが、集団をコントロールできる程ではない、といった感じです。
今回は先頭の人が速度を抑制していたのか、集団のペースが上がりません。私は先頭から2~30番手、集団中ほどでレースを進めます。
楽に追走できてましたが、速度が遅いということはレベルの低い人も集団についてこれてるというわけで。。。
ヘアピンを立ち上がり、デグナーカーブにさしかかります。ここは下りから繋がる左コーナーで、直角に近い角度。オーバースピードで突っ込めば曲がりきれません。
集団でコーナーへ。「落とせよ~」「右いるよ~」「はいはいはい~」とお互い声を出し合いながら、自分のラインを守りつつ曲がります。フォームが良くなったせいか、やはり去年までより高速で綺麗に曲がれるようになりました。
一定のラインでコーナリング。すると左にいた人が私の前をカットするように右前方へ。明らかにスピードが出すぎでコーナリングが膨らんでいます。「ああ、この人コース外に飛び出すなあ・・・」と思っていた瞬間。
自分がひっくり返っていました。
コッピははるか前方に飛んで行き、自分は右下に転倒。一瞬事態が飲み込めません。なぜ左コーナリング中に右からこける?さらに自分の後ろにも人が倒れています。
起き上がり、コッピを起こします。駆け寄ってきたコースマーシャル(係員。シマノの社員のようです)が「身体大丈夫ですか」と声をかけてくる。コッピを預け「チェックしてください」と頼んで自分は身体の各所をチェック。
頭を打ったようだが幸いヘルメットが守ってくれた様子。もっとも後から見たら側頭部がばっくり割れており、とんでもない衝撃がヘルメットに加わったようです。右ひじに大きな擦過傷。だがひじ、膝、腰は問題なく動く。まだいける。
後ろで転んだ人とちょっとお話。どうやらオーバーランしそうになった前の人が急ブレーキをかけたようで、私がそこに突っ込み、さらに後ろから突っ込まれた様子。
明らかな貰い事故だが仕方が無い。
後ろの人は早々にリタイヤを宣言し回収車に自転車を載せています。私はコッピを受け取ると素早くチェック。係員は「サドル曲がってますけど」ってあんたそんなことは見れば分かるんだよ。駆動系とか変速とかブレーキとかチェックしとけよ。とややいらいらしつつ、掌でサドルを叩いてまっすぐに戻す。外れたチェーンを掛け、クランクを回して変速チェック、ブレーキチェック。「走る曲がる止まる」は問題なく出来そう。
コースに復帰しようとする私に後ろの人が「え、行くの?」と。行きますよ。リタイヤはごめんだ。ここから一人でも喰ってやる、という気持で走り出しました。
後から聞いた話ではゴール後の私の顔は真っ青だったそうで、恐らく事故直後はもっとだったでしょう。見てた方は心配したでしょうね。
ホームストレートへ戻ると、3分遅れでスタートした同じオープンⅡクラスの2組目の先頭集団がやってきました。ここに喰らいつく余力はもはや無く、第2集団からもちぎれた人たちと引きつ引かれつしながら周回。
途中ペースのいい人が「後ろにつけ」と手招きしてくれて、しばらく引いてもらいました。が、その人を引っ張る力はもはやなく、ヘロヘロでゴール。
146人中116位でした。落車で2分から2分半ほどのロス、とんでもない消耗をしたことを考えればまあまあでしょう。
ゴール後メカニックブースにコッピを預け、メディカルで傷の手当てをしてもらいました。今年は晴天にしては事故が多かったようで、医療スタッフも忙しそうでした。
コッピも自分も大事無くて良かったです。
1日目の土曜日は私はオープンⅡクラスに参加。サーキットを3周回するレースです。
自転車レースはゴールが下りになっているとゴールスプリントの速度が上がりすぎて危険なので、サーキットを逆周りに使用します。
ゼッケン番号順にスタートラインに並びます。今回は116番だった私は後方からのスタート。この番号は申し込みのタイミングで決まるようで、もう少し遅めにしてれば2組目の前方に位置できたかもしれません。
以前はこのスタートで心拍数が上がってましたが、最近は落ち着きを身につけて穏やかな心でのスタート。力みが無くいい感じです。
スタートと同時にダッシュして、先頭集団に取り付きます。自転車レースは風圧との戦いなので、集団の中にいて前の人を風除けにしていないと話しになりません。
シケインを集団で抜けます。お互い声を掛け合いながら、一定の速度、ラインを守りながら走ります。
とにかく声を出しペースを合わせること、自分の存在を周囲に知らせることをやっていかないとお互い危険です。
オープンⅡクラスは私にとってはややレベルの高いレース。集団にはついて行けますが、集団をコントロールできる程ではない、といった感じです。
今回は先頭の人が速度を抑制していたのか、集団のペースが上がりません。私は先頭から2~30番手、集団中ほどでレースを進めます。
楽に追走できてましたが、速度が遅いということはレベルの低い人も集団についてこれてるというわけで。。。
ヘアピンを立ち上がり、デグナーカーブにさしかかります。ここは下りから繋がる左コーナーで、直角に近い角度。オーバースピードで突っ込めば曲がりきれません。
集団でコーナーへ。「落とせよ~」「右いるよ~」「はいはいはい~」とお互い声を出し合いながら、自分のラインを守りつつ曲がります。フォームが良くなったせいか、やはり去年までより高速で綺麗に曲がれるようになりました。
一定のラインでコーナリング。すると左にいた人が私の前をカットするように右前方へ。明らかにスピードが出すぎでコーナリングが膨らんでいます。「ああ、この人コース外に飛び出すなあ・・・」と思っていた瞬間。
自分がひっくり返っていました。
コッピははるか前方に飛んで行き、自分は右下に転倒。一瞬事態が飲み込めません。なぜ左コーナリング中に右からこける?さらに自分の後ろにも人が倒れています。
起き上がり、コッピを起こします。駆け寄ってきたコースマーシャル(係員。シマノの社員のようです)が「身体大丈夫ですか」と声をかけてくる。コッピを預け「チェックしてください」と頼んで自分は身体の各所をチェック。
頭を打ったようだが幸いヘルメットが守ってくれた様子。もっとも後から見たら側頭部がばっくり割れており、とんでもない衝撃がヘルメットに加わったようです。右ひじに大きな擦過傷。だがひじ、膝、腰は問題なく動く。まだいける。
後ろで転んだ人とちょっとお話。どうやらオーバーランしそうになった前の人が急ブレーキをかけたようで、私がそこに突っ込み、さらに後ろから突っ込まれた様子。
明らかな貰い事故だが仕方が無い。
後ろの人は早々にリタイヤを宣言し回収車に自転車を載せています。私はコッピを受け取ると素早くチェック。係員は「サドル曲がってますけど」ってあんたそんなことは見れば分かるんだよ。駆動系とか変速とかブレーキとかチェックしとけよ。とややいらいらしつつ、掌でサドルを叩いてまっすぐに戻す。外れたチェーンを掛け、クランクを回して変速チェック、ブレーキチェック。「走る曲がる止まる」は問題なく出来そう。
コースに復帰しようとする私に後ろの人が「え、行くの?」と。行きますよ。リタイヤはごめんだ。ここから一人でも喰ってやる、という気持で走り出しました。
後から聞いた話ではゴール後の私の顔は真っ青だったそうで、恐らく事故直後はもっとだったでしょう。見てた方は心配したでしょうね。
ホームストレートへ戻ると、3分遅れでスタートした同じオープンⅡクラスの2組目の先頭集団がやってきました。ここに喰らいつく余力はもはや無く、第2集団からもちぎれた人たちと引きつ引かれつしながら周回。
途中ペースのいい人が「後ろにつけ」と手招きしてくれて、しばらく引いてもらいました。が、その人を引っ張る力はもはやなく、ヘロヘロでゴール。
146人中116位でした。落車で2分から2分半ほどのロス、とんでもない消耗をしたことを考えればまあまあでしょう。
ゴール後メカニックブースにコッピを預け、メディカルで傷の手当てをしてもらいました。今年は晴天にしては事故が多かったようで、医療スタッフも忙しそうでした。
コッピも自分も大事無くて良かったです。