地球温暖化対策と称して、カーボンニュートラルとかLCA(Life Cycle Assessment)とか言われだし、化石燃料を使うのが悪の様な様相を示している。地球温暖化は事実であるが、それから発生してきたカーボンニュートラルとかLCAは、EUが仕掛けてきたスタンダードチェンジ戦略である。現在米国や日本に先を行かれている先端技術分野や工業生産分野で非関税障壁を作り、競争力を削ぐ戦略である。それを如何にも地球環境保全を目的にしているように装うのがアングロサクソン的である。
トランプはこの戦略に乗らなかったが、バイデンの民主党は乗ってしまった。こうなると日本も乗らざるを得ない。さて、LCAを考えた場合には、火力発電を行っていたのでは、国内で電気使用量の多い工業製品の生産はできなくなる。国内向けは良いとしても輸出には大きな足枷となる。結果として自動車や工作機械などの輸出が難しくなる。
トランプはこの戦略に乗らなかったが、バイデンの民主党は乗ってしまった。こうなると日本も乗らざるを得ない。さて、LCAを考えた場合には、火力発電を行っていたのでは、国内で電気使用量の多い工業製品の生産はできなくなる。国内向けは良いとしても輸出には大きな足枷となる。結果として自動車や工作機械などの輸出が難しくなる。
これを解決するためには、発電を火力以外にシフトする必要がある。ここまでは一般の経済記者も理解しているようだが、①日本には洋上風力も含めて風力発電の適地が極めて少ない。②太陽光発電を増やすためには発電量変動を少なくするための発電源が必要。と言う観点を理解していないようである。
現実解として原子力発電の増加しか無いのであるが、反原子力教団が強力な日本で、果たしてそれが可能なのか?原子力発電を増やさないと、工業製品の輸出は壊滅する。または壊滅しないように、メーカーは生産地をLCAに優れた土地へ移り、国内産業が壊滅するでしょう。
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