隠れ家-かけらの世界-

今日感じたこと、出会った人のこと、好きなこと、忘れたくないこと…。気ままに残していけたらいい。

「40%は無理っす」って言ってくれたなら~「古紙配合率」偽装問題?

2008年01月19日 16時44分44秒 | 日記
■2008年1月19日 (土)  紙とかプラスチックとか


▼「40%は無理っす!」
 ベランダの大きな窓から外を見ていると、日差しがあふれて春の匂いさえしてくる。でも実際に外に出てみて、ひえ~っと縮み上がった。寒い!
 でも、地球の温暖化とか、「今年も暖冬?」というニュースを聞く身としては、この冬らしい寒さはちょっとホッとする。そう言ってみたけど、相手の賛同は得られなかった。そういう問題じゃないそうだ。

 環境問題に積極的に取り組んでいる、というタイプじゃないけど、でもできることはしようよ、と取り組んだ「ゴミの分別」には見事にはまってしまった。
 資源ゴミをこまめに選別すれば、可燃ゴミ、不燃ゴミはビックリするくらいに減量となって、それが摩訶不思議な快感になったみたい。もう何年になるだろう。資源ゴミを出したあとのさっぱりしたキッチンを、ちょっと眺めているのも悪くない。
 仕事柄、紙をたくさん使うので、事務所から出る紙の資源ゴミもハンパじゃない。裏コピーに使用したあとの紙が1カ月に大量に出るくらい。
 でも、どうなんですか、ここ最近の報道。「再生紙が使われています」といううたい文句で発売された年賀はがきの古紙の配合率に偽装があったって…。40%のはずが半分以下とか、数%程度とか。
 でもなんとなく食品偽装なんかと違って、イマイチ怒りが湧いてこないのは、製紙会社側が言う「古紙を40%も混ぜたら品質を保てない」という事実。これが本当なんだとしたら(古紙はパルプより高いから、というのが理由ならちょっと問題は別になってくるけど。報道ではその当たりがちょっと不鮮明。っていうか、よくわからないってこと?)、怒りというより力が抜けたっていう感じかなあ。
 製紙会社がみ~んな同じことをしていたんなら、どこかが正直に「無理っすよ、そんな40%なんて」とか「白くなくていいんですか? ちょっとベージュっぽくなるけど、それでいいなら守りますよ、40%」とか、言ってくれればよかったのに。
 日本郵便に申し入れても、「んじゃ、ほかに発注しますっ!」などとなるなら、こういうときこそメディアを使って、あるいは製紙会社全体で共闘を組んで(ま、これができたら問題はないわけで、難しいんだろう、ということはわかるけど)、「40%無理ですキャンペーン」を繰り広げれば、きっと私たちは言うよ、「いいよいいよ、多少ベージュがかっても。真っ白よりベージュっぽい色のほうが字がきれいに見えるんだよね」とか、また品質っていうのが紙質だとしたら、「どうせ何年もとっておくものじゃないから(そういう人もあるでしょうから、それはすみません)、多少フニャフニャでもOK」なんて言ってあげられたかもしれないのに。
 つまり「ウソ」をつくな!ってことなんだよなあ。
 
▼「ゴミ分別マニア」としては…
 それにしても、コピー用紙の再生紙も古紙配合率に問題があるみたいだし…。今朝も紙の資源ゴミを大量に出したばかりなんだけど、あの古紙たちは実際、どこでどんなふうな運命をたどるんだろう。ひょっとして、こんなふうに資源ゴミなんて分別せずに可燃ゴミで出しちゃったほうが問題は起こらないってことなのかなあ、私のしていることは無意味なの?なんてむなしくなっちゃいますね。
 プラスチックも燃やしちゃって大丈夫とか言いだして、あれを聞いたときはびっくりだった。私が無知なだけなんだろうけど、燃焼技術が進んでダイオキシンの問題もクリアになったとか、いやいやまだ不安は残っているとか、そんなこともいろいろ言われてて、イマイチ真実が見えてこない。
 「サーマル・リサイクル」の理念は、清掃工場の熱で温水プールの熱源や冷暖房のエネルギーにするとか、取材先で何年も前にレクチャーを受けたし、私自身もとある自治体の清掃工場脇のプールを利用していたこともあるけど、いよいよ廃プラスチックもその対象になるってことですよね。埋めるにはもう場所のないみたいだし。ホントに安全なんですか?

 ああ、これはいい方向に進んでいく前触れとしての不調和なんだろうか。それなら、ま、いいんだけど。なんとなくすっきりしないことが多くて、「ゴミ分別マニア」(マニアかよっ!)としては、先行き不安というより、なんか空しいんですけど…。ウーン。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 百年前の食卓 | トップ | 「母は僕のうそを信じたまま... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。