隠れ家-かけらの世界-

今日感じたこと、出会った人のこと、好きなこと、忘れたくないこと…。気ままに残していけたらいい。

「この人がどうにか変わることができるの?」

2021年05月15日 15時12分02秒 | テレビにプチコメント

2021.05.15(土)



 去年の今ごろは、今我慢すれば、夏には老いた母たちに会って、美味しいものを前に話ができるかな、と思っていた。
 去年の秋には、もううんざりだけど、でもそろそろワクチンに期待して、来年の夏には長めの休みをとって旅行できるかな、と思っていた。
 どれも叶わぬままに、次の次の季節に行きそうだ。

 神奈川に住む70代の知り合いの男性にご機嫌うかがいの電話。
 いつも穏やかな彼は、一人暮らしの様子を真面目に話し、変わらぬ優しい声で私の母の様子を気遣ってくれた。
 ワクチンのことを尋ねたら、主治医が対応してくれるとのことで、ちょっと安心。
 来週には母のオンライン面会を予約したので、彼の言葉を伝えよう。

 そういえば、亡くなった弟の元妻が、得意のパッチワークで薄紫のステキな小袋を母に作ってくれた。
 これをもって外出できる日が必ず来ますように。

 母の友人の家族から、友人が亡くなった、という知らせをいただいた。去年の秋に二人、そしてまた一人。
 オンライン面会で知らせるのは躊躇して、まだ伝えられずにいる。
 母が尋ねない限り、黙っていたほうがいいのかな、とも思う。
 でも年老いても、母の人生は母のものだ。私が気遣って、事実を隠しておくのは傲慢な気もする。いや、理屈じゃないでしょ。知らなくていいことは隠しておいてもいいのでは?と問う私もいる。
 私だったら、勝手に気遣って隠されたりしたら心外だと思うだろう。でもそれも今の私だからか。母の年齢になったら、そんな意識はなくなるのか。
 そういうことも、私には未知の世界で、だから迷う。

 そんなことばかりだ。


■『今ここにある危機とぼくの好感度について』
 録画ばかりでまだ見ていないドラマが溜まってきた。
 『コントが始まる』(期待大)、『私の夫は冷凍庫に眠っている』(相方が、実はちょっとだけホラー好きで本仮屋ユイカちゃんファン。私はホラーはダメ。新聞のコラム欄の評を読んだだけで「無理無理」と)、『大豆田とわ子と三人元夫』(まだ1回しか見ていない)などなど。
 
 『今ここにある危機とぼくの好感度について』は第1回、第2回まで見た。
 https://www.nhk.jp/p/ts/J94YJZG3V6/
 長めのタイトルから期待度が高まっていたが、それを上回るおもしろさ。
 松坂桃李演ずる主人公が20数年かけて身に着けた処世術の悲しいほどの徹底ぶり。この人がどうにか変わることができるの?と思わせるおかしさ。だけど、私の中にも存在する「あるある」に気づいて自分が情けなくなったり。
 脇の理事たちの、これでもかこれでもかと畳みかけるようなキャラの濃さ。
 教育者としては魅力的なのに、なんで総長に?という残念なほど優柔不断な教授(松重さん全開!)
 
 そんな中で、テレビで久々の鈴木杏さんが、重い背中を見せつつも凛として歩くかっこよさ!
 ポスドクの彼女は内部告発の末、高速バスで地方の街に去っていったけれど、単なるゲストなの? 再登場の予感と期待で、気持ちが高まっている・・・。
 鈴木杏さんは、舞台の『sisters』の印象がいまだ鮮烈です(ココ)。


                              

          
 イライラして、ついつい小さなことにも目くじらを立てることがある。
 言葉が荒くなったり、反対に人の言葉がいつもより強く感じられたり・・・。
 気持ちを発散することが少しだけ難しくなっているかも?
 それもこれも、野党の質問にまったく真正面から答えない総理や、医療機関の危機的状況を訴える舌の根も乾かぬうちにパーティーの発起人になっていた医師会のトップとか・・・と、人のせいにする私も私か?

 いつもと少し違う部屋の光景に、ちょっとだけ穏やかに落ち着こうか。
 

 なんて・・・。


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