隠れ家-かけらの世界-

今日感じたこと、出会った人のこと、好きなこと、忘れたくないこと…。気ままに残していけたらいい。

たまにはメジャーなやつを!~80年代邦楽ロックで漫遊です

2020年02月26日 02時12分28秒 | スピッツ

2020.02.23 21:00~
「草野マサムネのロック大陸漫遊記」
 at TOKYO FM


 去年、草野くんがはまった本『ファンシー絵みやげ大百科』。
 80~90年代の全国観光地で販売された「ファンシー絵みやげ」が紹介されているムック。
 (「ファンシー絵みやげ」というジャンルがあるんですね~)
 
 ファンシー絵みやげって現在は絶滅危機に瀕しているそうで、本書は著者の山口メロさんが集めたファンシー絵みやげの「歴史的な資料」だそうだ。
 リアルタイムでは、「キラキラしてバブリーで・・・」というものを忌み嫌っていた草野くん。でも「この年齢になると懐かしさ補正も加わって、見ているとなんだかいとおしくなっちゃう」らしい。
 「今人気がない!」というところも、へそ曲がりの彼が惹かれる要素だそうです(笑)。
 草野「この番組も、今主流じゃないものにできるだけ光を与える感じでやれたらな、と思っていますが」

 そして、今日のテーマは、そんなファンシー絵みやげ全盛期のころに流れていたであろう、「80年代のメジャーな邦楽ロックナンバーで漫遊記」。
 当時は演歌や歌謡曲がまだ強い時代で、ロックな楽曲がチャートに食い込むのはなかなか大変だった時代。
 (記憶があやふやだけど、歌謡曲とかフォークっぽい曲が多かったのは覚えているかな)
 そんな時代にオリコンチャートの左側(見開きで、1~50位の曲が並んでいた)に載った曲からの1時間。
 先週は、「かな~りマニアックな曲」だったので、今週は「メジャーなや~つ」を!


 オンエア曲
 01 恋のうた(スピッツ)
 02 い・け・な・いルージュマジック(忌野清志郎 & 坂本龍一)
 03 すみれ September Love(一風堂)
 04 わがままジュリエット(BOΦWY)
 05 Boys Jump The Midnight(THE STREET SLIDERS)
 06 リンダ リンダ(THE BLUE HEARTS)
 07 肉のうた(The ピーズ)
 08 なんだったんだ?7DAYS(BARBEE BOYS)


 漫遊前の一曲は、スピッツで「恋のうた」(1991年、2ndアルバム『名前をつけてやる』)。
 80年代に作った曲だけど、「スピッツはまだアングラ的なバンドでした」と。
 好きな人多いですよね。
 まだ横顔のほっぺがプクプク?していたころのボーカルの声がかわいいですね~。
 リクエストされた方は昨年の結婚式の入場の際の曲にこの曲を流したそうです。「念願かなって」と。
 またキックボクサーで、試合の入場曲にも使っていたとか。
 草野「女性のキックボクサーということでしょうか。惹かれます・・・」

 そして最初の曲は、「時代の寵児のお二人のコラボレーション」、忌野清志郎 & 坂本龍一で「い・け・な・いルージュマジック」(1982年)。
 オリコン1位、「あの頃を象徴するナンバー」。
 草野くんが中学のころ、「めちゃめちゃ流行ってました」。
 

 当時は「洋楽にシフトしていた」草野くんでも、「好きな女の子が聴いてたりしたら、やっぱり聴くよね」。
 今聴いたほうがかっこいいし、「(時代の)先取り感あるよね」と。
 資料によると、資生堂サイドからは「ステキなルージュマジック」というコピーが提案されていたようだけど、二人の独断で「い・け・な・い」に。
 クライアントの上層部にこの変更を納得させるのが大変だったとか。
 草野「ステキな・・・では弱いよね。この時代に、『ステキな』を『いけない』にかえるセンスってすごいよね」

 次は、一風堂の「すみれ September Love(1982年、6thシングル。オリコンチャート2位)。
 音楽プロデューサーでありギタリストの土屋昌巳さんのバンド。
 スピッツではテツヤくんがお世話になっていて、「ライブにも足を運んでくださる」と。
 この曲はSHAZNAがカバーしてヒットしているので、「若い人も知っているかも。当時のニューロマンティックなステキな曲」と。
 カネボウのCMに使われていて、「ブルック・シールズ」が出ていた。
 これだ!!
 1982 カネボウ レディ80

 ラーメンの「一風堂」は、創業者がこのバンドのファンで、そこから命名したとか!
 草野くん、福岡の人間としては、豚骨ラーメンを食べたくなったときは訪れるそうです。

 次は、「めちゃめちゃメジャーな」BOΦWYの「わがままジュリエット」(1986年、3rdシングル。オリコンチャート39位)。
 『ロック大陸』っぽくない?というくらいメジャーすぎるかも。
 草野くんの高校生のときのバンドのギター(草野くん本人はギター & ボーカル)が布袋寅泰さんの大ファンで、「BOΦWYを聴かされてた」。 
 そのとき、その友人の家でお母さんが出してくれたお茶やおせんべいで聴いていたなあ、という思い出の曲がこれだそうです。
 (そんなに聴いていても、BOΦWYのあとを追い求めることはなかったということだな)


 メッセージコーナー。
 人生で後悔していることは「バンドを組まなかったことだけ」というリスナーさん。ずっとアコギの弾き語りの練習は続けている・・・と。
 バンド組みたいけど、どうすればいい?と。
 草野くん曰く、昔は楽器屋さんや雑誌で「メンバー募集」の情報が得られた、と。今ではありえないけれど、個人の住所や電話番号も載せていた、と。
 草野くんがスマホで調べたところ、そういうメンバー探しのサイトもあるらしく、「同じような音楽が好きなメンバーが見つかれば」と。あるいは知り合いの探りを入れてみるとか。最初はバンドの体裁が整っていなくても・・・。
 草野「オレも今、スピッツじゃないバンドを組むとしたら・・・。どうするかなあ」
 (いやいや、そんなこと考えなくていいから)

 ジャケ買いして大当たり!というテーマで特集を組んでみては?というご提案。
 この方はジャケ買いしたことはないけれど、ジャケットが気に入ったアルバムは聴いていてもしみ込んでいく効果が3割増し、とか。
 昔はラジオではジャケットの話はイメージを伝えるのも難しくて避け気味だったけど、「今はスマホなどで検索できるしね」と草野くん。
 草野「個人的には、マーカス・キーフの写真を使ったジャケットとか、ヒプノシスというデザイングループの制作したジャケットが好きです」
 ヒプノシスのジャケットのことは、ココでも語っていますね。
 マーカス・キーフの写真を使ったジャケットというと、ベタなところでサバスの『黒い安息日』でしょうか。
 

 そして次は、THE STREET SLIDERSの「Boys Jump The Midnight」(1986年、5thア『Angel Duster』/1987年、8thシングル)。
 高校生の草野マサムネくんの周囲で「異様に、というか非常に人気のあったバンド」。
 本人は当時は興味をもっていなかったが、「(彼らは)福岡人受けするバンドだったのかな」と。
 ところが、付き合いで参加した彼らのライブが「すっごいかっこよくて、記憶に残ってるんですよね」。
 曲もいいけど、「オーディエンスに媚びない感じがほかにはない。それが許されるバンドカラー、それがスライダースだな」。
 草野「今思うと、オレにはたどりつけない世界だったのかな」
(笑)

 次は、THE BLUE HEARTSの「リンダ リンダ」(1987年、デビューシングル/1987年、デビューアルバム『THE BLUE HEARTS』)。
 常々、あちこちで言っているけれど、「スピッツはブルーハーツのフォロワーとして誕生したバンド」。
 バイト先の女の子に、「草野くんの好きそうなバンドだから聴いてみ」ともらったテープがブルーハーツとの出会い。
 ライブ音源を何度もダビングしたもので音は劣化していたけど、「それでもそこから聴こえてくる音はすごくてぶっ飛んでしまった」。
 「こんなすごいバンドがいるなら、バンドやっててもしょうがないな」と思って、いったんバンドをやめてしまったという、「それくらいオレにはすごいバンド」。
 そのテープの中で、「リンダリンダ」ではお客さんの歌う声も入っていて、その熱気も印象的だったようで、草野くんは夜中にヘッドホンしながら歌ってたから、「そうとうやばい人に思われていたかも」と。
 (なんてシンプルで、そして実はとっても優しい音と言葉、そんなふうに感じていたっけ。
 「1987→」を聴くたびにこの曲がよみがえってくる私です)

 最後は、80年代すれすれのバンド、The ピーズで「肉のうた」(1989年、2枚同時リリースのデビューアルバム『グレイテスト・ヒッツ VOL.2』)。
 スピッツデビュー間もないころ、渋谷のライブハウス「ライブ・イン」で対バンしたことがあるバンド。
 (このライブハウスは渋谷駅のすぐ近くの細長い?ビルの上のほうの階にありました)
 草野「スゲーうまいんだけど、下品? いい意味で下品。3人で奏でるんですけど、ハンパないパワーで、かっこいい! ロックだなあ!と思ってました」
 ロフトの店長さんには、「おまえらもピーズを見て勉強しろ」とよく言われていたそうです。
 草野「そういう意味では、初期のスピッツのお手本みたいなバンド」
 (わかるような気がする。たぶんスピッツにいちばん欠けていたものをもっていたバンド?)
 2枚のアルバムがオリコンチャート29、30位にランクインして、「ピーズも遠いとこに行っちゃったなあ」と思った草野くんでした。

 特集の最後に。
 ほかにも、ボ・ガンボスとか、メジャーなところではプリンセスプリンセス、チェッカーズ、またサザンオールスターズという巨大な(笑)バンドもいて、「そのあたりは次の機会に」と。
 いつもの『ロック大陸漫遊記』とはちょっと雰囲気が異なって、「へ~」という新しい発見や感動は薄かったけれど、懐かしさが記憶の向こうから迫ってきました。



 そして最後は「ちょっぴりタイムマシン」のコーナー。
 曲は、今回のテーマに沿って、80年代のメジャーなロックナンバー、BARBEE BOYSの「なんだったんだ?7DAYS」(1986年、6thシングル)。
 草野「以前に、BARBEE BOYSのボーカル KONTAさんに声が似てるって言われてたことがあったんですが、今聴くと、(KONTAさんのほうが)全然パワフルだしエッジのきいた倍音の強い声をおもちだなと思いますけど」
 ツインボーカルの杏子さんは「低いレンジが豊かな稀有な女性ボーカリスト」と。
 草野「2人のボーカリストのケミストリーは今聴いても、すごく新鮮でオリジナルな世界だなあと思います」
 (なんだか、とても懐かしい。空に向かって突き抜けるような、ボーカルの声がどちらもすてきだ)

 予告!
 来週は「ツェッペリン風味で漫遊記」。
 ビートルズっぽくない? ニルヴァーナっぽくない?という曲は多々あり、ツェッペリンっぽい曲というのもたくさんある。
 「それほど影響力のあるバンドだったんだ」ということ。

 そんな中からかっこいい曲をセレクトして・・・ということです!!




 どうしよう、行っていいのかな、やめたほうがいいのかな、とか、会いたいけど時期をずらしたほうがいいんだろうな、ということが増えて、頭の上が重い日々。
 こういう個々人の判断だけでは事態は上向かないのでは?という気もしている。


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