隠れ家-かけらの世界-

今日感じたこと、出会った人のこと、好きなこと、忘れたくないこと…。気ままに残していけたらいい。

思春期の甘酸っぱい思い出が~サクソンで漫遊記

2023年10月09日 19時53分43秒 | スピッツ

2023.10.08
ロック大陸漫遊記
TOKYO FM




 10月2週目! (なんだか寒い!)
 「運転中の方、お仕事中の方、暇こいてる方、いろんなシチュエーションの方がいらっしゃると思いますが、ちょっとした息抜きにしていただけると幸いです」
 (今日は、そのどれでもないけど・・・)

 今夜の特集は、ワンアーティスト特集、「サクソン SAXON で漫遊記」。
 80年代に人気だった、イギリスのヘビーメタルバンド。
 「AC/DC同様、ギターリフで押しまくるスタイルがカッコいいが、AC/DCにはない、ちょっと湿り気があります。そのあたりがいかにもブリティッシュのバンドという感じでステキなんです」、そのへんがファンだそうです。


 セットリスト

 01 僕のギター(スピッツ)
 02 Heavy Metal Thunder(SAXON)
 03 Motorcycle Man(SAXON)
 04 747(Strangers in the Night) (SAXON)
 05 Sixth Form Girls(SAXON)
 06 And the Bands Played On(SAXON)
 07 Ride Like The Wind(SAXON)
 08 明日の向こう(After me)
 09 醒めない(スピッツ)


 漫遊前の1曲は、スピッツで「僕のギター」(2007年、12thアルバム『さざなみCD』)。
 「なんとなく秋も深まってきた感じで、この季節に聴いてほしいかな」と。
 当時、「ストリートで弾き語りをするとしたら、どういう曲がいいかな」というイメージで作ったそうです。
 (いい曲だなあ~。湿り気があって。最寄りの駅前広場の夕暮れに、この声でこの曲が聴こえてきたら・・・と想像してしまった。ワタシ、絶対に足を止めますよ、草野くん)

 最初の曲は、「SAXONと言えばこの曲だろう」ということで、「Heavy Metal Thunder」(1980年、3rdアルバム『Strong Arm of the Law 鋼鉄の掟 』)。
 雷鳴で始まり、中学生のころ、「ワタクシが最初に、このバンド、かっこいい!と思った曲。「ただひたすら単純なギターリフで押しまくる!」。
 ZO-3でリフを演奏して、「これがカッコいい!と思いましたね」


 ここで簡単にSAXONのプロフィールを。
 70年代初頭、南イングランドのヨークシャーの古い商業都市バーンズレイで、ライバルバンドでもあったCOASTとSOBという2つのバンドが同時期に解散。その後、それぞれのバンドのメンバーでSon of a Bitchを結成。これが放送禁止用語だったため、デビュー時にSAXONと改名させられたとか。
 モーターヘッドやイアン・ギランのフロントアクトとして注目を集め、徐々に人気バンドになり、1979年、アルバム『SAXON』でメジャーデビューする。

 草野くんが個人的に好きだったのは、「2ndアルバムと3rdアルバムと・・・、4枚目までかな」。1stアルバムは、まだ方向性が定まっていなくて「中途半端な印象を受ける感じだった」。
 なので、今回は主に、お気に入りの3枚からの選曲になる、と。


 次は、「Motorcycle Man」(1980年、2ndアルバム『Wheels of Stee 暴走ドライビング』)。
 SAXONは、メンバー全員がバイクに乗っているアー写があったりして、「バイク乗りからの支持も高かった」ようだ。
  
 (こういうのかな?)
 ボーカルのエコー感が「いかにもイギリスのメタルバンドという感じで、これにAC/DCとは違うウェット感、湿り気を感じますね」。
 ボーカルのビフ・バイフォードさんの声は「シャウト系ではなく、ハイトーンで艶のあるタイプ。これも大きま魅力」。
 この曲は、「オートバイの音から始まる」。
 『タモリ俱楽部』の「空耳アワー」では、この曲のサビで、みんなで海苔を食べながら、「海苔、サイコー♪」って。
 (聞こえた~!! 前から曲は聴いてたけど、そんなことは気づくはずもなく)

 そして、次の曲は、「747(Strangers in the Night)」(1980年、2ndアルバム『Wheels of Steel 暴走ドライビング』)。
 この曲は、「SAXONにしては、わりとメロディアス」と言って、リフを演奏。(カッコいい!)
 これは、有名な1965年のニューヨークの大停電で機能不能になった空港の上空で途方に暮れていた旅客機についての内容。なので、「747」はボーイング747のこと。実際には別の空港に無事に着陸できたとか。
 (内容はともかく、心地よく体に入ってくるサウンド)
Saxon - 747 (live '83)
 (YouTubeのコメントに、「SAXONは今でも多くの都市でライブをやって、ファンのことを忘れないところ、そして彼らの音楽が決して古くならないところが大好き」みたいなことが書いてあった)

 次は、「Sixth Form Girls」(1980年、3rdアルバム『Strong Arm of the Law 鋼鉄の掟』)。
 「この曲もリフがカッコいい」と演奏。
 内容は、「ロンドンの女子高校生と労働者の男子たちの恋愛風景を描いているのでは? かたいこと言わずに、みんな愛し合おうぜ・・・的な」。
 SAXONはイギリスの田舎町までツアーで回り、広く若者にアピールしていたバンドなので、「歌詞もあまり小難しくない、『バイクでぶっとばそうぜ』とか『イカしたあの娘をくどこうぜ』みたいな・・・」。「この曲もたぶんそんな感じの内容なのでは?」と
 (サビのメロディーがちょっと耳の残る心地よさ)


 メッセージコーナー。
 草野くんも集めている箸袋の話。
 NHKの『阿佐ヶ谷アパートメント』で、「60年間で2万本の箸袋を集めている」90歳の方を紹介していた。もちろん草野くんも「見ていました」。
 ただ集めるだけではなくて、いろいろ編集したりまとめ方を工夫したりして楽しんでいるご様子。
 草野くんは子どものころ箸袋を集めていて、「今でも集めている人がいるのかな?」と検索して行きついたのが、「箸袋友の会」。
 趣味だけで集まっているって「楽しくてうらやましいですよね。歌うたったりして」。
 以前の放送がきっかけで会から送られたファイル、「今年になって、ずいぶんたまりました」。
 草野くんの場合は、今は「ツアー先で食べたお弁当についている箸の袋がメインで、やっぱり旅の思い出になっていますね。高知の(くいしんぼ)如月のお弁当食べたなあ、とか、帯広で豚丼食べたなあ、とか」。
 箸袋を見ながら振り返る、というのが楽しい趣味になっている、と。
 草野くんにとっては、「大人になって初めてのコレクション」。
 いろんな人から箸袋をもらったりして、「ありがたいんですけど、あくまでも自分の旅の思い出として」の箸袋コレクションだそうです。


 次は、「And the Bands Played On」(1981年、9thシングル/1981年、4thアルバム『Denim and Leather』)。
 「このアルバムタイトルが、メタル!って感じですよね」、『デニム & レザー』!
 このアルバムがリリースされたころ、「ボーカルのビフさんが襟だけ白いダブルの革ジャン着てて、これ、カッコいいなあと思って憧れていた」。
 大人になって、ロックファッションの店で見つけて試着してみたけど、「絶望的に似合わなかったですね」(笑)。
 「ロン毛で長身のロックボーカリストのほうが似合うのかな・・・」(未練があるのか・・・)
 そして、専門的な話として。
 以前にスピッツのレコーディングで、「ひずみのパワーコードで、こういう音がほしいな」となったときに、この曲を参考にしてギターテクの人に相談したことがあるが、「なかなかたどり着けなかった。ホントに好みのタイプのギターサウンドで気持ちがいい」と。
 のちのちYouTubeで見たら、「使っているギターがシングルコイルのギブソンSGだった」。草野くんも最近、購入したそうだけど、「それくらい好きなギターサウンドです」。
 (音にこだわる姿勢がスピッツの未来を約束している。ベースの音も心地よい)
 「このタイプの曲が、ノーランズなどの曲に交じって大ヒット!というところが、イギリスってロックの国だなと思います」と。

 最後は、「Ride Like The Wind 風立ちぬ」(1988年、9thアルバム『Destiny』)。
 「美声のシンガー」、クリストファー・クロスさんの大ヒット曲のカバー。
 「SAXONのボーカル、ビフさんの声がぴったりで、意外な一面を見せてくれた」と。
 強面の人が思いがけずスイーツが好きだったりとか、わりと怖そうな人だけど文字がきれいだったりとか・・・、「そういうの、あるじゃないですか。そういう感じだね」。
 歌の内容は、逃亡者! 「メタルアレンジには合っているのかもしれない」ということです。
christopher cross & michael mcdonald - ride like the wind (l
 (クリストファー・クロスのライブから。以下は、SAXONのMV)
Saxon - Ride Like The Wind (Official Video HD)

 SAXONは「今も元気に活動されていて」、昨年リリースのアルバムも全英17位とヒットして、「変わらずに人気があるんですね。ボーカルのビフさんは今、魔王さまのようになっていて、カッコいいです」。


 特集の最後に
 SAXONのメンバーたちは「デカいバイクにまたがっているイメージ」なんだろうけど、草野くんにとっては、思い出すのは、チャリで田んぼの中の道を走っていた中学生時代の雰囲気。「そういうときに聴いてたから」。
 今ではそのあたりも、マンションが建ち並ぶ住宅街になっているけれど、「なんとなく思春期の甘酸っぱい感じが蘇ってきました」と。
 (そういう曲って、誰にもありますよね)


 最後はこのコーナー、「ちょっぴりタイムマシン」。
 今日は、After meの「明日の向こう」(1999年、メジャーデビューシングル)。
 (イントロは、「放浪カモメはどこまでも」。)
 After meは、90年代後半に話題になった四人組のバンド。「シンプルなバンドサウンドで、メロディアスな歌が売りでした」
 当時、「ポスト・スピッツ」とか言われていて、「マサムネくん、どう思う?」ときかれることもあったが、「そこまで似てないんじゃない?」と思っていた。「After me独自の良さがあるし、スピッツよりももっと繊細な感じかな」とか。
 (個人的には、似ているとは思わなかったけれど)
 最近サブスクで聴けるようになって、「カテゴリーでいうと、スピッツと同じ括りに入っちゃうかもしんないね。当時スピッツに似ていると言っていた人の気持ちもわかるかな」。
でも、「スピッツより、その後出てきたフジファブリックやback numberなんかに通じるところがあるかな。今ならもっと人気が出てたかもしれない」。
 そして、「埋もれさせるにはもったいない曲がたくさんあるバンドです」と。
"レインボーチェイサー" After me


 来週の特集は、「お待たせしました」、リクエスト回、「あなたの好きなギターソロリクエストで漫遊記」。
 ジミー・ページやイングヴェイ・マルムスティーンなどのリクエストがくるかと思ったら、「オレも知らなかった、あんな曲、こんな曲のリクエスト、たくさんいただきました」。
 (期待してしまう!)

 「草野さん、このポン酢、マジめっちゃ旨いっす。オススメです」


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