隠れ家-かけらの世界-

今日感じたこと、出会った人のこと、好きなこと、忘れたくないこと…。気ままに残していけたらいい。

「銃はいらないよね」と「いてくれるだけでいい」~2007年4月17日~

2007年04月17日 23時37分13秒 | 日記
 スピッツの『ルキンフォー』を大音量で聴きながら帰ってきて、夕刊を広げて、ああ…、とため息。平穏な地球なんてありえないんだと、当たり前のことを思う。
 そして、ステキな言葉にも出会いました。

●人間の生活に銃は無用だという、当たり前のこと
  アメリカのバージニア工科大学の銃乱射事件。まだテレビのニュースは見ていないけれど、死者は32人にも及ぶという。
 容疑者は自殺してしまったというし、今の時点では何もわからないけれど、またか、という言葉を発したのは私だけではないだろう。
 アメリカでも銃の規制運動とか、反対運動が起こっていることはきいているけど、結局何も変わっていないんだ。
 人間はそんなに賢くもないし、冷静でもないし、穏やかでもない。もともとは獣みたいに、攻撃したり、防御といって過剰な行為をしがちな生き物だ。そういう人間に銃なんか持たせてはいけない。私たちは、そんなに大した存在じゃないんだもの。

●「いてくれるだけでいい」
 『朝日新聞』夕刊の「人脈記」。今回は「ありのまま生きて」と題して、昨日から障害者の方の人生を取り上げている。
 今日の記事も胸にしみいった。
 盲ろう(目が見えず耳が聞こえない)の東大准教授の福島さんは奥さんに言う、自分は盲ろうから逃れられないけれど、健常者である妻の光成さんは逃れようと思えば逃れられる
、「だから君は葛藤が大きいだろうね」。
 こんなステキなことをいつも言ったり思ったりできるわけではないだろう。平穏な日々だけじゃない、闘いの毎日だろうし。ストレスから「適応障害」と診断されたこともあるという。
 それでも、自分は夫のために何も役に立てないと思った妻が「別れ」をきりだしたとき、「何かしてくれるからではなく、ただ生きて存在しているだけでいい。一緒にいたい」と告げたという。
 これ以上の言葉はない。この世に人として生まれてきたなら、こういうふうに誰かに言える人生を歩みたい。言われるのではなく、言える人生を歩みたい。
 そう思った。

 いろんなくだらないニュースばかりがメディアを走り、傲慢な発言やごまかしの政治家が平然と生きていたりする。お金がいちばんなのかなあ、とつい思ってしまうこともある。
 決してきれいな心なんてもっていない、ズルイいい加減なワタシでも、ときどきこうやってわが身を振り返らせてくれる人たちに出会うと、人間って捨てたもんじゃないな、とか、がらにもなく真摯に思ったりします。
 明日はちょっと違うワタシでいたいな、とか…。

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