■スピッツの世界⑤ 「正夢」 (2007年10月19日 J-WAVE 「BOOM TOWN」より)
最終回の今日は、今日は、2004年11月にリリースされ、アルバム『スーベニア』に収録されている 「正夢」。
○「どんどん商店街」
「正夢」をリリースした当時、ちょこちょこインタビューを受けたり、こうやってラジオに出させていただいたりしたときに、曲紹介などで、「スピッツで『正宗』」(笑)とまちがえている方が多かった記憶があります。
歌詞の中に「どんどん商店街」という言葉が出てくるんですけども、これは「どんどん 商店街を」という文脈なんですけども、「どんどん商店街」というのが神奈川県にあるらしいです。ま、これはちょっとした豆知識なんですけども。
あと、この「正夢」は「めだか」というドラマで使っていただいて、個人的にもすごくはまって見てたドラマだったんで、思い出深い1曲になっています。
クリス智子さんによると、「どんどん商店街」は横浜市南区にあるそうです。
あの当時、FM横浜の番組で、リスナーからの情報だったか、パーソナリティーからの情報だったか、「どんどん商店街」のことを聞いて、「えっ!」と驚いていたメンバーを思い出します(笑)。
「めだか」では、終わりに近づいて、ちょっと感動的なシーンで効果的に「正夢」が流れてきて、すごくマッチしてましたよね。
それから、FUJIフィルムのコマーシャルもよかったなあ。宮里藍ちゃんのコメントもステキで映像も記憶に残っています。音楽が映像を盛り上げるさまを目の当たりにしました。結構長く使われていたかな。
そうそう、「正夢」と言えば、「正夢は見たことありますか?」という質問に、ずっと「ないんですよ」と答えていたんだけど、途中で崎ちゃんがらみのエピソードを思い出して、それからはそのエピソードを話している、とも言ってたような。夢でヘビメタだかハードロックだかのドラマーがバンドに入る夢を見て、そのすぐあとに崎ちゃんがヘルプで入った、という例の話です。
「正夢」の歌詞もいいですよね。最初の「はねた髪のまま~今朝の夢の残り抱いて」のところ、思うようにならない思いを抱きながら白い息を吐いて街を駆けていく男の子の姿が鮮明に見えてきて、好きなシーンです。
クリス智子さんは、「ずっと まともじゃないと~」のところが印象的、と言ってました。
私も、違う意味でかもしれないけれど、好きなフレーズです。
「まとも」という言葉の使い方が結構いいですよね。「HOLIDAY」(アルバム『ハヤブサ』)では、「もしもキミに出会わなかったら もう少しまともだったのに」と歌っています。
すっごく「変態」でもないし、激しく「まともじゃない」わけではないけれど、ちょっとヘン。その「ちょっとヘン」がスピッツの曲のすべて(と言ってもいいかな)を彼らの色に染めているような気がします。そして、そこが好き。
自分のことを「結構まとも」と思っている人にも届いて、心地よくさせてくれるんだと思います。言い切ってはいけないな。みんなそれぞれなんだし。
というわけで、「スピッツの世界」はこれでおしまい。
最終回の今日は、今日は、2004年11月にリリースされ、アルバム『スーベニア』に収録されている 「正夢」。
○「どんどん商店街」
「正夢」をリリースした当時、ちょこちょこインタビューを受けたり、こうやってラジオに出させていただいたりしたときに、曲紹介などで、「スピッツで『正宗』」(笑)とまちがえている方が多かった記憶があります。
歌詞の中に「どんどん商店街」という言葉が出てくるんですけども、これは「どんどん 商店街を」という文脈なんですけども、「どんどん商店街」というのが神奈川県にあるらしいです。ま、これはちょっとした豆知識なんですけども。
あと、この「正夢」は「めだか」というドラマで使っていただいて、個人的にもすごくはまって見てたドラマだったんで、思い出深い1曲になっています。
クリス智子さんによると、「どんどん商店街」は横浜市南区にあるそうです。
あの当時、FM横浜の番組で、リスナーからの情報だったか、パーソナリティーからの情報だったか、「どんどん商店街」のことを聞いて、「えっ!」と驚いていたメンバーを思い出します(笑)。
「めだか」では、終わりに近づいて、ちょっと感動的なシーンで効果的に「正夢」が流れてきて、すごくマッチしてましたよね。
それから、FUJIフィルムのコマーシャルもよかったなあ。宮里藍ちゃんのコメントもステキで映像も記憶に残っています。音楽が映像を盛り上げるさまを目の当たりにしました。結構長く使われていたかな。
そうそう、「正夢」と言えば、「正夢は見たことありますか?」という質問に、ずっと「ないんですよ」と答えていたんだけど、途中で崎ちゃんがらみのエピソードを思い出して、それからはそのエピソードを話している、とも言ってたような。夢でヘビメタだかハードロックだかのドラマーがバンドに入る夢を見て、そのすぐあとに崎ちゃんがヘルプで入った、という例の話です。
「正夢」の歌詞もいいですよね。最初の「はねた髪のまま~今朝の夢の残り抱いて」のところ、思うようにならない思いを抱きながら白い息を吐いて街を駆けていく男の子の姿が鮮明に見えてきて、好きなシーンです。
クリス智子さんは、「ずっと まともじゃないと~」のところが印象的、と言ってました。
私も、違う意味でかもしれないけれど、好きなフレーズです。
「まとも」という言葉の使い方が結構いいですよね。「HOLIDAY」(アルバム『ハヤブサ』)では、「もしもキミに出会わなかったら もう少しまともだったのに」と歌っています。
すっごく「変態」でもないし、激しく「まともじゃない」わけではないけれど、ちょっとヘン。その「ちょっとヘン」がスピッツの曲のすべて(と言ってもいいかな)を彼らの色に染めているような気がします。そして、そこが好き。
自分のことを「結構まとも」と思っている人にも届いて、心地よくさせてくれるんだと思います。言い切ってはいけないな。みんなそれぞれなんだし。
というわけで、「スピッツの世界」はこれでおしまい。