隠れ家-かけらの世界-

今日感じたこと、出会った人のこと、好きなこと、忘れたくないこと…。気ままに残していけたらいい。

「オレはやっぱり短い曲が好きなんだな」~2分のロックナンバーで漫遊!

2021年05月05日 19時24分43秒 | スピッツ

  2021.05.02
「草野マサムネのロック大陸漫遊記」
     FM TOKYO




 草野くんが最近ちょっと気になった話題。
 林修さんとダルビッシュ有選手の対談での「昨今、野球をする子どもが減ってきたのは、坊主頭の強制などの古い習慣が原因になっているのでは?」。
 たしかにそれもあるかもしれないし、野球は道具をそろえたりするのにお金がかかるから、昔なら即野球というくらいフィジカル面で優れた子が「グラウンドや道具のいらないダンスやパルクールなどに流れる傾向はあるよな」と。
 草野「これは世界的に見てもバンドサウンドが下火になってきている状況とも近いかな?」
 ギターもベースも、ましてやドラムも買うとなるとそこそこするし、練習するためのスタジオ代も必要・・・。「今ならスマホやタブレットで音楽作れちゃうし」。
 草野くんも今ならば「アプリで曲を作っていたかも」。
 (スピッツ、80年代に結成でよかった・・・)
 草野「時代の流れなのかもしれないけど。でも『バンド、楽しいよ!』とバンドブーム世代を代表して言っておきたいと思います!」
 (バンドブーム、万歳! お、また野球ネタ?と思った導入から、思わぬところに進んでいきました)

 そして今回は、【2分のナンバーで漫遊記】。
 もともと短めな曲推しの草野くん、「なかでも2分前後の曲は、もう少し聴いていたかったのにな、と思わせるところがたまらない」。
 短めではあっても、ちゃんとイントリ~Aメロ~サビという構成をもったロックナンバーを、例によって「草野目線」で彼のプレイリストからの選曲。
 ビートルズやストーンズにも短い曲はあるけれど、「そのへんは天邪鬼なロック大陸なので入れていません」。
 (ハハハ、そうだろう。イントロはないけれど短めな曲でビートルズの「I Will」を思い出した私は、あとで勝手に聴いてきます)


 オンエア曲
 01 花泥棒(スピッツ)
 02 Look Through Any Window(The Hollies)
 03 Try It(The Attack)
 04 Evening Gown(The Left Banke)
 05 I'd Rather You Leave Me(The Choir)
 06 Hello There(Cheap Trick)
 07 Heartbeat(The Knack)
 08 No Action(Elvis Costello & The Attractions)
 09 Murphy's Law(Murphy's Law)
 10 Get Free(The Vines)
 11 Ways to Phrase a Rejection(Drowners)
 12 Chances(LOW IQ 01)
 13 醒めない(スピッツ)


 漫遊前の一曲は、スピッツで「花泥棒」(1996年、7thアルバム『インディゴ地平線』)。
 スピッツにも短い曲は多いけれど、「さすがに2分前後となると・・・」ということで、「尺は1分50秒」(作曲は「三輪テツヤ」)。
 (チャーミングな曲とボーカル。ときどき聴いては若いころを思い出す。ゴースカのお土産カセット?に入っていたテツヤくんのボーカルバージョンも好きです)

 最初の曲は、「ブリティッシュロックのバンド、世界的ブレイク寸前だった」The Holliesの「Look Through Any Window 恋は窓から」(1965年、10thシングル)。
 尺は2分14秒。
 (いかにも60年代のシンプルさがたまらない。今聴いても初期ビートルズのメロディーやサウンドを彷彿とさせる。映画『ヘルプ』のバックに流れていても違和感ないかも)
 60年代に人気だったイギリスのバンド。
 草野「どの曲を聴いても完成度が高い」
 (The Holliesといえば、何といってもこの曲でしょうか)
 ホリーズ The Hollies/バス・ストップ Bus Stop (1966年)

 そして、次は、The Attackで「Try It」(1967年、デビューシングル)。
 尺は2分4秒。
 草野「知る人ぞ知る、60年代イギリスのサイケロックシーンのバンド」
 最近は、フリークビートというカテゴリーで語られることが多い。
 ココですでに紹介していますね。
 メンバーチェンジが激しく、ここを出てほかのバンドで大活躍したミュージシャンも多い、と。
 サビがいい!とZO-3でちょっとだけ。「サウンドもよくて、この時代のバンドとしてはリズム隊の音がタイト」

 次は、「60年代のアメリカのバンド」、The Left Bankeの「Evening Gown」(1967年、デビューアルバム『Walk Away Renée』)。
 (ココで紹介しています。60年代を懐かしんでいるようなコメントがおもしろい・・・)
 最大のヒット曲「Walk Away Renée」はいろいろな人がカバ-していて、「日本ではピンクレディーも」。
Walk Away Renee
 このようにメロディアスで優しい曲が多い中で、「『Evening Grown』はちょっと激しめ。チェンバロ風のキーボードがいい感じ」。
 尺は「1分42秒」


 メッセージコーナー。
 「もっと売れるかと思った」ではなく、「オレって見る目あるな」というバンドはいますか?という質問。
 草野「そうね~・・・。意外といます」
 セカオワは「かなり前から注目していて、これは絶対にビックになるなあと思っていました」。
 米津玄師は「ハチの初期のころから、この人、絶対に大きなうねりになると思っていました」。
 平井堅は「デビュー当時から知っていたんですが、そのころはそんなにうれていなくて、おかしいよと思っていたら、遅れて、やっぱり売れたね」。
 でも自分が注目した頃にはすでに多くの人が「いい!」と思っていたかも、と謙虚に。
 草野「見る目があったというより、(注目するのが)人より1秒くらい早かったということかも」
 「記憶をたどればほかにもいたかもしれないけれど、今思い浮かぶのはこの3組かな」と。


 次は、「60年代のアメリカのバンド」、The Choirの「I'd Rather You Leave Me」(録音は1967年、リリースは1976年のEPに収録)。

 このバンドのメンバーとエリック・カルメンが合流して、のちのラズベリーズに。
 スピッツで言えば、テツヤ+﨑ちゃんが加入する前の「チーターズ」のような立ち位置、と。
 草野「(この曲は)メチャメチャ、メロディーがよくて、すでにラズベリーズの雰囲気です」
 尺は、2分2秒。
 (いいなあ。シンプルでかわいくて懐かしい感じ)
 今でも世界中にコアなファンがいて、「『プレ・ラズベリーズ』の曲と言ってしまってもいい一曲」。
 草野「エンディングの謎の転調もかっこいい」

 次は、Cheap Trickの「Hello There」(1977年、2ndアルバム『In Color 蒼ざめたハイウェイ』のオープニング曲)。
 70年代以降、ロックミュージックはプログレ、ハードロックなど「長い曲が多くなった」。ギターソロが続いたり、組曲という構成の曲があったり。
 そんな中でも70年代なかごろの、「のちにパンクロックやパワーポップと言われるようになったバンドには短い曲が多いです」。
 Cheap Trickは「今ではパワーポップやギターポップのジャンルに入れられちゃいますけど、私は最も影響を受けたバンドです」。
 この曲は「ライブのオープニングによく演奏されたお約束の曲」。(ライブ映像ではおなじみ曲です)
 尺は1分38秒。
 (ライブのオープニングにぴったりのアゲアゲの曲)

 次は、「一時期Cheap Trickのライバルと言われていた」The Knackの「Heartbeat」(1979年、デビューアルバム『Get the Knack』/オリジナルは1958年、バディー・ホリー)。
 「『マイ・シャローナ』だけの一発屋扱いされがちなバンドだけど、ほかにもかっこいい曲はたくさんある」と。
 この曲はバディー・ホリーのカバー曲だが、ギター2本+ベース+ドラムのアンサンブルを考えるうえで、「スピッツのレコーディング時にも参考にしている」と。
 尺は2分7秒。
 (気持ちいいなあ)
 「マイ・シャローナ」について、ココで田村くんとジョンBさんが語っているのがおもしろい。
 そういえば、『ロック大陸漫遊記』の記念すべき初回の最初の曲が「マイ・シャローナ」でしたね(ココ)。
 コチラでもThe Knackについて語っています。
 そして以下は、2005年のライブ映像で「マイ・シャローナ」。
 The Knack- My Sharona (Live 2005)


 メッセージコーナー。
 教会でアルガンを弾いているリスナーさんから、「ライブで演奏を間違えたときのリアクションは?」。
 草野くんの場合は「映像でも残っているので」、大体の人はご存知ということで、「やっちゃったー、な顔でごまかしたり」。
 それが2回、3回と重なると、「てへぺろが通用しなくなって、どんどんプレッシャーに」。
 草野「オレとかテツヤは、ミスが続くと余裕がなくなってしまうタイプ」
 田村くんは「むりやりグイングイン音を作って、ミスがなかったふうに装うタイプかな」と。
 﨑ちゃんは、「そんなにミスないのかなあ」だそうだ。
 ミスして動揺してしまうのは集中しすぎているのかもしれないから、ちょっと遠くを見て、演奏が終わったら「チョコ食べよう」とか「ビール飲もう」とか自分の好きなことを考えて集中しすぎないように、とアドバイス。
 「オレもあがり症なので、難しいですよね」と。


 次の曲は、「イギリスのシンガーソングライター」、Elvis Costello & The Attractionsで「No Action」(1978年、2ndアルバム『This Year’s Model』)。
 Elvis Costelloは「実はパンクっぽさとかはないんだけれど、時代的にパンク、ニューウェーブのジャンルに入れられてしまった」。
 草野「サウンド的には初期のミスチルにも似ている」
 (そういえば・・・、桜井くんのボーカルにも。影響は受けているのかなあ。個人的には曲も声も好きです)
 尺は1分58秒。
 クージーがゲストのときに、Costello愛を語って、「ハイファイ・ローファイ」のアレンジエピソードが明らかに(ココ)。

 さてさて、次は「アメリカの80年代のバンド」、Murphy's Lawの「Murphy's Law」(1986年、2ndアルバム『Murphy's Law』)。
 当時、「スケーターズ・パンク」と呼ばれていた一群のバンドで、「スケボーに乗っている人に指示されるようなパンクバンド」。バンドのほうも「短パンにVANSのスニーカーを履いたような人たちが演奏しているイメージ」。
 昔、田村くんがLPを購入して、分倍河原の彼のアパートで一緒に聴いていたそうで、「1分44秒の曲なのに、イントロが35秒もあり、その上ギターソロもあるという、なかなか中身の濃い曲」。


 メッセージコーナー。
 弓道がなかなか上達せず後輩にも抜かれて焦ることもあるというリスナーさんから、「若いバンドの台頭に焦ることもあるの?」と。
 バンドは競争とかではないから、今はもうそういう焦りはないと言う草野くん、「だから、カッコいい人とか出てくるとファンになっちゃう」と。
 でも学生のころは、そういう人が出てくると、「ちょっとピリピリしてたかも。すごいうまい人とか、いい曲をガンガン作ってくる人に激しく嫉妬したり・・・。でもこういうのって普通じゃない?」。
 草野「それがあったから今があるのかも。それにつぶされそうになったら、別の好きなことで気をそらすとか、そのぐらいのほうがいいと思います」


 次は、「2001年デビューのオーストラリアのバンド」、The Vinesの「Get Free」(2002年、デビューアルバム『Highly Evolved』)。
 The VinesはThe Strokesなどのガレージロックリバイバルの系列のバンド。
 (60年代の元祖?ガレージロックよりも、こちらのほうが成功例が多い?)
 草野「ボーカルのクレイグ・ニコラスさんのシャウトがメチャメチャかっこいいです。個人的に、オレもこういう声で歌ってみたかったなという、羨ましい歌声です」
 (たしかに、かっこいい!)
 尺は2分4秒。
 The Vines - "Metal Zone" (Official Video)

 最後は、「かなり最近のバンドで、ニューヨークを拠点に活動しているバンド」、Drownersで「Ways to Phrase a Rejection」(2014年、デビューアルバム『Drowners』)。
 イギリス、ウェールズ出身のMatthew Hittを中心に結成。
 草野「ちょっと懐かしめのブリットポップ風のサウンド。バンド名もおそらくSuede(のちのブリットポップに影響を与えた)の曲名からきているのでは」
 尺は1分43分。
 出会いは、ジャケットがかわいい女性で、ジャケ買いして聴いてみたら良かった、というパターンだそうです。
 ジャケットはこれかな?(たしかにすてきな女性だし)
 


 特集の最後に。
 草野「改めて、オレ、短い曲好きなんだ、と思いました。短いだけではなく、そのなかにきっちりドラマが詰め込まれている曲、幕の内弁当みたいなね」
 (またまた、絶妙なたとえ!)
 長い曲も好きなので、「今後は10分以上の曲で漫遊記もあり? でもそうなると2、3曲しかかけられないかな」と。
 (ビートルズの初期のころの短い曲も好きだし、今回はすごく気持ちのいい曲ばかりでした)


 そして、「ちょっぴりタイムマシン」のコーナー。
 (うーん、「ハイファイ・ローファイ」のイントロ?? たぶん)
 曲は、LOW IQ 01の「Chances」(2001年、2ndアルバム『Master Low II』)。
 今回は、「ここも短めな曲で」(尺は1分48秒)。
 LOW IQ 01は、パンクロックバンドSUPER STIPIDのベーシスト、市川昌之さんがソロで活動するためのプロジェクト名。
 15年くらい前(2004年ですね)、四国での「MONSTER baSH 2004」に出演した際にライブを見て(Master Lowというバンド名で出演)、「すごいよかった。ホーンセクションが入っていて、パンクにとらわれない自由な感じで、楽しませてもらった、いい思い出があります」と。


 そして来週は、ワンアーティスト特集、「The Smithsで漫遊記」。
 The Smithsは80年代中期のイギリスのロックを代表するバンド。
 草野くん自身も、また「スピッツも影響を与えてもらったバンド」。
 草野「アルペジオっていいな、と、それまでのエレキギターの固定観念を転換させてくれたバンドです」
 (これもうれしい特集!)

 「草野さ~ん、実は最近スピッツを聴き始めました」なんていう恐る恐るなメッセージも「大歓迎!」だそうです。

 そしてリクエストを募集!
 「ロックサウンドなアイドル曲」、姿勢や歌詞が・・・ではなく、「サウンドがロック」が条件。
 草野くんの中では、最近ではBABYMETAL、BiSH、でんぱ組で止まっているので、「いろいろ教えて」と。
 男性では、THE GOOD-BYEや男闘呼組の名前をあげていましたよ。




                              



 両親が仕事のため、GW中の二日間だけ、小学生女子2名とプチ合宿。
 いろいろ気をつけながら・・・。
 不自由な毎日、「でも楽しいこともあるよ」「男子はみんな弱いよ」なんて発言も。
 ここらあたりの外には限りない空間が広がっているので、おもいきり動き回って、いっしょに餃子と唐揚とオムレツとポテトサラダを作って、夜はしりとりをしながら寝て・・・、「次は夏休みにお泊まりね」と約束して解散。
 そのころには彼女たちの日常はどうなっているだろうか。
 華々しい休暇にはならないけれど、こんな二日間がひそかな思い出になれば。


 緊急事態宣言の延期が・・・。
 だけど、ただ延期するだけで事態は劇的に変わるとは到底思えないのだけれど。
 オリンピックの準備とコロナ対策という、明らかに相反する現状を抱えて、どちらもOKという道が本当にあるのだろうか。
 誰でも考えることだと思うのだけれど、それについての説明は皆無だ。
 「オールジャパンで立ち向かえば・・・」などと、怒りもどこへやら、こちらが泣きたくなるような発言がきこえてくるばかり。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 本人が選ぶ「今のお気に入り... | トップ | 「353号線のうた」をリマスタ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。