■「もう いいかい?」
子どもたちの消えた 夜の公園
足音だけが 忘れられたまま
ここにいたら 時の音にも気づかずに
ただの生き物でいられるかも
かたいベンチのいたずら書きは
あのころの弟の字を映している
指でなぞって 元気?と聞いてみる
タイムマシンや どこでもドアを
今でも胸のどこかにしまったまま
そうたやすく大人にはなれない
夢を追うことと 未来への道は
どこで交差して 離れていくのだろう
答えはきっと かくれんぼのまま
あの木のかげで 笑っている
「もう いいかい?」
帰らぬ声を待って 家路を急ぐ足音が聞こえた
子どもたちの消えた 夜の公園
足音だけが 忘れられたまま
ここにいたら 時の音にも気づかずに
ただの生き物でいられるかも
かたいベンチのいたずら書きは
あのころの弟の字を映している
指でなぞって 元気?と聞いてみる
タイムマシンや どこでもドアを
今でも胸のどこかにしまったまま
そうたやすく大人にはなれない
夢を追うことと 未来への道は
どこで交差して 離れていくのだろう
答えはきっと かくれんぼのまま
あの木のかげで 笑っている
「もう いいかい?」
帰らぬ声を待って 家路を急ぐ足音が聞こえた