
★せめてCDTVでは演奏してくれ(笑)
7月12日リリースのスピッツの新曲「魔法のコトバ」(c/w 「シャララ」)、もう聴きました?
本当に久しぶりの新曲です。去年の「春の歌」はアルバム『スーベニア』からのシングルカットですが、両A面の「テクテク」(名曲でした)が新曲なので、1年ぶり?(ってことは、今のスピッツにしてみれば特に「お久しぶり」ってことはないのか)。相変わらずマイペースな彼らです。今は来年(たぶん)のアルバムリリースにむけて、1年かけて?の~んびりレコーディングしているらしいし。
今回はアルバム先行のシングルでもないからか、キャンペーンも軽めですよね。関東エリアでは、ラジオも「コメント出演」に徹しているし。テレビは「Mステーション」なんかには顔を見せず、CDTVはまさかコメントだけじゃないよね、演奏するよね?な感じですし。(GLAYは渋谷の街を席巻しているらしいし、朝刊を開いたら1ページ四人のデスマスク?の広告でビックリさせられたぞ。ま、別にいいけど。笑)
★わがままじゃない?古くからのファンです
ラジオのオンエアも聴かず、ひたすらリリースを楽しみにしていた私の耳に、ネットで噂の(たぶん)「笑顔が見たいぞ」が飛び込んできました。「ぞ」か、ロックで「ぞ」かー(笑)。こういうちょっとした言葉の使い方が自然だけど個性的。今回も「だけど効果は すごいものがあるってことで」のような今風な言い回しがさりげなく、奇をてらうでもなく入っていて、たぶんそういうのがスパイスになっている。ぼや~っと聴いていても、心までぼや~っとはならない感じ?
「ふりかぶって わがまま 空に投げた」なんて、野球好きな草野の遊び心がにくいですね(ちなみに「ふりかぶって」は「ピッチャー、振りかぶって第1球投げましたぁー! ストライク!!!」って使いますよね)。
あとはほんとうにキュンとくるかわいい、せつない言葉がちりばめられた「スピッツらしい」一曲です。ストリングスは「映画の主題歌だし、雰囲気を盛り上げてくれるので」入れた、とインタビューに答えていましたが。「映画『ハチミツとクローバー』に寄り添えたら…」というスピッツらしい発言もありました。
私の周辺のコアなファンは、「アルバム収録曲には『毒』があるのにね、シングルはストレートだよね」「これがスピッツだって思われちゃうのはちょっとねえ」だったり。みんなファン歴長いし、いろんな曲を聴き込んでいるから、ハードルが高くなってしまうのだろう。それでもheavy rotation で聴いていると「やっぱりいい!」そうなるんですけどね。
たぶん『CYCLE HIT』を聴いてファンになった方には、もう直球ど真ん中! きっとやられちゃった人、多いんじゃないかな。
私は今回も相変わらず(笑)、やられました。このメロディー、この歌詞、この声…。こんな浮気な私をインディーズの頃から決して裏切らなかった彼らに感謝です。
★カップリングを甘く見てはダメっす
スピッツじゃなくても、ファンはカップリングに期待しちゃいますよね。とくに彼らには『花鳥風月』『色色衣』というカップリング集の傑作アルバムがあるくらいで、結構楽しそうに作っているんじゃないかなと勝手に想像しています。
最近では「春の歌」のときの「テクテク」、「ハネモノ」「水色の街」のときの「SUGINAMI MELODY」「孫悟空」が好きだったなあ。そういえば、一時ファンの間で人気NO.1だった「猫になりたい」(『花鳥風月』に収録)が「青い車」(アルバム『空の飛び方』に収録)のカップリングだったなんて、ほんとうにぜいたくな話ですよね。ライブで大盛り上がりの「俺のすべて」(『花鳥風月』に収録)は「ロビンソン」のカップリングで、ベースの田村は「こっちをメインに!」と主張したそうですが。「俺のすべて」がメインだったら、その後スピッツはどうなったんでしょうね。進む方向が今とまったく違っていたのか、あるいは消えていたのか(笑)。(そんなわけないな。あの四人なら、どんな形にせよ、残っていたでしょう。私もファンを続けていたでしょう。って自分で回答しちゃいましたけど)
そして今回の「シャララ」。今回もスピッツは楽しく軽々と遊んでいますね。私たちをうれしく裏切ってくれてる。アレンジはメチャクチャかっこいいですね。イントロの三輪の十二弦ギター(たぶんそう?)と間奏のギターソロ、音がうねっていて爽快です。田村のベースも相変わらず際立っているし。そして崎ちゃんのドラムスが激しく刻まれていて感動しました。あの「プープカプー」(すいません、こんな形容詞かできなくて。笑)というのはホーンですか。なんかリズムもスカっぽくて、今までにはないアレンジのように感じたんですけど。違います?
歌詞も「カップリングだし~!」な感じで、ちょっと草野らしくないところがいい。「そんなのは俺じゃない!」って、ミスチルならわかるけど、スピッツではこういうのって珍しくないですか。あんまり心情を吐露した歌詞はないし。「すべてをぶちこわしてやりたい」と、おおっ!と思わせることを言って、「そんなことを考えたりして」とちょっとトーンダウンしているところは「らしい」けどね。
「君はもう誰かの恋人」もストレートすぎて「らしくない」けど、歌詞カードを見たら、最後に「?」がついている。「君はもう誰かの恋人?」なんですね。この「?」が大事なんだな。「楓」のサビの部分も最後「呼び合う名前がこだましはじめる 聞こえる?」と「?」がついているんですよね。それに気づいて(あれ、みんな始めからそう思っていました?)、うわー、そうだったのー、とのけぞりました、私。涙がでるほどせつなかったです。
そんなわけで、今回もカップリングが楽しいです。
長くなりました、またまた。でも、スピッツというバンドと同じ時代に生まれたこと、息をしていることを、改めて幸せに感じています。そんな今日この頃です。
暑い夏がもうすぐです。今年は「ロックロックこんにちは in Osaka」は10周年だし、どんなステージになるのか楽しみ。インディーズの頃、対バンしたことのある、今ではビックになってしまったミスチルもでるとか。古いファンにはたまらないです。仙台では奥田民生氏との、フワフワライブ(ダレダレライブ?笑)もあります。これも楽しみ。チケットは無理だろうけど、LOFTも行きたいな(これはメンバーがいちばん喜んでいそうだけど)。いい夏にしたいですね、いろいろ。
7月12日リリースのスピッツの新曲「魔法のコトバ」(c/w 「シャララ」)、もう聴きました?
本当に久しぶりの新曲です。去年の「春の歌」はアルバム『スーベニア』からのシングルカットですが、両A面の「テクテク」(名曲でした)が新曲なので、1年ぶり?(ってことは、今のスピッツにしてみれば特に「お久しぶり」ってことはないのか)。相変わらずマイペースな彼らです。今は来年(たぶん)のアルバムリリースにむけて、1年かけて?の~んびりレコーディングしているらしいし。
今回はアルバム先行のシングルでもないからか、キャンペーンも軽めですよね。関東エリアでは、ラジオも「コメント出演」に徹しているし。テレビは「Mステーション」なんかには顔を見せず、CDTVはまさかコメントだけじゃないよね、演奏するよね?な感じですし。(GLAYは渋谷の街を席巻しているらしいし、朝刊を開いたら1ページ四人のデスマスク?の広告でビックリさせられたぞ。ま、別にいいけど。笑)
★わがままじゃない?古くからのファンです
ラジオのオンエアも聴かず、ひたすらリリースを楽しみにしていた私の耳に、ネットで噂の(たぶん)「笑顔が見たいぞ」が飛び込んできました。「ぞ」か、ロックで「ぞ」かー(笑)。こういうちょっとした言葉の使い方が自然だけど個性的。今回も「だけど効果は すごいものがあるってことで」のような今風な言い回しがさりげなく、奇をてらうでもなく入っていて、たぶんそういうのがスパイスになっている。ぼや~っと聴いていても、心までぼや~っとはならない感じ?
「ふりかぶって わがまま 空に投げた」なんて、野球好きな草野の遊び心がにくいですね(ちなみに「ふりかぶって」は「ピッチャー、振りかぶって第1球投げましたぁー! ストライク!!!」って使いますよね)。
あとはほんとうにキュンとくるかわいい、せつない言葉がちりばめられた「スピッツらしい」一曲です。ストリングスは「映画の主題歌だし、雰囲気を盛り上げてくれるので」入れた、とインタビューに答えていましたが。「映画『ハチミツとクローバー』に寄り添えたら…」というスピッツらしい発言もありました。
私の周辺のコアなファンは、「アルバム収録曲には『毒』があるのにね、シングルはストレートだよね」「これがスピッツだって思われちゃうのはちょっとねえ」だったり。みんなファン歴長いし、いろんな曲を聴き込んでいるから、ハードルが高くなってしまうのだろう。それでもheavy rotation で聴いていると「やっぱりいい!」そうなるんですけどね。
たぶん『CYCLE HIT』を聴いてファンになった方には、もう直球ど真ん中! きっとやられちゃった人、多いんじゃないかな。
私は今回も相変わらず(笑)、やられました。このメロディー、この歌詞、この声…。こんな浮気な私をインディーズの頃から決して裏切らなかった彼らに感謝です。
★カップリングを甘く見てはダメっす
スピッツじゃなくても、ファンはカップリングに期待しちゃいますよね。とくに彼らには『花鳥風月』『色色衣』というカップリング集の傑作アルバムがあるくらいで、結構楽しそうに作っているんじゃないかなと勝手に想像しています。
最近では「春の歌」のときの「テクテク」、「ハネモノ」「水色の街」のときの「SUGINAMI MELODY」「孫悟空」が好きだったなあ。そういえば、一時ファンの間で人気NO.1だった「猫になりたい」(『花鳥風月』に収録)が「青い車」(アルバム『空の飛び方』に収録)のカップリングだったなんて、ほんとうにぜいたくな話ですよね。ライブで大盛り上がりの「俺のすべて」(『花鳥風月』に収録)は「ロビンソン」のカップリングで、ベースの田村は「こっちをメインに!」と主張したそうですが。「俺のすべて」がメインだったら、その後スピッツはどうなったんでしょうね。進む方向が今とまったく違っていたのか、あるいは消えていたのか(笑)。(そんなわけないな。あの四人なら、どんな形にせよ、残っていたでしょう。私もファンを続けていたでしょう。って自分で回答しちゃいましたけど)
そして今回の「シャララ」。今回もスピッツは楽しく軽々と遊んでいますね。私たちをうれしく裏切ってくれてる。アレンジはメチャクチャかっこいいですね。イントロの三輪の十二弦ギター(たぶんそう?)と間奏のギターソロ、音がうねっていて爽快です。田村のベースも相変わらず際立っているし。そして崎ちゃんのドラムスが激しく刻まれていて感動しました。あの「プープカプー」(すいません、こんな形容詞かできなくて。笑)というのはホーンですか。なんかリズムもスカっぽくて、今までにはないアレンジのように感じたんですけど。違います?
歌詞も「カップリングだし~!」な感じで、ちょっと草野らしくないところがいい。「そんなのは俺じゃない!」って、ミスチルならわかるけど、スピッツではこういうのって珍しくないですか。あんまり心情を吐露した歌詞はないし。「すべてをぶちこわしてやりたい」と、おおっ!と思わせることを言って、「そんなことを考えたりして」とちょっとトーンダウンしているところは「らしい」けどね。
「君はもう誰かの恋人」もストレートすぎて「らしくない」けど、歌詞カードを見たら、最後に「?」がついている。「君はもう誰かの恋人?」なんですね。この「?」が大事なんだな。「楓」のサビの部分も最後「呼び合う名前がこだましはじめる 聞こえる?」と「?」がついているんですよね。それに気づいて(あれ、みんな始めからそう思っていました?)、うわー、そうだったのー、とのけぞりました、私。涙がでるほどせつなかったです。
そんなわけで、今回もカップリングが楽しいです。
長くなりました、またまた。でも、スピッツというバンドと同じ時代に生まれたこと、息をしていることを、改めて幸せに感じています。そんな今日この頃です。
暑い夏がもうすぐです。今年は「ロックロックこんにちは in Osaka」は10周年だし、どんなステージになるのか楽しみ。インディーズの頃、対バンしたことのある、今ではビックになってしまったミスチルもでるとか。古いファンにはたまらないです。仙台では奥田民生氏との、フワフワライブ(ダレダレライブ?笑)もあります。これも楽しみ。チケットは無理だろうけど、LOFTも行きたいな(これはメンバーがいちばん喜んでいそうだけど)。いい夏にしたいですね、いろいろ。
私も、「ぞ」にズキュンとし、?の疑問形にやられてます
ジュテーム好きなんですが、ジュテームの後の「?」と「・・・・」と「!」がもうツボです
やっぱりマサムネワールドは最高ですね☆
かけらさん、いっつも文章が詩的でステキですっ!
出ましたねえ。「ぞ」ですよね。
「ジュテーム」は最初タイトルをきいたとき、「え、えーっ!」って思ったのですが、「?」がついていて、ちょっと安心した覚えが(笑)。
ライブのアンコールでかっこよかったですね。
いえいえ、いつもおちゃらけな文章で恥ずかしい。
でも読んでくださってありがとう!!