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隠れ家-かけらの世界-

今日感じたこと、出会った人のこと、好きなこと、忘れたくないこと…。気ままに残していけたらいい。

ちょっと残念な「新参者」でした…。

2010年06月22日 08時54分07秒 | テレビにプチコメント
■もともとあんまりファンじゃないんだけど
 初期の東野圭吾は結構好きだったのだ。
 好き、というほどではないけれど、『放課後』とか、ちょっと新しい視点だし、重い内容もどこか軽やかで。その軽やかさが、あとでちょっと不気味に感じられてドキッとしたり。
 その後、『秘密』、『白夜行』、『片想い』、『手紙』、『幻夜』と話題作をどんどん発表して人気作家になっていくにしたがって、ああ、もうだめだ~、この私に不向きの「おなかいっぱい感」はなんなんだろう、となって。
 どれも話題になってからずいぶん時間がたってから借りたりして読んでいるんだけれど。
 だから『新参者』もまだ読んでいないし、今回の連続ドラマ
新参者」がどれくらい原作に忠実なのかも知らないんだけど。
 一話一話はけっこうおもしろかったのだ。人物も丁寧に描かれていたし、映像もおもしろかったし、ストーリーとしても乾いた雰囲気がよかったし。
 でも最終回は、ちょっとがっくりだったな。
 今までセリフが研ぎ澄まされていて、あまり無駄な形容とかなかったような気がするんだけど、最後の数十分?に、なんであんなに盛り込んじゃたんだろう。みんなに、なんであんなに語らせちゃったんだろう。夫は何も語らなくても、亡くなった妻の部屋を掃除しただけで思いは伝わってきたのにな。
 死んだ母親の翻訳の「あとがき」が、なんであんなに饒舌で陳腐に聞こえちゃうんだろう。
 原作どおりなんでしょうか、演出なんでしょうか。
 あくまで好みなんだけど、登場人物の言葉が心の上っ面をすーっと通り過ぎてしまって、響かなかったのです。
 「ありがとう」が響かなかったなんて…。
 私の感性の問題か??


■絶対零度の最終回は?
 このクールいちばんだったのは(私にとってです)、「
絶対零度~未解決事件特命捜査」。
 原作はなく、脚本家・酒井雅秋のオリジナルというところも、久々のヒットではないか。
 
ココでも熱く語っていますが。
 これも今週最終回を迎えます。あれ,今夜か?
 ヘンに盛り上げたりせずに、今までどおりの空気のまま幕を閉じて、そしてできたらシリーズ化を!!

 エンディングに流れる LOVE PSYCHEDELICO の主題歌「dry town」が乾いた画面からもっと湿度を奪い取っていく感じ、秀逸だ。
 「dry town」は彼らのセカンドアルバム「LOVE PSYCHEDELIC ORCHESTRA」に収録されている。第一回のエンディングで流れてくるのを聴いて、ああ、懐かしいな、と。久しぶりに彼らのアルバム、聴いてみたくなった。
 いつも好き!というわけではないけど、ちょっとキツイなあと思っているときに、邪魔にならない貴重な楽曲たちなのだ。「邪魔にならない」はマスト肯定的な表現、私にとってはね。

 やっぱり今夜が最終回らしい。録画頼まなくちゃ。


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