隠れ家-かけらの世界-

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「弾きやすい」ギブソンSG使いで漫遊!

2022年11月15日 15時21分36秒 | スピッツ

2022.11.13
「ロック大陸漫遊記」
FM TOKYO



 11月も第3週へ。
 草野「運転中の方、お仕事中の方、暇こいてる方、いろんなシチュエーションの方がいらっしゃると思いますが、ちょっとした息抜きにしていただけたら幸いです」

 今週は、【ギブソンSG使いで漫遊】。
 今まで、ストラト(ココ)、レスポール(ココ)、グレッチ(コチラ)と続けてきた「ギターの機種しばり」の第四弾!
 草野くんも「最近、レコーディングやライブでちょこちょこ使っているギブソンSG」。
 「ロックの世界では人気のギター」、そんなSG使いのギタリストと漫遊します。


 オンエア曲
 01 不思議(スピッツ)
 02 Moneytalks(AC/DC)
 03 Supernaut(Black Sabbath)
 04 I Can't Explain(Live at Leeds 1970)(The Who)
 05 Sunshine of Your Love(Cream)
 06 Break On Through(To the Other Side)(The Doors)
 07 Peacock Suit(Paul Weller)
 08 Little of Your Love(Haim)
 09 GET CRAZY!(プリンセス・プリンセス)


 漫遊前の一曲は、スピッツで、「不思議」(2007年、12thアルバム『さざなみCD』)。
 今年の夏のイベントでは、この曲を演奏するときに、草野くんはギブソンSGを使っていたそうです。
 (イントロを聴いただけで、幸せな気分になれる楽曲なんだ。)

 最初の曲は、「SGときたら、もうあんた、アンガス・ヤングでしょ」ということで、AC/DCの「Moneytalks」(1990年、12thアルバム『The Razors Edge』)。
 (このAC/DCらしいテンポが気持ちいい)
 ギブソンSGといえば、この人、アンガス・ヤング。
 草野くんはそのイメージから、「ギブソンSGというのはハードロックの人が使うのかな」と、「間違ったイメージを持ち続けてきた」。
 AC/DCはヤング兄弟のツインギター、で兄のマルコムさんはグレッチ使い(ココ)。
 ヘッドホンでは、「ふつう、左側からはマルコムさんのグレッチ、右側からとギターソロはアンガスさんのギブソンSGが聴こえてくる」。AC/DC - Dirty Deeds Done Dirt Cheap (Official Video – AC/DC Live)


 ギブソンSGについて。
 1961年、当初はレスポールの新型として発売された。
 クラシカルなシェイプのレスポールとは全く違う「ちょっと未来っぽいデザインだったようです」。
 ボディを薄くシンプルにして、コストダウンの意図もあったらしい。
 軽くて弾きやすく、音も「レスポールと人気ギターだったストラトのいいところを併せ持っているということから、愛用するギタリストが増えていった」。
 ちなみに、SGはsolid guitarの略。
  


 次は、Black Sabbathの「Supernaut」(1972年、4thアルバム『Black Sabbath Vol.4』)。
 ギタリストは、トニー・アイオミさん。
 ギブソンSGといえば、先ほどのアンガス・ヤングかこの人ということになり、「ハードでダークなギタリストが使っている」というイメージになるが・・・。
 この曲「Supernaut」は、草野くん曰く「Black Sabbathの隠れた名曲」で、リフを弾きつつ、「これ、トニー・アイオミさんのリフの中でいちばん好きかも。6弦のグリスアップの動きがすごいステージ映えしたんじゃないか」。
 この曲では、ギターソロも「トニー・アイオミさんの手癖の見本市みたい」と。
 その途中で、サンバカーニバルみたいにラテン音楽っぽくなるところは、「スピッツの『オーバードライブ』で影響を受けています」。
Black Sabbath - Die Young (Official Music Video)


 今回は、洋楽のギブソンSG使いのギタリストしか選んでいないけれど、「日本のギブソンSGの愛用者、すごく多いです」。
 「パッと思いつくだけでも」、フラカンの竹安さん、ゆらゆら帝国の坂本慎太郎さん、ストレイテナーのホリエくん、人間椅子の和嶋さん、セカオワのNakajinくん、「最近気になっている」ベッド・インの中尊寺まいさん(気になってるんだ~)、などなど。
 弾きやすいし、音も安定している。「これはオレだけかもしれないけど、弾いててギターがうまくなったような気がする。それ、結構大事かもしれない」。


 次の曲は、The Whoの「I Can't Explain(Live at Leeds 1970)」(1970年、ライブアルバム『Live at Leeds』の25周年エディション/オリジナルは1964年、デビューシングル)。
 ギターは、言わずと知れたピート・タウンゼント。
 「ロック史上において、ロックのライブアルバムの最高傑作」と言われている『Live at Leeds』より。
 彼は、リッケンバッカー、レスポール、テレキャスターを弾いているイメージが強いが、「このレコードの写真ではSGを弾いているので、たぶんSGの音じゃないかな」。
 (今日は懐かしい曲ばかりで、気分が上がる)
 曲終わりで、「The Whoはね、どうしてもギターよりキース・ムーンさんのドラムに耳を奪われてしまいますが」。

 次は、Creamの「Sunshine of Your Love」(1967年、2ndアルバム『Disraeli Gears カラフル・クリーム』)。
 これも、言わずと・・・のエリック・クラプトン。
 ギブソンSGはとくに60年代後半はユーザーが多いギターだったようで、「当時のロックバンドのライブ映像を見ても、いろんな人が弾いています。ジミヘンさんも一時期、白いSGを弾いていらっしゃいましたし」。
 (この曲の動画で、たしかにクラプトンも・・・。ベースのジャック・ブルースもSGベース)
 草野「クラプトンさんのSGにはサイケなペイントが施してあって、かわいいです」
Cream - Sunshine Of Your Love Live At Revolution Club 1968 HD


 ここで、「SGと私」
 草野くんが福岡にいたころ、まわりでSGを弾いている人はいなかったので、「楽器屋さんで見かける」、という程度のギターだった。
 上京したら、「うちの田村の部屋に白いSGがあった」。グレコのコピーモデルだったらしいが、「あれが最初に触ったSG」。そのときから、弾きやすいギターだなと思っていた。
 そしてスピッツでデビューして、1993年ごろ、新宿三丁目の石橋楽器で、「緑色のSGを衝動買い」。
 これは、「空飛び JAMBOREE TOUR ’94」のツアーで弾いていたそうだ。
 (ビデオで確認してみよう)
 でもその後はいろいろなギターに目移りして、「このギターは友達(青森在住のHくん)にあげちゃった」。
 その後はしばらくSGとは縁遠くなっていたが、10年くらい前、螺鈿職人の友人に細工をしてもらおうと思い立ったことがあった。SGは面が広いので細工しやすいと思いSGを購入。
 改めて、弾きやすく音もいい、ということで、アルバム『醒めない』のころから再び使うようになり、「今は新しい相棒の一人」。
 だけど、螺鈿の細工については先送りになってしまっているとか。


 そして、次はThe Doorsの「Break On Through(To the Other Side)」(1967年、デビューアルバム『The Doors ハートに火をつけて』)。

 (久々に聴いた「Light My Fire」。懐かしい)
 The Doorsというと、「どうしても、ボーカルのジム・モリソンさんやキーボードのレイ・マンザレクさんのイメージばっかりになりがちですが、ギターのロビー・クリーガーさんもなかなかいい味出しています」。
 「The End」という曲でのギタープレイがとてもいいけれど、これは12分の尺があるそうで、短めの曲を選んだそうです。
 (以下は、その「The End」。)
The Doors - The End (Full) Apocalypse Now (1979) Music Clip

 次は、Paul Wellerの「Peacock Suit」(1997年、ソロ4thアルバム『Heavy Soul』)。
 それまで、「SGはハードロック向けギター」と思っていた草野くん。「形も、つのが2本出てて悪魔っぽいし」
 そんなときに、90年代の初めころに中野サンプラザで見たPaul Wellerのコンサートが、「ハードな曲じゃなくても、おしゃれな曲でもいいんじゃない?」と、SGへの見方を変えてくれた。
 当時の彼のメインギターはエピフォンカジノだったので、どの曲でSGを使っていたかは覚えていないが、「わりとひずませる曲だけ、SGに持ち替えていた」と。
 (以下は、エピフォンカジノ
  
 「Peacock Suit」は、そのコンサートよりずっとあとの曲だが、動画で確認したらSGを弾いていたそうだ。
Paul Weller Live - Peacock Suit

 最後の曲は、「わりと最近のグループ。アメリカのハイム3姉妹によるユニット」、Haimの「Little of Your Love」(2017年、2ndアルバム『Something to Tell You』)。
 センターでリードボーカル、リードギターのダニエル・ハイムさんがSG使い。
 「最近は、SGがおしゃれなギターになりつつあるのかな」
 「華奢な人にはとっても弾きやすいギターなのかな。薄くて軽いからね。AC/DCのアンガスさんも小柄で華奢な方だしね」
 Haim performs Fleetwood Mac's "Oh Well" live at T in the Park - BBC
 (これ見ていたら、やたら夏フェスに行きたくなってきた)

  
 特集の最後に。
 ギブソンSG、褒めまくったけど、欠点もある。
 重さのバランスがよくない。「立って演奏するとき、ボディが軽いのでヘッドが下がってくる」
 これを「ヘッド落ち」というそうで、検索してみたら、出てくる出てくる・・・。対策とかもたくさん。
 「ネックから手が離せない」そうで、「まったく欠点のない人はいない」ということに近いのかも?と。
 (知らない曲を教えてもらうのも楽しいけど、今夜のようにHaim以外は知っている曲ばかりで、懐かしさ全開!もうれしい)


 そして、今回の「ちょっぴりタイムマシン」は、プリンセス・プリンセスの「GET CRAZY!」(1988年、6thシングル/ドラマ『君が嘘をついた』の主題歌)。
 (イントロは、「涙がキラリ☆」。わかりにくいようでわかりやすい?)
 このコーナーも「SG使いのギタリスト」ということで、中山加奈子さん。
 この曲のビデオクリップを見てみたら、「中山加奈子さん、SGを弾いてなかった!」と。
 でも草野くんにとって、プリプリと言えば「『Diamonds』や『ジュリアン』より、この曲」。
 「プリプリの曲はちっとも埋もれていない!というツッコミも入りそうだけど、あえて、中山さんがSGを弾いているとイメージしながら聴いてみたいと思います」と。
PRINCESS PRINCESS - GET CRAZY!
 (イントロのギタープレイ、カッコいいですね~。グレコのSGだそうです)


 来週は、ワンアーティスト特集、「アンジーで漫遊記」。
 草野くんが高校生のころ大きな影響を受けた、地元福岡で大人気だったバンド。
 一言で「アンジーとは?」とは語れない、独特の世界を持ったバンド、と。

 そして、
「草野さん、オレ、冬でも短パンとサンダルです」


  




 ゴースカより
 内藤船長
  https://twitter.com/sudan0312/status/1592048631636692992

 ニセテツヤさん
  https://twitter.com/nisetetsuya/status/1591777493266337793



 ドラマ『霊媒探偵 城塚翡翠』
  https://www.ntv.co.jp/hisui/
 相方がこれ系のドラマ好きで(笑)、録画したのを全然期待せずにお付き合いで見ていたら、第5話(とりあえず最終回)でぶっ飛びました。
 なんでこのドラマで清原果耶さんが主役?と思ってずっと見ていたけれど、ここで納得!
 そして、彼女と小芝風花さんのコンビに期待、です。


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