隠れ家-かけらの世界-

今日感じたこと、出会った人のこと、好きなこと、忘れたくないこと…。気ままに残していけたらいい。

まさか今夜地上波で・・・~「のぼうの城」

2014年01月05日 13時01分13秒 | 映画レビュー

2014.1.5(日)


■「のぼうの城」

 http://nobou-movie.jp/

 年末に借りたDVDの中にこれが入っていて、一昨日観た。
 この映画の上映までの道のりを思うと、2011年のさまざまなことを思い出す。
 スペクタクルで制作された場面の中には、当時(現在でも、かもしれない)公開できない部分も多かったのだろう。それでも、たぶんそこを除けば、むしろ私たちは大いに心地よく、力をもらえる作品だ。
 権力はいつでも理不尽に民衆を翻弄する。だけど民衆(ここでは、農民だけではなく、地方の武士も含めて)は、知恵と心意気と、ほんの少しの運で、切り抜けることができる。そういうことだな。
 野村萬斎、佐藤浩市をはじめとする役者たちが、それぞれに「生きて」いる。群像劇として楽しめる。
 「のぼう」が農民の心をつかむさまが、大事なことを示唆しているようにも思う。あれは、本来の資質なのか、それともちゃんと意図のある賢い術なのか。
 それに、史実に基づいたフィクション、ってところが、別の興味を湧き立たせてくれる。旅の途中で「石田堤」を訪れたことがあるが、この戦いの記録をいろいろ読みたくなってしまった。
 映画の最後で、主要人物たちのその後を追っているのもいい。場面が現在の行田市を映しているのもいい。
 歴史は、やっぱりちゃんと今につながっているんだと。

 お正月にこたつで観る映画としては、「探偵はBARにいる 2」に続いて、good choice でした。私の本来の映画の好みとは異なるけれど、いやいや、大いに笑って楽しめました。


 そして・・・、まさか今夜、地上波で放送されるとは・・・。むしろ、これがちょっとショック(笑)。


■松本隆さんの言葉
 大瀧詠一さんへの思いをつぶやく松本隆さんの言葉に、胸がしめつけられた。

 http://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2014/01/04/kiji/K20140104007320980.html

 iTuneに入っているアルバム『A LONG VACATION』を聴きながら・・・。



                    


 BSプレミアムの「よみがえる江戸城」がやたらおもしろかった。
 
 http://www.nhk.or.jp/navi/detail/09_0196.html

 CGを駆使した江戸城内部の復元ももちろんだけれど、以前ブラタモリでも見られた、今の東京に残る江戸の町並みのなごりや、松の廊下が実は薄暗い場所だったなどというエピソードも満載で。


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