■シトシト
外の雨の音が 静かに空気を震わせて
夜までの短い時間を 包み込む
休日のけだるさを もてあます午後
濡れるのが怖くて 街が遠ざかる
古い新聞を 白い紐でたばねて
思い出すことのすべてを 封じ込める
辛口の映画評に キミが顔をゆがめて
鏡の中に 泣いたように映る
この星の動く音が 雨の音に溶けていく
遮断したはずなのに しのびこんでくる
雨の中にきらめく幻は 静かにリズムを刻んで
ふたりをどうにか 街へと誘い出す
外の雨の音が 静かに空気を震わせて
夜までの短い時間を 包み込む
休日のけだるさを もてあます午後
濡れるのが怖くて 街が遠ざかる
古い新聞を 白い紐でたばねて
思い出すことのすべてを 封じ込める
辛口の映画評に キミが顔をゆがめて
鏡の中に 泣いたように映る
この星の動く音が 雨の音に溶けていく
遮断したはずなのに しのびこんでくる
雨の中にきらめく幻は 静かにリズムを刻んで
ふたりをどうにか 街へと誘い出す