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隠れ家-かけらの世界-

今日感じたこと、出会った人のこと、好きなこと、忘れたくないこと…。気ままに残していけたらいい。

のこされた者にできること~「風のガーデン」より

2008年12月24日 16時31分51秒 | テレビにプチコメント
■私たちにできること
 「風のガーデン」の最終回を見てから、ずっと考えていたことなんだけど。
 死期を十分に悟っていた貞美は、言葉ではない、さまざまなことをのこされた者たちに伝えていた。
 かつての恋人には、長い間の愛情と、いい時間を過ごせたことへの感謝の気持ちを。子どもたちへは、最後の交流の時と闘う姿を。
 次の年の春先に芽吹いたエゾエンドサクの花は、何を子どもたちに語りかけただろうか。
 キャンピングカーでの苦しい毎日を知っていた娘は、そこで一心に種を植えていたであろう父の気持ちを忘れないだろう。
 父親を大天使ガブリエルと信じていた息子は、あの夏の日に「ガブさん」と過ごした時間を一生覚えているだろう。
 
 だけど、誰もが自分を死期を知るわけではない。ある日突然、この世を去る人だっている。むしろ、そういう人のほうが多いかもしれない。
 実際に何も語らず、何も伝えずに逝ってしまう人たちも、実は多くの言葉や気持ちを抱いたまま旅立つのだろうと思う。
 のこされた者はそれぞれに、去っていった愛する人が実は何を言いたかったか、自分に何を残したかったか、想像するしかないのだけど。でも、ああでもない、こうでもないと思いを巡らすことが、実は最高の供養なのかもしれない…。そんなふうに思う。
 私の前から去ってしまった幾人かの大切な人たちはどうだったのか、そういうことをずっと想像しながら生きていくのも、悪くはない気がしている。

 そういうことを、番組が終了しても考えさせてくれる、そんな「風のガーデン」でした。



 そうそう、スピッツのツアー 「さざなみ OTR」 が明日、盛岡で最終日を迎えますね。
 今回は前後半通して、一度も延期のない、完璧なツアーだったことを(あとひとつ残ってますけど)、メンバーに感謝!
 来年は早々に「カスタム」があります。大きな会場でスピッツがどんな演奏を聴かせてくれるのか、今からドキドキです。
 そして、今まで気にはなってたけどライブに行くほどではなかった、あるいはチケットがとれなかったし~、という方たちが彼らのライブを知ってどんな感想をきかせてくれるか、それもなんだかくすぐったいような?楽しみです。

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