隠れ家-かけらの世界-

今日感じたこと、出会った人のこと、好きなこと、忘れたくないこと…。気ままに残していけたらいい。

反省の気持ちもこめて~北高尾山稜を歩く

2014年10月31日 20時47分44秒 | 私のPLACE(含・旅行記、山記録)

2014.10.30
北高尾山稜を歩く


★行程★
 中央線高尾駅~霊園前(バス)~八王子城跡資料館(15分)
 ~八王子神社(30分)~富士見台を経て杉沢ノ頭(50分)
 ~狐塚峠(60分)~杉の丸(25分
)~大嵐山(35分)
 ~堂所山(60分)~底沢峠(15分)~底沢バス停
 ~中央線相模湖駅(バス)


 発端は「八王子城跡」。ココで書いたように、長年の気がかりを解決すべく、昨日行動を起こした。
 でもせっかく休みを作ったし、見事な快晴の一日になりそうだし、ということで、前日に急遽、北高尾山稜を歩いて堂所山から相模湖に下るコースを選ぶ。

 八王子城とその歴史については、以下のところで。

 http://hshiro.fuma-kotaro.com/index.html

 戦国期の山城については、資料なども乏しく、実際のようすを再現したり解明したりすることの困難さがよくわかる。 
 

■八王子神社でお願い
 自宅でちょっとだけ仕事をこなして出発(あとで反省することになるのだが、もっと早く出るべきだった・・・)。
 JR中央線 高尾駅から
恩方ターミナルあるいは宝生寺団地行きのバスを利用するが、たまたま陣馬高原下行きのバスが来たので乗車。
 「霊園前」で降りたのは私たちだけで、ほかの大勢の登山客はたぶん陣馬高原下から陣馬山を目指したのだろう。
 (個人的には、陣馬山へ行くのなら南西から栃尾尾根か一の尾根を登るコースが好きだけれど)
 霊園前から八王子城跡資料館のある八王子城跡入口までは15分ほど。住宅地の車道を行く。静かで、目が痛くなるような濃いめの青空がうれしい。陽射しも最後の季節が残してくれた強さを保つ(だけどこの先は一部を除いて樹林帯のコースが続くので、陽射しの心地よさを味わうことは少なかったけれど)
 次に写真は、青空の美しさだけ。資料館付近の公園です。
 
 

 資料館でトイレを借りて、探勝コースを左に見つつ、古い石の鳥居をくぐって登り始める。このあたりは城主や家臣たちの居住地区だったらしい。
 新道と旧道に分かれるが、歩きやすい新道を行く。

 

 たかだか30分の道と侮るなかれ、結構な急登もあり、初っ端から「ふ~」とため息をついたところで、八王子神社に着く。
 途中、開けたところからは、八王子の市街地や付近の開発された地域、新宿の高層ビルなどが見える。ぐんぐん高度をかせいでいることが実感でき心地よい。
 八王子神社のあたりでは、男性のガイドのかたが高齢のご夫婦を神社や本丸跡など案内していた。
 高いところにあるというだけでなんだかご利益ありそうで、いろいろお願いをする。今年はあんまりいいことないもんなあ・・・とか。

 

 
 神社脇の先に道標を見つけ、富士見台へのコースに入る。
 すぐにポンプ付きの井戸。汗をかいた顔を洗う。気持ちいい。

 

 
■ずっとずっと過酷な?アップダウンの道が
 この先、堂所山まで、えんえんとアップダウンの道が続く。ほんとうに「続く」のだ。それもかなりの急な高低。
 富士見台からの富士山を楽しみにしていたのに、コースからちょっと外れたところにある富士見台に寄らずに、杉沢の頭に着いてしまった。失敗・・・。
 今回は眺望もないし、必死にアップダウンを繰り返していたから、実際は木々の合間から見えたはずの景色を見逃していたかも。
 「どうせあとで登るのに、なんでここまで下るのかよ。シロウトにはきつい、きつい・・・」と相方(笑)。山については、彼のほうがより「シロウト」なので。
 それでも今回は途中で軽く足をひねった(大したことはないけれど、下りがちょっと痛かったのです)
私をうまく誘導して、リーダーぶりを発揮していた。
 樹林帯の中、ひたすら下り登りを繰り返す。
 狐塚峠の手前で林道が見えたときには、一瞬コースを間違えて下ってしまったのかと思ったけれど、地図を開いて納得。
 杉の丸手前で出会った中年の男性から、「この先はどんな感じですか」ときかれて、「同じようなアップダウンが・・・」と答えたら、「私は狐塚峠で小下沢を下ります」って。
 ああ、私たちの先にも「同じようなアップダウン」が続いていることが明らかになってしまった・・・。とりあえず進むしかない。
 
 

 


 秋の陽はどんどん高度を下げる。

 私は下りに苦労しつつつも少々焦り気味に堂所山を目指す。
 ここらへんって結構あちこち歩いているけど、今回のコースがいちばんきついよね~なんて言いながら。
 もうそろそろじゃない?というところをじらされつつ、最後のピーク堂所山。
 西側が少しだけ開けていて、陣馬のほう?が見える。

  

 
■反省
 少しだけ休憩し、早々に出発。
 景信山~陣馬山をつなぐ主脈の縦走コースをちょっとだけ歩いて、底沢峠から底沢のほうへ下る。そろそろ薄暗くなっている。
 今回のコースではほんとうに数人の人にしか会わなかったね~、などと言いつつも先を急ぐ。
 すぐに樹林の中の急な下りが続き、樹林の中ゆえに日暮れが早い。
 途中からは半月が鮮やかな中を、ライトをつけて・・・。
 このコースは以前に友人と歩いたことがあり、とにかく下れば民家がありその先に美女谷温泉~甲州街道と続くことがわかっていたので自信があったけれど、そうでなかったら、あの暗闇の中、少し焦ったかもしれない。
 本当に、この季節と行程を考えたら、あと2時間は早く出るべきだったと反省。
 もう足がヘンになりそう・・・というところで、民家の灯りが・・・。その先の車道を20分くらい歩いて、交通量の多い甲州街道に出る。
 次のバスまで30分あり、Google Mapでは相模湖駅まで歩いて23分と出たけれど、相方が「もうオレをこれ以上歩かせないでくれ」と言うので、バスを待つことに。
 私の足元を気にしてかなり神経を使っていたので、これ以上は・・・ね。
 定刻どおりに到着したバスに乗り、5つめで終点の駅。ここまでほんとうに「歩いて23分」でOK?

 駅前の店はどこも閉まっていて寂しかったので、八王子に出て食事。
 今日一日の疲れと少々の満足をおみやげに帰宅。
 静かな山を思いっきり汗をかいて歩いた・・・、そんな一日でした。

 そういえば、底沢峠から15分ほど下ったところで、下の草むらでガサゴソという音。
 そのとき、相方は黒い物体が草むらの中を走っていく姿を見た。
 子どものクマだったと・・・。


                             

 秋にピッタリの失恋ソング、あなたは?

 http://news.ameba.jp/20141026-107/

 スピッツの「楓」と「君が思い出になる前に」がランクインしていました。
 う~ん、失恋したときに聴きたい曲なんて、ないかなあ。

 あ、失礼。
 「失恋したときに聴きたい曲」じゃなくて、「秋に聴いてみたい失恋ソング」でしたね。全然違う・・・。


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