隠れ家-かけらの世界-

今日感じたこと、出会った人のこと、好きなこと、忘れたくないこと…。気ままに残していけたらいい。

子連れのロックライブ参戦はどうなの?

2006年05月16日 14時11分22秒 | プチエッセイ
■行きたい気持ちもわかるけど…。

 昨夜のウルフルズのライブにも、小学校低学年や未就学児童かな、と思われるこどもをつれている女性の姿をチラホラ見かけた。ロックバンドのライブとしては、ウルフルズのライブは子連れ率が高めかもしれない、という情報もある(2ちゃん、だけど)。ウルフルズの場合、ブレイクした頃高校生くらいだったファンが今ちょうど育児にかかりっきり、ということもあるのかもしれない。特に東京の場合は、預かってくれるような親や知り合いがなかなかいない、という事情もあるだろうし。
 ライブに行きたい気持ちはすごくよくわかる。特に専業主婦の場合は、普段子どもと二人きりで閉塞的な空間にいることも多いだろうし、若いときに好きだったバンドのライブがあって、無理すれば子連れもOKという時期になれば、ムクムクと行きたい気持ちも高まるだろう。
 ファミリーコンサート的なイベントなら、保育コーナーなどを併設している場合もあるという。ただロックライブは子連れ客の数も少ないだろうし。それに、やっぱり「ロック」だものね。某アーティストが「保育室はなあー、なんかロックじゃねーよな」と言っているのを聞いたことがあるが、それもやっぱりわかる。ロックはどこか、いかがわしくなければ、存在価値ないし。
 子どもが楽しんでいれば問題はない。でも、2時間から2時間半の間、ロックを楽しめる5歳の子どもっていうのは、ある意味特殊。だいたいは飽きてくる。トイレも行きたくなる。ぐずる。母親は怒る、あるいは自分ははじけているからぐずる子どもを無視する…、そんなとこです。なかには「うるさくしてると怒られるよ」「追い出されちゃうよ」となだめている母親もいるけど、追い出されて困るのは母親のほうで、子どもはきっと追い出されたほうがラッキーだろう。
 私も一度だけスピッツのライブで奇跡的に前から一桁という席が手に入って狂喜乱舞したとき、隣に4歳くらいの男の子と母親がいたことがある。これは悲劇でした(笑)。みんな立つから当然子どもは見えない。だから母親がだっこする。私の顔の真横に子どもがいて、時々私の視線をさえぎる。そのうち母親は腕が疲れてきたのか、前の座席の背に子どもを立たせ、軽く支えるようにする。母親はライブに夢中になるから、当然子どもへの関心が薄れ(笑)、子どもが足を踏み外す。ぐずる。怒る。しかたなく、私はバッグにもっていたフルーツのど飴をその子にあげる。ちょっと機嫌が直るけど、そんなのは長続きしない。そしてトイレタイムは2回。勘弁してよ~、となる。子どもは嫌いじゃないけど、このときの私の心境はちょっと危険でした(笑)。
 そして結局、子どものためを考えても、ロックバンドのライブに子連れはマズイんじゃないか、という結論に達してしまうのだ。
 どうしても行きたいなら、いろいろ画策して同じような境遇の友人たちと協力するとか、手はあるだろう。たかだか数時間のことだし。
 それに「子育てでライブに行けない時期」というのは案外短い。だったら、その間はDVDでお茶を濁すとかして、「行きたい! 行きたい!」気持ちをためていけば、久しぶりにライブに行ったときの感動は一生ものの貴重な思い出になると思う。
 だからさー、ロックライブに子連れは勘弁してください、というのは冷たいですか?

コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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そーなんです (そーそー)
2006-05-16 15:03:56
やっぱり子連れはご遠慮願いたい。

大人しくしてる子でも、こっちは気になってしょうがない。

そんなときに親はノリノリで子どものこと全然気にかけてなかったりすると、余計にハラ立ちますね。

結局はすべて自分の満足のためじゃん!?という感じ。



東京とかの都会だったら、むしろ時間保育やってるとこ多いんじゃないかと思います。



こっちだって貴重な時間とお金かけて行ってるんだ。

台無しにしないでーー!という感じです。

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そうですねえ。 (かけら)
2006-05-17 00:38:48
コメント、ありがとうございます。

そうですね、やっぱり子どもを連れて行く、という場ではないですよね。

我慢させられる子どももかわいそうだし。

今日、ドームに交流戦見にいってきたんですが、野球少年たちがうれしそうに応援していました。これだよな~と思いました。
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