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隠れ家-かけらの世界-

今日感じたこと、出会った人のこと、好きなこと、忘れたくないこと…。気ままに残していけたらいい。

「ラケンロー」で盛り上がった漫遊記

2022年04月04日 22時16分29秒 | スピッツ

2022.04.03
「草野マサムネのロック大陸漫遊記」
FM TOKYO



 4月も2週目は、「いきなりの」話題で『ムーミン』から。
 「ね~ ムーミン こっちむいて♪」と「いきなり」歌いだして、「おねんね」に言及。
 「はずかしがらないで モジモジしないで おねんねネ♪」の歌詞で、「恥ずかしがったりモジモジしたししたあとで『おねんね』ってどういうこと?」とずっと疑問だったという。
 実はこの「おねんね」は、「『寝る』ことではなく、幼さを揶揄する昔のスラング」。
 ダウン・タウン・ブギウギ・バンドの「港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカ」では「ウブなネンネじゃあるまいし♪」という歌詞があるし、「60歳代以上の方はわりと使っていたのかな」。
 「よせやい」とか「よしてよ」で使われる「よす」も、最近はあまり使われない。
 こういう言葉、「思い出したら、番組内でも積極的に使っていきたい」。
 (あらゆる言葉へのこんな関心が、言葉の伝道師たる所以?)

 そして、今日の特集は、【ラケンローなナンバーで漫遊記】。
 「ラケンロー」は草野用語だそうで、実際は「ブギーと呼ばれているノリノリなロックナンバー」で、草野くんのプレイリストからの選曲だそうです。「70年代の洋楽ロック中心に」。


 オンエア曲
 01 旅人(スピッツ)

 02 California Man(Cheap Trick)
 03 I'll Get You Rockin'(The Godz)
 04 You Didn’t Know Any Better(John Du Cann)
 05 Rockin' with the Music(TEAZE)
 06 Over The Edge(Status Quo)
 07 Guitar Train(Brownsville Station)
 08 完全無欠のロックンローラー(アラジン)
 09 醒めない(スピッツ)


 漫遊前の一曲は、スピッツの「旅人」(1996年、14thシングル「渚」のカップリング/1999年、スペシャルアルバム『花鳥風月』)。
 「ラケンローなリフが入っているスピッツの曲」ということで。
 (雰囲気は「ラケンロー」ではないけど・・・)

 最初の曲は、「オレん中で『ラケンロー』と言えば、この曲かな」、Cheap Trickの「California Man」(1978年、3rdアルバム『Heaven Tonight 天国の罠』)。
 (気持ちのいいノリ具合)
 Cheap Trickにはまっていた頃、聴きまくっていた楽曲だそうで、「印象的な」お気に入りのフレーズを弾いてくれた。
 彼らのオリジナルではなく、ELOの前身バンド、The Moveの1972年の曲。
The Move - California Man
 (これは、The Moveのほう。「ザ・ラケンロー!」な感じ?)


 さてさて、ラケンロー。
 草野くんの中でも「とくに定義があるわけではない」と言いつつ、ブギーなフレーズを弾いて、「これをあえて『ラケンロー』とします」宣言。
 もともとブルースがルーツで、20世紀初頭にアメリカで生まれたブギウギがもとになっている。
 「東京ブギウギ」のフレーズを弾いて、「これを思い浮かべてくれればいいかな?」。
 (・・・って、思い浮かべられる人、限られる??)
 昔のブギウギはピアノの伴奏が多かったが、そこから発展させて、チャック・ベリーがパイオニアとされている。
 (ご機嫌なフレーズを演奏してくれる。今夜は気分がアッパー)
 草野くんのイメージでは、「アメリカのハイウェイで、でっかいトレーラーを運転しながら聴くのかな」と。


 次の曲は、The Godzの「I'll Get You Rockin'」(1985年、アルバム『I'll Get You Rockin'』)。

 イギリスにもThe Godzというバンドがいるが、これはアメリカのオハイオ出身の、「まさにオレのイメージどおりのバンド。効果的に入ってくるホーンセクションもメチャメチャ盛り上がります」。
 (適当に重くて、それがちょっといい感じ)

 次の曲は、John Du Cannの「You Didn’t Know Any Better」(1992年、唯一のソロアルバム『The World's Not Big Enough』)。
 John Du Cannさんは、「草野マサムネ公認のロックギター・マエストロ」。
 アタック、アンドロメダ、アトミック・ルースター、ハード・スタッフなど、渋いロックバンドを渡り歩いたイギリスのギタリスト。
 これはソロの曲。「ご本人はラケンロー志向だったようで、シャッフルなリフがご機嫌なナンバー」。
 (メロディーも印象的な心地よい曲だな)
 77年にレコーディングされたものが、15年のお蔵入りを経てリリースされたアルバム!

 次は、カナダのバンド、TEAZEの「Rockin' with the Music」(1977年、デビューアルバム『TEAZE 青春の暴走』)。
 この番組でもお馴染みの福岡の中古レコード店「田口商店」で、草野くんが高校生の頃、100円でたたき売られていたシングル盤だそうだ。
 邦題の「ロックでぶっ飛ばせ」がベタでいいなと思い、それにつられてレジに持って行った・・・と。
 圧が強そうなタイトルだが、「実は適当につけたんじゃない?」と。
 当時の日本の業界では推していたようで来日公演も行われ、客席はガラガラだったがサービス満点のライブだったらしい。
 草野くんの言う「いわゆるラケンローなフレーズ」は登場しないが、「風味はある」。草野くんは、同じカナダのバンド、Bachman-Turner Overdriveの名前を出して、「同じテーストなのでは?」と。
 アルバムの邦題『青春の暴走』を紹介して、「これもイカしてますね」と。
 (以下は、日本公演のようす)
 TEAZE: Live in Japan


 メッセージコーナー。
 小学校の先生のリスナーさんから。
 コロナ禍で給食の時間は「前を向いて黙食」という現実の中、やんちゃ坊主たちがせめて静かに食べてくれるようにと、YouTubeでMVを流しているそうだ。先日の「ツンタンビート」からはsumikaやズーカラデルのMVもさっそく流した、と。
 「草野さんオススメの『昼に見たいMV』は?」
 草野くんは基本的に「ミュージシャンがMVが好き」「不良っぽいやつとかヤバめのやつが好き」だから、「子どもが喜びそうなのはないかな」。
外道-香り
 (給食の時間に子どもに・・・は無理無理。)
 「ベタなとこでは、a-haの『Take On Me』は何度見ても楽しいかな」と。
 a-ha - Take On Me (Official Video)

 最近では、「The Go! Teamというバンドの『Semicircle Song』というMVが、映像が万華鏡のようできれい」と。(たしかに、きれいだ!)
The Go! Team - Semicircle Song

 邦楽では、「サカナクションの『新宝島』のMVがすごく好き」なんだけど、「ドリフ世代じゃない子どもが見てもおもしろいかな?」と。
サカナクション / 新宝島 -Music Video-
 (これはいいかも。小学生ならサカナクションわかる子もいるし。)

 3年ほど前にネットで購入したトレーナー。プリントされていたのがDeep Purpleだと最近になって知ったリスナーさん、「こういう形で知らなかったバンドに出会えてうれしかった」と。
 (お若い方ですね、きっと。)
 草野くんも以前に、「絶対この人は聴かないだろうな」というような初老の人がガンズのTシャツを着ているのを見たことがあったそうで。「ファンだったらすいません」
 (コロナ前に、車いすの母をつれてユニクロに買い物に行ったとき、母が「色がきれいね」と選んだのがガンズのTシャツだったことを思い出した。)
 草野くんも子どもの頃、アポロキャップをかぶっていて、「MarlboroとかWinstonと書かれていた文字が煙草の銘柄とは知らなかった」と。
 「だけど、好きなバンドじゃなかったりすることもあるかもしれないから、ちょっと検索したほうがいいかもね」と。
 (ヤバめなスラングってこともあるし)


 次の曲は、「意外に重要なバンドなんだけど、初めてかけるかもしれない」、Status Quoの「Over The Edge」(1980年、13thアルバム『Just Supposin』)。
 Status Quoは、イギリスのロックヒストリーだけでなく、ポップヒストリーを語るうえでも欠かせないバンド。
 イギリスでは国民的スターだけれど、日本での知名度が低い。バンドエイドにも参加していて、「スピッツの田村も好きなはず」。
 結成当時の60年代初頭は「サイケだったりポップだったり」していたけど、70年代から50年余り、「ラケンローな曲を奏でている」。
 (個人的には、若いころラジオでよ~くかかっていたっけ)
Status Quo - Down Down (1975) • TopPop

 最後は、Brownsville Stationの「Guitar Train」(1970年、デビューアルバム『No BS』)。
 黒縁メガネがトレードマークのカブ・コーダさん率いるアメリカ、ミシガン州出身の、ハードブギーを奏でるパーティーバンド。
 モトリー・クルーによるカバーで有名な「Smokin' In the Boys Room」は彼らの楽曲。
Mötley Crüe - Smokin' In The Boys Room (Official Video)
 今日の曲は、いかにもなハードブギーな楽曲。


 特集の最後に。
 日本でも昭和のころは、ダウン・タウン・ブギウギ・バンド、横浜銀蝿、アラジンなどの「ラケンローなギターパターンの曲」が結構あったけど、「最近はベタすぎて、そういうヒット曲はなくなった」。
 今日、草野くんが何度も聴かせてくれた「ラケンローなフレーズ」は、「これだけで完成品」っぽくなるので、「曲を作り始めた方はぜひ使ってみてください」。
 (楽しい選曲でした! 続けて聴いたら、心も体も軽くなりそう。楽しかったなあ~)


 そして、「ちょっぴりタイムマシン」のコーナー。

 (イントロは、えっ、「チェリー」?)
 曲は、アラジンの「完全無欠のロックンローラー」(1981年、デビューシングル)。
 このコーナーも、「今日はラケンローな曲で」。
 「50代くらいの人にはお馴染み」なコミックソング。「コミックソングなんだけど、ギターの音がカッコいい」。
 エレキギターに興味を持ち始めた草野少年は、当時もそう思って聴いていたそうだ。
 ギターソロがかっこよくて、彼の記憶によれば、ギタリストはSGを弾いていた。当時、高中正義さんが弾いていたので、とても人気があったそうだ。
 ギターの音に注目して聴いていたので、コミックソングとしてのおもしろさにはまったく記憶になく、「お笑い芸人を、ネタじゃなくファッションだけに注目して見てた」という「失礼な聴き方をしていたかも」と。
 (この曲はよく覚えているけど、これをギターの音に注目して聴いていた、というのがある意味驚き?)
 アラジンの高原 兄さんは現在、FMとやま、木曜昼12時からの番組『サンクス・スマイル・ミュージック』でMCをされていて、草野くんがradikoのエリアフリーで聴いたら、「いい感じにローカルな雰囲気で富山を旅している気分になった。懐かし目な曲もかかる」そうです。
 (こういうフォローがいいですね~。ラジオ仲間への優しさ。)

 そして、来週は、【サイモン・フィリップスで漫遊記】。
 ワンアーティスト特集で、初のドラマー縛り!
 70年代から活躍するイギリスのドラマーで、数々のロックの名盤で名前を連ねてきた。
 セッションドラマーだが、決して無難なプレイではなく、「あ、これ、サイモン・フィリップスだよね」と気づかせてくれる、そんな特徴的なプレイをするそうです。

 「草野さん、久々に洗車しました。車がピカピカって、気持ちいい~」



                              


 『ダマせない男』
  https://www.ntv.co.jp/damasenaiotoko/
 録画しておいたものを、昨夜ようやく・・・。
 久々の堺雅人さまに、心をほぐしていただきました。
 また、映像や画面でお目にかかりたい。


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