花冠ブログ句会

主宰・選者/高橋正子 世話人/藤田洋子

投句選句箱③/11月

2008-11-23 00:29:36 | 投句選句箱
■今週の秀句②■
★鬼ごっこ落ち葉踏みしむ音高く/高橋秀之
落葉も気にせず、元気に鬼ごっこをする子たちを詠んでいて、読めばたのしくなる。「音高く」に子どもの動きが見える。(高橋正子)

★初雪や静まる林光満つ/丸山美知子
初雪なので、静まる林が鮮明な印象。「光満つ」で林に喜びがあるような明るさがある。(高橋正子)

★大根干す空気甘しと思いつつ/宮本和美
ほどよい風があり、小春日和の日差しに空気が甘いと感じられる。こんな日に大根を干すと日と風に甘く干しあがるだろうと思う。(高橋正子)

★菜園の冬菊芳し朝晴れに/小川和子
菜園の隅に菊が植えられているのをよく見かける。その菊も冬に入ると、朝の晴れに芳しい香をあげる。これこそ冬菊の香。(高橋正子)

★一村に鎮守いずこも銀杏の黄/黒谷光子
一つの村には、鎮守の杜が一つずつ。どの鎮守の杜にも銀杏があって黄葉している。それが点在するので、日本の原風景があって、うれしい。(高橋正子)

★朝日受け霜の白菜かがやけり/小口泰與
白菜がしっかりと巻いて立派に育っている。その白菜に霜の降り、朝日が差すと、きらきらかがやいて、生きいきとしている。(高橋正子)

★シクラメン窓辺に咲いて朝日射す/堀佐夜子
華やかなシクラメンの花を窓辺に置けば、朝日がさして、心地よい日当たりに華やぎを増してくる。明るい窓辺に生活も楽しくなる。(高橋正子)


■今週の秀句①■
★冬晴れにハンドベルの音透き通る/飯島治朗
ハンドベルの音色が特に透き通って聞こえるのは、クリスマスが近いころ。冬晴れの日には、音に透明感が増す。(高橋正子)

★門灯を消す静けさに今朝の雪/志賀泰次
門灯を消そうと外を見ると雪が積もっている。朝の静けさが雪をもってなお静かになった。(高橋正子)

★若狭きて鄙びた宿の松葉蟹/小河原宏子
若狭の鄙びた宿で出された松葉蟹。ただそのことだが、いい詩情がある。(高橋正子)

★雪吊りの天辺きりりと結わえられ/黒谷光子
出来たばかりの雪吊り。縄も新しく、きりりと張られている。天辺がきりっと結わえられたからこそ。(高橋正子)

★一片の雲なき空よ波郷の忌/多田有花
波郷の忌日は、11月21日。肺結核を病んだ波郷に、一片の雲もない空と空気が、何よりの手向けと感じられる。(高橋正子)

★木枯に黄昏さそう紺の海/篠木 睦
木枯が吹くと、紺色の海にさえ、黄昏が来るのが早まるようだ。目にある紺が次第に色薄れてさびしくなるときである。(高橋正子)

★洋館を丘にとどめて冬きたる/藤田荘二
洋館は変わりもせず、丘の上に。冬も変わりもせずやって来た。こうして幾年も過ぎて来たのだろうし、また過ぎてゆくのだろう。(高橋正子)

★晴れし日の鶺鴒白き胸を張り/大西 博(添削)
もとの句は、季重なりなので添削した。鶺鴒は、地面を歩いていることもしばしば。いい天気なので、鶺鴒も胸を張って歩いているようだ。胸の白が印象的。(高橋正子)

●入賞発表/11月16日(日)~11月22日(土)

2008-11-23 00:23:34 | 入賞発表
■11月16日(日)~11月22日(土)
□高橋正子選

【最優秀】
★音立てて山の日差しの落葉踏む/藤田洋子
「山の日差しの落葉」がいい。山の落葉にあかるく日があたり、そこを歩くとほっこりとした落葉の音がする。(高橋正子)

【特選/5句】
★唐黍を剥けばぎっしり粒弾む/河野啓一
「粒弾む」がいい。よく実が入った唐黍のみずみずしく、つやつやした輝きに「弾む」が出たのだろう。(高橋正子)

★山風に大根洗う藁たわし/宮本和美
大振りな句で風格がある。水に濡れた藁たわしの色と、洗われた大根の白さが好印象。山風の中、洗う水にも勢いと温みが感じれる。(高橋正子)

★鶺鴒発つ水辺光らせ声残し/柳原美知子
鶺鴒の清冽さがよく出た句。水辺にいる鶺鴒が、声を残し、水辺を光らせて飛び立った。その一瞬の印象。(高橋正子)

★色葉まだ残して梅の剪定され/多田有花
梅は剪定をして来年の実を待つ。早くも剪定されたか、すぱっと剪られた枝に、色葉がちらほら残っている。すっきりとしたいい景色だ。(高橋正子)

★信州の空青かりきと冬林檎/黒谷光子
「青かりき」の「き」は、過去を表す助動詞で、「青かった」と直せる。信州の空は青かったよ、と言って冬林檎を贈られた。信州の空の青に、冬林檎の冷たく、さわやかなのが身にしみて感じられる。(高橋正子)

【入選Ⅰ/10句】
★冬晴れに白足袋並ぶ南窓/上島祥子
七五三のお参りか、結婚式があったのか、白足袋が洗って干されて、ずらりと南窓の日当たりに並んでいる。冬晴れと白足袋がすがすがしい。(高橋正子)

★冬星座きりりと光り傾斜なす/藤田裕子
冬の星座がきりりと引き締まり、傾いている。星座は時間と共に傾きが変わるので、その傾きに夜が更けてゆくのを感じる。(高橋正子)

★冬構して動物園の鎮もれり/前川音次
冬構となった動物園。動物の動きもひっそりと、園全体が鎮もっている。動物園の冬である。(高橋正子)

★凩に撥ねたる雲のかがやかに/川名ますみ
「撥ねるたる雲」にうなずく。凩が撥ね飛ばされて、ひとかたまりの雲が空に浮いて、陽にかがやいている。凩の面白い仕業。(高橋正子)

★純白の山茶花青き影落し/渋谷洋介
純白の山茶花なので、黒き影とならず、青き影となった。この清潔さが印象深い。(高橋正子)

★うろこ雲眼下に海のエメラルド/飯島治朗
うろこ雲の下には、エメラルド色の海。南の島の伸びやかな景色はまるで楽園である。(高橋正子)

★冬すみれ小さき花つけくっきりと/祝恵子
冬すみれの花が咲いた。小さい花であるが、花の色が澄んで、くっきりとしている。二つ三つと数えるように咲くこともあって。(高橋正子)

★朝時雨して特急の始発出る/小川和子
朝の時雨が始発の特急に降りかかる。駅を出て、スピードを増して時雨と一体になりつつ走る特急の姿を想像する。(高橋正子)

★雨上がり白菜しばしあおあおと/小口泰與
雨上がりの白菜は、雨に潤って、玉を取り巻く青い葉が生きいきとしている。「しばし」の観察がよく、畑に育つ白菜のみずみずしさが出た。(高橋正子)

★小春日のわが影を踏む外泊日/志賀泰次
北海道はもう本格的な冬になっているのでしょうね。それでも暖かい晴天の日、外泊のうれしさ、太陽を浴び、自分の影を自分の足で踏む楽しさ、しみじみと伝わってきます。(多田有花)

【入選Ⅱ/12句】
★枯枝を大に広げて日の眩し/小西宏
枯枝を空に大きく広げたのは、「日」である。空に大きく広がった枯枝を入れて見る景色のなんと日の眩しいことか。発想としてユニーク。(高橋正子)

★雪の雷瓦の屋根に響きくる/丸山美知子
「雪の雷」というのもすざましい。雪を起こす雷が、屋根瓦に轟き、家居を驚かす。秋田の冬が身近に感じられる。(高橋正子)

★一湾の光きらきら牡蠣筏/篠木睦
晴れた冬日、明るい日差しが降りそそぐ湾内。牡蠣筏が波間に光って見えてきます。寒さのなかにも明るさのある一句です。 (飯島治朗)

★底冷えや朝まだ早き列車音/井上治代
底冷えのする朝。列車の音が地面を伝わるように響いてくる。盆地の底冷えの朝を感じさせてくれる。(高橋正子)

★雨に咲くレモンイエロー石蕗の花/堀佐夜子
雨に濡れて冷たくかがやく石蕗にの花をレモンイエローといった。その感覚が新鮮だ。(高橋正子)

★山稜の空浅葱色暮早し/笠間淳子
暮れまぎわの山稜の空が浅葱色で、美しい。「暮早し」の季語に思いが入れられた。(高橋正子)

★直角に航跡交じる冬の海/高橋秀之
行き交う船の航跡が直角に交差することもある冬の海。冬海のきびしさに、船の安全が祈られる。(高橋正子)

★時雨降る桜ヶ丘なる教会へ/桑本栄太郎
「桜ヶ丘」と「教会」の取り合わせがハイカラで、時雨に情緒がある。(高橋正子)

★平和通り銀杏降る道降りやまず/大西 博
「平和通り」は、松山市にある東西を走る城北の広い通りで戦後作られた。銀杏並木が並ぶ。黄葉の季節には、「降りやまず」を実感する。(高橋正子)

★木枯と一緒に駆けるランドセル/小河原宏子
表現の巧さがありいよいよ寒さのつのる、その情景がよく伝わります。 (篠木 睦)

★仰ぎ見る冬月淡くけがれなし/吉川豊子
初冬のころの月は、さほど寒くないせいもあってか、淡くふくらんで見える。「けがれなし」に救われる。(高橋正子)

★里山に点る黄葉の大銀杏/國武光雄
里山の木々が枯れ始める中に、大銀杏の黄色が鮮やかに浮かびます。里山であることに親しみを感じます。 (黒谷光子)

投句選句箱②/11月

2008-11-16 09:05:37 | 投句選句箱
■今週の秀句①■
★雪の雷瓦の屋根に響きくる/丸山美知子★★★★
「雪の雷」というのもすざましい。空は雪催い。その上雷が屋根瓦に轟き、家居を驚かす。秋田の冬が身近に感じられる。(高橋正子)

★鶺鴒発つ水辺光らせ声残し/柳原美知子★★★★
鶺鴒の清冽さがよく出た句。水辺にいる鶺鴒が、声を残し、水辺を光らせて飛び立った。その一瞬の印象。(高橋正子)

★色葉まだ残して梅の剪定され/多田有花★★★★
梅は剪定をして来年の実を待つ。早くも剪定されたか、すぱっと剪られた枝に、色葉がちらほら残っている。すっきりとしたいい景色だ。(高橋正子)

★冬晴れに白足袋並ぶ南窓/上島祥子★★★★
七五三のお参りか、結婚式があったのか、白足袋が洗って干されて、ずらりと南窓の日当たりに並んでいる。冬晴れと白足袋がすがすがしい。(高橋正子)

★唐黍を剥けばぎっしり粒弾む/河野啓一★★★★
「粒弾む」がいい。よく実が入った唐黍のみずみずしく、つやつやした輝きに「弾む」が出たのだろう。(高橋正子)

★山風に大根洗う藁たわし/宮本和美★★★★
大振りな句で風格がある。水に濡れた藁たわしの色と、洗われた大根の白さが好印象。山風の中、洗う水にも勢いと温みが感じれる。(高橋正子)

■今週の秀句②■
★凩に撥ねたる雲のかがやかに/川名ますみ★★★★
「撥ねるたる雲」にうなずく。凩が撥ね飛ばされて、ひとかたまりの雲が空に浮いて、陽にかがやいている。凩の面白い仕業。(高橋正子)

★純白の山茶花青き影落し/渋谷洋介★★★★
純白の山茶花なので、黒き影とならず、青き影となった。この清潔さが印象深い。(高橋正子)

★信州の空青かりきと冬林檎/黒谷光子★★★★
「青かりき」の「き」は、過去を表す助動詞で、「青かった」と直せる。信州の空は青かったよ、と言って冬林檎を贈られた。信州の空の青に、冬林檎の冷たく、さわやかなのが身にしみて感じられる。(高橋正子)

★冬構して動物園の鎮もれり/前川音次★★★★
冬構となった動物園。動物の動きもひっそりと、園全体が鎮もっている。動物園の冬である。(高橋正子)

★うろこ雲眼下に海のエメラルド/飯島治朗★★★★
うろこ雲の下には、エメラルド色の海。南の島の伸びやかな景色はまるで楽園である。(高橋正子)

★冬すみれ小さき花つけくっきりと/祝恵子★★★★
冬すみれの花が咲いた。小さい花であるが、花の色が澄んで、くっきりとしている。二つ三つと数えるように咲くこともあって。(高橋正子)

★朝時雨して特急の始発出る/小川和子★★★★
朝の時雨が始発の特急に降りかかる。駅を出て、スピードを増して時雨と一体になりつつ走る特急の姿を想像する。(高橋正子)

●入賞発表/11月9日(日)~11月15日(土)

2008-11-16 09:03:52 | 入賞発表
■11月9日(日)~11月15日(土)
□高橋正子選

【最優秀】
★小白鳥みな北向きに漂える/黒谷光子
小白鳥は北風を顔に受けているのだろうか。北向きにみんな揃ってさざめくように漂っている。まことに美しい光景だ。(高橋正子)

【特選/5句】
★欅立つ落ち葉きらめく陽の中に/小西 宏
情景がよく整理されている。陽を受けてきらめきながら散る落葉。その中心に黄葉した大きな欅の存在が示されている。(高橋正子)

★大菊をゆらゆら揺らし搬入す/安藤智久
菊花展への搬入であろうか。丹精籠めて育てた大菊を慎重に運ぶが、花の重さに、「ゆらゆら」揺れてしまうのである。ここが面舞台と違って、面白い。大菊が生きいきしている。(高橋正子)

★雪吊の縄匂いおり伊勢神宮/篠木 睦
伊勢神宮の神域に匂う雪吊りの縄。真新しい今年藁で綯われたものだろう。清浄で、すがすがしい思いになる。(高橋正子)

★火の島の高くさかんに石蕗咲ける/藤田荘二
「さかんに」がこの句を生かして、火の島の地形をよく想像させてくれる。火の島の土の色、石蕗の花の明るさの対比が力強い。(高橋正子)

★石蕗の花水辺に見つけまた見つけ/祝恵子
石蕗の花が水辺にあって、互いに照らしあうように咲いている。一箇所かと思うと、また別のところにも石蕗の花がある。しずかな明るさがいい。(高橋正子)

【入選Ⅰ/10句】
★朝露の田の一面に裾野まで/丸山美知子
朝露の田が山裾まで続く。見渡す限りの朝露の田がさやかだ。(高橋正子)

★桜紅葉透かせて淡き瀬戸の海/柳原美知子
桜紅葉の間から見える瀬戸の海は、真っ青ではなく、「淡き」海である。瀬戸の海のやわらかさがでている。(高橋正子)

★初雪の音なき風とわが息と/志賀泰次(添削)
風の音もなく、初雪がはらはらと降る。わが身を離れる息も白い。初雪の降る日は寒くさびしい。(高橋正子)

★祝宴のあと白鳥の湖を見に/黒谷光子
祝宴の余韻が、白鳥の漂う湖にまで広がって、純白の白鳥が花のように美しくみえる。(高橋正子)

★落葉掃く子等には長き竹箒/宮本和美
子どもの背丈には、竹箒は確かに長すぎる。その姿に子どもらしさがあって、落葉掃きの楽しさが見える。(高橋正子)

★朴落葉かさりと時の重なりぬ/多田有花
朴の大きな葉が落ちる。「かさり」といういう音が、時の上に重なり落ちた印象だ。(高橋正子)

★地に届くまでの間のあり散る木の葉/小川和子
木の葉は、木を離れ、宙に舞いながら、地に届く。そのわずかの間にも散る木の葉のいろいろの姿を楽しむことができる。間にしてほどよい。(高橋正子)

★冬うらら欅並木を遠く見る/笠間淳子
欅並木は黄葉しているだろう。遠くその色を見る。「遠く見る」にうららかさ、作者の心境が出ている。(高橋正子)

★外つ国の子も数えいる都鳥/前川音次
都鳥を外国人の子ども混じっても数え、小春日和のなごやかさを感じさせる。(高橋正子)

★ポトフの具大きく切って冬はじめ/臼井愛代
寒くなりかけた頃は、温かい料理が懐かしく、ポトフなどを作ってみたくなる。野菜など大きく切って、ことことと煮るのいい時間である。(高橋正子)

【入選Ⅱ/12句】
★小春日や母と広げる古アルバム/國武光雄
のどかな小春日和に母とめくる古いアルバムに、懐かしい思い出が蘇る。母思いの句。(高橋正子)

★蔓引けばわんさわんさと烏瓜/村井紀久子
藪などに蔓を絡めて垂れる烏瓜。朱の実は、俳味があって面白い。蔓を引くと、藪をわんさわんさ言わせるのである。(高橋正子)

★桜紅葉銀杏黄葉と並ぶ道/河野啓一
桜紅葉の赤、銀杏黄葉の黄と色鮮やかなもみじが連なる道である。もみじの赤も黄も一度に目に映るたのしみ。(高橋正子)

★新米は婿の故郷「はえぬき」/渋谷洋介
はえぬきは、イネの品種のひとつで、山形県産。作付け面積が少なく、コシヒカリに比べ知名度がいまひとつのようだ。冷めても食味があまり落ちないとのこと。身内から届く新米は、特にうれしい。(高橋正子)

★鈴生りの柿川面に映る橋渡る/堀佐夜子
川を渡るとき見える川面に鈴なりの柿の実が映っている。川面の水と柿の実の朱が透明感をもって鮮明に詠まれている。(高橋正子)

★寒林や塩田平の無言館/小口泰與
無言館は、戦没画学生の絵で知られているが、「塩田平」、「寒林」が、なお寒々とした悲しみを呼び起こす。(高橋正子)

★身ほとりの秋深みゆく風の音/小河原宏子
秋の深まりは、自分の身のまわりから、感じられてくる。風の音にも。(高橋正子)

★駅毎の桜紅葉や阪急線/桑本栄太郎
阪急線に乗ると、停まる駅ごとに桜紅葉が美しいという。日常に深く入れ込まれた桜紅葉に関西らしさがある。(高橋正子)

★椰子の葉の光りて揺れる月夜かな/飯島治朗
南の島のロマンチックな月夜。南の島のゆっくりした時間に時を忘れてしまいそう。(高橋正子)

★煮こぼれの匂い広がる冬厨/井上治代
日暮れの早い冬は、夕飯の仕度にも気忙しくなり勝ち。煮こぼれにあわてることもある。しかしその匂いに、家庭らしさがあって、温かみを感じる。(高橋正子)

★大根の葉のあおあおと篭の中/藤田裕子
あおあおとした葉をつけた大根が篭に入れられている。あおあおとした菜と篭の取り合わせがいい感じである。(高橋正子)

★撫子や夕陽集めて庭の隅/吉川豊子 
庭隅にある撫子に夕陽が差して、小さな花が微笑むようである。(高橋正子)

●11月伝言板

2008-11-01 00:09:40 | 伝言板
■花冠創刊号
□各自ご自分の俳句や原稿をご確認ください。訂正がありましたら、下記アドレスの<コメント>にお書き込みください。
http://blog.goo.ne.jp/kakan12/

■藤田荘二句集「艫綱」/新刊!
□11月18日、荘二さんの句集「艫綱」をクロネコメールで送りました。お手元に届きましたら、下記ブログの<コメント>にその旨をお書き込みください。読後感想などもお書きください。
http://blog.goo.ne.jp/suien14/

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