goo blog サービス終了のお知らせ 

広島の通訳ガイドのひとりごと

新ブログ
http://kajimama.exblog.jp/

雷桜

2010年10月26日 | 
市内中心に新しくできた本屋さんをぶらぶらしてて目にとまった話題の1冊。カバーの岡田君の写真に抗えず買ってしまいました(笑)

読みながらビジュアル化できる小説です。さすが映画になるだけのことはあります。読みやすいのが一番。3行読んだら寝てしまう類ではありません。

頭の中で主人公がどうしても岡田将生と蒼井優になるのはいたしかたないか・・・

映画では人物も風景もさぞ美しいことでしょうね~
レディーズデイに観に行こうかしら・・・

『アラスカ物語』

2008年12月12日 | 
新田次郎の小説。
な、なんと、なぜかうちのダンナが読んでいたのです・・
星野道夫さんとかカヌーイストが読んで感動したとは聞いたことがあるけれど、まさか・・・ダンナまで・・・以前から気になっていたので一気に読んじゃいましたー。

ええですよ~~。フランク安田さんという東北出身の医者の三男がわけありイロイロでアラスカに渡り、エスキモーのモーゼと称えられるまでになった物語なのであります。ニッポン男児のええとこやら、チョットねじれた部分やら著してあって・・アラスカの大自然との闘いやら人間関係やらが詳細に書かれているので飽きません。ま、興味のあつさにもよるでしょーけど。

改めてアラスカのガイドブックを開いてみました。ヴィーバー村って・・今でも陸路はないのです。ユーコン川の北側。南はサークル温泉への道がありますけど・・カヌーかセスナのチャーターなんでしょうか。

フェアバンクスからアンカレッジへの飛行機の私の隣には、バローという北米大陸最北端のエスキモー、鯨獲りのキャプテンが座っていました。コニシキみたいな体型で(←ワタシのこととちゃいますよ~)、どないしてもからだの接触が避けられないので、できるだけフライトを快適に過ごそうと話しかけたのです。

日本人と分かると、初めに訊かれたのが「鯨を食べるのか?」でした。うちの娘たちは鯨なんて食しませんが、私は食べます。そのように答えると「皮も食べるのか?」という質問。正直、皮は食べたことありません。だからその通り答えました。そのあと「アンタはワシの従姉妹によく似てる」と言われたのです・・・ジャパニーズにはとてもフレンドリーでした。

帰国して、いろんな本を読むと、「エスキモー」が「生肉を食べる」という意味・・うへぇ~と思いながら刺身食べてるワタシ・・・生肉じゃん。馬刺し食べるし・・・エスキモーにとってトレトレの鯨の皮って最高のご馳走なんですってね。それは知らんかったです。

未だ北極圏に足を踏みいえれたことがありません。
憧れは増すばかり。ユーコンを超えて行ってみたいです~~。。。

『ノルウェイの森』

2008年07月31日 | 
今シーズンのツアーにいたスイスの若い男の子が英語版の『ノルウェイの森』を読んでて「読んだことある?」と訊かれたので「随分昔読んだけど・・・面白かったと記憶している」・・でもどんな内容だったっけ?

つい先日読み返してみました。うちにあるのは1988年発行もの。赤と緑の2冊。1987年初版で持ってるのが15印。爆発的に売れたのですね。あの当時ブームだったんだろーか?だからワタシも持っている・・・納得。だって『なんとなくクリスタル』もあるもんね。流行に弱い・・・トレンディーにあこがれていた・・過去形。

恋愛小説。これ以来、村上氏は恋愛小説を書いていないのでは?監督はベトナム出身の人ですか。だれが「渡辺君」で、だれが「みどりさん」になるんだろー。監督が英語版で読んでるって事は日本人俳優が英語でしゃべるの~?それってイヤかも。英語で読んでないから雰囲気分からないけど・・・ヒースローのトランジットが長いから英語版探してみようかしらね。

最近読んだ本は旅友に薦められた
『アラスカ 風のような物語』星野道夫
『北極海へ』野田知佑
あはは、偏ってますねぇ。野田さんはカヤックで北の川を旅する人。現地の人たち、特にインディアンやエスキモーと交流というか寝食を共にする究極の放浪人。

星野さんは詩人、野田さんは言いたいこと、官僚批判なんかをズバッと書く小気味いいオジサンです。

今日は図書館の日。この手の本を探してきま~~す。

『落語的笑いのすすめ』

2006年11月09日 | 
文珍さんって賢い人だなぁ~と思っていましたが、やっぱりスゴイ!
笑いを哲学的に、医学的に論じながらも、ツボは押さえ、人の集中を切らさないそのパフォーマンスには感激です。
これは慶応大学での講義を収録したものですが、90分間学生を惹きつけるってフツーの講師では無理でしょうね。履修希望者が800人を超えたとか。

「あそこは偏差値が高いから受験はやめときなさい」と言われた大学で教える立場になるとは・・・から始まる講義。さすが、受講生の質も高い。質問もオモロイ。

普通は「早慶戦」ですが、慶応では「慶早戦」になるのだそう。それと、福沢諭吉だけが「先生」で、あとの教授陣はクン付けなのだと。「人の上に・・・」と言った割には・・と書いてありました。

関東の人が「関西の友達と話している時に、『そこ、突っ込んでもらわないと困ります』と言われ、私のほうが困ってます。」と感想を述べ、関西の人からは「関西でボケてすべった時はだれかがフォローしてくれたけど、関東では『さぶい』で終わります。どーしたらいいでしょうか?」

これに対しては「温(ぬく)めましょか?」しかないでしょ、と答えてあります。

いやー、オモロイです。笑いの真髄が分かるような気がします。さすがその道30年。それに、あちこち世界の有名人のインタビューにも行っておられるんですね。その時の体験談が・・・なのです。

こんな人の講演なら多少遠くても聞きに行きたいと思います。このオモロナイことを誇りに思ってるような広島では講演も無理かな?

今日は友達の代講で英会話サークルに行ってきましたけど、今度の市長選について・・・みんな言ってましたわぁ。
「柏村ねぇ~、なんか腹黒いイメージよね。人相も悪くなったしね~~。どっちがマシかしらね~~?」
はー、だれかおらんですか~?もっと支持される人は・・・

『イタリアの陽気な衣食住』

2006年01月09日 | 
1929年生まれの料理研究家、渡辺怜子著

簡単に作れそうなイタリア料理がいたるところに出てくる。
サミットでのメニュー、トマトとモッツアレラとバジリコのスパゲッティは美味しそう。その他、様々なハーブの使い方も書かれている。

図書館で借りた本だけど、書き写しておきたい箇所がたくさんある。

時々、日本とイタリアの男性の違いがユーモラスに書かれていて楽しい。
例えばイタリアでは「愛する○○」と奥さんを呼ぶけれど、日本では「おい」。
これは忘年会でも話題になり、友達は「私の名前は山田おいでございます」と笑わせていた。

大食いのイメージが強いイタリア人。今は太ることを気にして小食になっているとのこと。パーティーでたくさん食べた翌日は断食だそうな。
うん、肝に銘じよう。。。