家事塾ブログ~家のコトは生きるコト~

家事塾代表・辰巳渚の、講座日誌や家事エッセイ、お知らせなどを掲載します。

頭がいい子は家事もできる。その逆も可なり

2009年05月13日 | 「家事」ってなに?
先週末、用があって大船にある中高一貫の、某有名私立男子校の学園祭に行ってきました。神奈川でも、中学受験の最難関校とされるこの学校、どんな学園祭なのかなと期待して行ったのですが、いろいろと心に残ることがありました。

家事に関すること。
校庭では、模擬店が並び、焼きそばにホットドッグ、ポップコーンなどを生徒が作って販売していました。
私は、大学の学園祭でも、なんとなく清潔でないような、いろいろいじくりまわしているだろうと不安なような気がして、食べ物にはあまり手を出しません。
でも、今回は買ってみました。

そして、感心。
並んでいる人たちの、効率のよい順番のさばきかた。調理する子の手際のよさ。エプロンをしてマスクをして動いている男子たちの、立ち居振るまいの清潔感。
「ありがとうございました」の言葉の歯切れのよさ。

「頭がいい子は、家事も上手」!
いやいや、これはもしかしたら、「家事をしてきた子は、頭もいい」だ! そう思いました。
きっと、家庭でたくさん家のことをさせられてきて、手仕事力仕事の実力と、そこから身につけた段取り力があるから、学園祭の場でもあのような動き方ができるのではないでしょうか。

そうそう、もうひとつ。
料理とは、気合というか手さばきが、味のめりはりとしてはっきりと表れます。
味付けの問題ではなく、おいしさのキレがいい料理と、うすぼんやりした料理の違いが、はっきりあると思いませんか。
たかが模擬店の食べ物でしたが、彼らの作る食べ物は、しっかりとキレのあるおいしい物でした。

さらにもうひとつ。
科学系のクラブの展示にも、感心しました。有名私立校では理系に力を入れているところが多いけれど、これも単なる頭のよさではなく、いかに動く手をもっているかが問われるのではないでしょうか。


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1 コメント

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Unknown (FRK)
2009-05-14 09:31:48
もしかしたら、「家事をしてきた子は、頭もいい!」

おまけの結果までは高望みできませんが、楽しく家事を教えてあげられたら…
やっぱり親側の大きな課題ですね。 
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