甲斐犬物語⑦

そんなことで　ブリーダーに挑戦

これも甲斐犬を　誰にでもわかってほしい
甲斐犬を　柴犬と同じように　家庭で飼ってほしい

そんな気持ちが強かった・・・いや　それしかなかった

１度目の出産の仔犬は　カイのブリーダーとの約束で　全部買ってもらった

２度目の仔犬は・・・　ブリーダーはもう買わないよ・・・エー
どうすりゃあ　いいんだろう

ど素人の私　今まで仔犬を売る　なんてことは　考えたことがなかった私
ここで　ブリーダーを諦めることもできた　・・・でもやめなかった

甲斐犬を広めようとの　考えが強かった

看板を作って　掲げたり　　生まれましたの紙を貼ったり
でもこの辺は　田舎・・・昔から　犬は貰うものと考えている人が多く　なかなか売れない

それで仔犬たちを　甲斐犬の展覧会に連れて行く・・・１匹でも売れたらいい
安くてもいい・・・とにかく　売れたらいい・・・残したら困る

２匹売れたが・・・あと３匹　
困った　非常に困った

神は　私の考えを見捨てなかった
カイを紹介してくれた　主人（甘利桜木犬舎）が犬・猫の仲買人を紹介してくれた

その仲買人に　売れなかった仔犬を　引き取ってもらうこと・・・６年くらいかな
でも　仔犬を引き取ってくれるのは　ありがたかった
その仔犬たちが　日本中に行くのだから

ただ仔犬たちが　良い飼い主に巡り会えるように　祈るばかりだった私

でも　採算はとても合わない　フェラリヤの薬や　混合ワクチン　狂犬病の注射　それに餌　犬小屋
など　金がかかった

ある日　妻に　金がかかって困るな・・・もう私は働いていない　年金生活だった
妻曰く　趣味は金のかかるものだよ・・・何とかなるよ

私の心に　グサー
妻は今までの私の趣味に　かけた金を解っていた

仲買人に聞き　第一種動物取扱証　知事の許可を　その人のおかげで取った
ありがたかった　　

いい人に恵まれている　私だった



今日の散歩




お腹が　目立つ３頭









カイが遠くにいる時　ケンを呼んだ


リラックスしているケン








紅葉狩りの　茶々　パート２

落葉の中　





茶々も５カ月になりました