飛ばし 日本企業と外資系金融の共謀 (光文社新書) 田中 周紀 光文社 2013-01-17 by G-Tools |
宣伝文句より
「「飛ばし」とは、含み損が発生した有価証券を決算期の異なる企業に簿価(購入時の価格)で一時的に引き取ってもらい、決算期を越えれば、お礼の利息分を加えて飛ばした先から買い戻す取引のことだ。
二〇〇一年の時価会計基準の導入によって、「飛ばし」は過去のものになったと思われていた。しかし、一一年のオリンパス粉飾決算事件によって再び世の注目を浴びることになった。経済界は「第二、第三のオリンパスが出るのではないか」と戦々恐々しているという。
数々の「飛ばし」事件を取材し、特ダネを連発してきた記者が、「飛ばし」という禁じ手で問題の隠蔽を図る日本企業の経営者の体質、さらに、オプションやスワップという最先端の金融工学を駆使し、そうした日本企業を食い物にしてきた外資系金融機関の実態を暴く。」
オリンパス事件がなければ、すべて過去の事例だといえたのですが・・・
スクープ記者が描く「飛ばし」金融事件簿(FACTA)