Kachiten

日々の思いを気の向くままに

記憶が失われるまでの時間の法則

2014-03-14 12:48:33 | 思いつき
今日の地元紙のコラムが興味深かった。

失敗学の畑村洋太郎の本にある事故や災害などの記憶が失われるまでの時間の法則。
http://www.kahoku.co.jp/column/kahokusyunju/20140314_01.html
http://pasage.blog43.fc2.com/blog-entry-1273.html


「個人のレベルでは、3日で飽きて3カ月で冷めて3年で忘れる。会社などの組織の場合は、30年で記憶や教訓の伝承が途絶える。もっと時間軸を伸ばせば、60年もたつと地域が忘れてしまい、300年では社会から消えてしまう」


私の持論ですが、人は何のために生きるのか?という問に対しては、「後世に何かを残すため」と思っています。
震災を後世に伝えるためには、原爆ドームのように何かしらの震災遺構が必要と思いますが、殆どが取り壊されてしまい、跡形もありません。
幸いにも、写真や映像が沢山残っているので、それらは色あせることはありませんが、そこに行って肌で感じるものとは大きな違いがあります。
地元の人は震災の事を思い出したくもない、という気持ちも分かりますし、難しい問題です。


ちなみに、「3日で飽きて3カ月で冷めて3年で忘れる」ってなにも事故や災害だけでなく他にも共通すると思います。
わくわくして買った新商品や、会社内や家庭内での新たな取り組みもそうかもしれない。
何事も飽きられずに持続的に愛されたり(使用されたり)、運用や決め事が定着するまで浸透する、というもはなかなかありませんね。

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