Kachiten

日々の思いを気の向くままに

震災で気付いたこと

2014-03-12 17:32:08 | 思いつき
東日本大震災から3年が経った。
当時のことは、胸が締め付けられる事が多く思い出したくもないけれども、そこから得たものも数知れない。
あの日を境に、考え方、価値観が変わった人が多いと思うが、私も新たに気付かされたことをまとめてみようと思う。

・人は誰かの役に立ちたい、と思う
 ボランティアは、無報酬、自発的が条件だが、多くの人がボランティアに参加した。
 実際にボランティアに参加しなかった人も、募金をしたり、物資を送ったり、何かしてあげよう、という気持ちになる。
 これは人間の本能だと思う。

・想定外の事は実際に起こる
 近い将来に大地震が来るとは思っていたが、あれほど大きな地震だとは思わなかった。
 しかも30~40mの津波なんて想像しなかった。
 福島第一原発が大爆発して広範囲に放射能汚染されるとは思わなかった。
 全て、想定外のことだが、実際に起ったこと。
 これからも想定外のことは発生する。
 今まで、想定外の事ということで責任の矛先をそちらに向ける人がいたが、それは今後通用しない。

・通常、人は死ぬと分かっている行動は取らない
 多くの人が津波に巻き込まれ命を落とした。
 しかし、こちらに避難すると津波に巻き込まれて死ぬ、と分かっていれば、その行動は取らないはず。
 あの時は、なんの情報も無かったこともあり、結果的に誤った判断だったとしても致し方ない。

・誰かのせいにしたがる人は少なからずいる
 変化を受け入れられない人も少なからずいる。
 そういう人がいることをを理解してあげなければならない。

・ライフラインがストップした時に、一番困ったのは水
 水は、飲料水の他にトイレで必要になる。
 女性は大変である。
 電気やガスは我慢出来ても、排便は我慢できない。