雨の一日

私のピアノの調律をしてくださっている方が会社をお辞めになりました。
何人もの調律師さんと出会って、私がこの人と思った方の２人目でした。

最初のピアノの時はまだ小学生だったので、よく分かりませんでしたが
１０年も来てくださっていたようです。

それからピアノがグランドに代わり、調律師さんが替わりました。
その方は女性でチューナーを持って来ました。

ええ？耳じゃないの？
学校を卒業したてのホヤホヤさんだそうでした。
私の思っていた音が出ない・・出せない？
不信に思った私は母からお断りをしていただいたのです。

変わりにベテランのＡ氏がいらしてくださいました。
この辺の音をもっと深くしてください。。。
明るくなりませんか？
などと注文の多い私でしたが、本当に素晴らしい音にして下さったのです。
それからまたまた１０年近くお付き合いをしましたが、
ご病気で亡くなられました。
結婚してからもこちらに来てくださって本当に嬉しかったのです。
この方が一人目の方です。

次の方は会社の中の出来事をいっぱいお話しする方でした。
結局・・・３回くらいのお付き合い

その後、アップライトピアノとグランドピアノ２台になり三台のピアノの
調律になりました。

アップライトは私の子供が練習用に～
グランドはレッスン用に使っていました。
勿論、レッスンをしていない時は子供達も交代で使っていました～。
そのアップライトピアノは生徒の所にお嫁に行きました。

生徒の弾くレッスン用ピアノは年間３～４回ピアノを見てもらっています。

二人目の方はまだお若いですがとても勉強家で、音色の美しさを
求めて上手く引き出してくださっていました。
特に気の合ったのは車が好き！（笑）
ラフマニノフが好き！（実は私はラフマが好きじゃなかったのです）
この方のおかげで好きになったのですよ。

こんな雨の日は
音も暗く重くなりがちです。
今日はレッスンがないので朝、教室に行って除湿機をつけてきました。
明日の朝まで大丈夫かなぁ～
明日はきっと軽やかな音色を奏でてくれることを願いましょう。


さて、今夜の音楽は
ホロビッツ氏のシューマンを選びました。
子供の情景から「トロイメライ」１９８６年の演奏です

Horowitz plays SchumannTraumerei in Moscow