明清高校食物科 同窓会

小さな記事を更新。

格言

2020-02-11 18:12:50 | 日記
『 水は方円の器に随う 』

野村克也さんが色紙に書かれた言葉。

私にとっても格言。

類義語を挙げれば、『 朱に交われば赤くなる 』

水を四角(方)の器に入れたら四角に。

水を丸い(円)の器に入れたら丸に。

自分が今、与えられた環境は何か?

その与えられた環境に自分が合わせること。

これは料理人にとっても大事なこと。

“ お客様が求めている料理は何か ”

自分の作っている料理は、食べる側が求めているものか?

自己満足の料理人はダメ。

食べたい人が来れば良いという発想はダメ。

もちろん、それで成功している店もある。

ただ、それも結局は求められた料理である。

その店に対する料理のイメージがあるから。

どんな形かは千差万別。

しかし、その環境に合わせて料理を作るのがプロ。

野村克也さんも述べていた。

『 私は与えられた環境で与えられた仕事をする 』

それで数々の功績を残された。

御冥福をお祈り致します。

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備えあれば患いなし

2020-02-02 17:42:59 | 日記
夢や目標は大事なこと。

次に大事なのは何が必要かを調べること。

そして最も大事なのは準備を始めておくこと。

先日もTV番組で宝くじを買って当選したら…なんて企画があった。

買わない者には当選確率は0。

しかし、買った者には当選の可能性がある。

当たり前のことだけど。

じゃあ、宝くじで大金を手に入れるには何が必要か。

いつ、どこで、どんな宝くじが発売されるかを調べる。

そして、その宝くじを買うために必要な資金を集める。

もしかしたら夢が叶うかもしれない。

一方、世の中には色々なチャンスが転がっている。

例えば今、世界中で株価が下落している。肺炎の影響で。

もし、宝くじを買うために貯めた資金で暴落した株を買ったとする。

やがて景気回復して株価が暴騰した場合には資金にもよるけど大きな利益を得る。

そう、もともとの目的で考えたら資金の用途が違う。

しかし、何かを購入して利益を得たという目的や結果は同じである。

今回は解りやすく?宝くじを例に書いたけど、これは色々なものに置き換えられる。

語学だったり、練習だったり、貯金だったり。

何かのために日頃から準備していれば応用ができる。

全く予想していなかった事態にも対応できる。

これがチャンスを掴める者と掴めない者の差だと思う。

備えあれば患いなし。

いきなり高い目標(準備)なんて必要ない。

コツコツ地道に長く続けられるように。


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3つ星

2020-02-01 10:37:32 | 日記
日本人シェフが本場フランスで3つ星獲得!

凄い、凄い、凄い!

日本人がフランスの星付きレストランで働けるようになったのは近年。

歴代のシェフたちが書かれた本を読んでも、昔は日本人を相手にしなかった。

そんな環境でも、扱いをされても、頑張った方々の功績は偉大。

日本人は器用で真面目。

そのイメージが浸透してフランスのレストランで日本人が働けるようになった。

私も高校時代はフランスで働くことに憧れた。

星付きレストランなんて高嶺の花で、普通のレストランでも何でも働けたらと。

なにせ当時は情報が無い時代。

パソコンも携帯も世に出始めた頃だから、今みたいに何でも簡単に検索なんて出来ない。

実際にフランスに行かなければ本の情報が全てだった時代。

時は流れ、

今では携帯片手にフランスどころか世界中のレストランが検索出来る。

食べた人の書き込みにより、写真も食べた感想までも。

わざわざ現地に行く必要性が“薄れて”きている。

当然、自分の目で見ないと解らない事がたくさんある。味も雰囲気も。

しかし、そこで働く価値もまた“薄れて”きている。

今のフランス料理は日本料理に大きく影響されている。

盛り付けだったり、味付け、健康面でも。

ひと昔前のフランス料理においては、ソースこそが醍醐味であり命でもあった。

そこを守り続ける店と、常に斬新なメニューを提供する店、そして日本的?な料理を取り入れる店。

本場フランスに行ってフランス人が好むフランス料理を作りたいならば迷わずフランスに行けば良い。

先人の方々の功績もあり、労働条件の厳しいフランスでも日本人を雇いたい店は多いと聞く。

長期は無理なので、短期で行って日本に戻り、また短期で行くのを繰り返す人も多い。

ただ、1つ私見。

本場フランスでフランス人が好むフランス料理を覚えてきても、日本では厳しい。

そんな店を何軒も見てきた。本当に何軒も…。

日本のフレンチレストランは、やはり、日本風にアレンジされている。

100%フランス産の食材です!なんて店などない。

浦島太郎という表現は失礼であるが、それが現実であることも批判覚悟で書かざるおえない。

フランスで働きたい!とても素晴らしい目標!

出来れば、その前に自分が作りたいフランス料理を見極めてほしい。

今は簡単に検索出来る時代だから難しい作業ではないはず。

まずはフランス旅行でも良いと思う。

とにかく一度だけ、短期間で良いから働きたいと思うなら、研修制度のある専門学校だったり、ホテルに就職するのも選択肢。

入ってすぐには行けないけど、実力を認めてもらえれば実力と自信を持ってチャレンジ出来る。

もしかしたら、今の時代はそれが一番良いのかもしれない。

あとは実際に本場を知った上で、自分が判断するだけ。
























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1番

2020-02-01 09:00:00 | 日記
『2位じゃダメなんですか?』

どこかで聞いたフレーズである。

私見、2位がダメではなく『1位を知ること』が大事。

料理コンクール。

他の学校では、どんな作品が1位なんだろうか?

それを知ることが大事。

マネだって良い。いや、マネすれば良い。

マネという表現は不快だから、“参考”だろうか。

1位に対して、自分ならこうする!という意識。

参考にして、修正して、自分のものにする。

何が1番なんだろう、なぜ1番なんだろう。

それを理解するためには、1番を知らなきゃ始まらない。

最初は誰だって誰かを参考にする。

参考書であれ、ネット検索であれ。

ただ、そこで満足したら終わり。

行動に移せるか、何もしないか。

ここが大きな分かれ道。

誰かが素晴らしくキレイにノートを書いた。

それを自分なりに参考にして書いてみた。

きっと、その結果は散々であろう。

そんな簡単に同じものが出来るなら、それは1番じゃない。

いや、そんな簡単なことが出来なかった自分を恥じるべきだろう。

1番を目指し、1番になると次も1番を目指す。

その時、自分は2番の作品をどう思うのだろうか。

『2位だって良いじゃない!』

そう、それは1位を知った者だけに与えられた発言。

まずは貪欲に、良いものを素直に良いと参考にする。

最初の一歩が踏み出せない。

解っているのに一歩が踏み出せない。

それは、乗り越えたことが無いから出る言葉、言い訳。

だいたいの場合、その壁は自分のイメージよりもかなり低い。

あれっ、こんなに簡単な一歩だったんだ。

壁の頂上を知らないから言い訳をする。

壁の頂上を知った時、一歩を出せなかった自分に問いたい。

『なぜ、チャレンジしない?』

あっ、やっぱり2位じゃダメだわ。







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水泳

2020-02-01 07:28:11 | 日記
私は泳げない。

中学も高校もプール授業が無かったし。

だから、足の届かないプールに落ちたら確実に命が危険になる。

ところが…

普通に泳げる人が聞くと、『なんて大袈裟な話』となる。

まぁ、そんなものだろう。

それと同じように、どの世界であっても最初は難しいことが多い。

4月という人生の転機。

新人は必ず不安を抱き、必ず自信を失う。

もし不安もなく、自信に満ちているならば、もっと上を目指せた証拠。

それはそれで羨ましいというより、もったいない。

大人用プールじゃなく子供用プールに入ったようなもの。

そこで過ごす日々や時間が自分のためになるのだろうか。

だから、最初の環境が本当に厳しいと感じるのは当たり前のこと。

それで間違ってない。

但し、一つ注意がある。

“ 同じ年齢層の先輩が、そこで何年続いているか ”

普通に先輩方が3年なり5年なり続いているなら大丈夫。

最初のプールじゃないけど、慣れれば溺れることはない。

もし、みんな3年以内で辞めていくような職場ならダメだ。

そのプールは危険。

誰が働いてもスタッフが続かない店がある。

そんなのは働いて初めて解ることだけど。

しかし、そうでない店ならば負けないでほしい。

私みたいに本当に泳げない者が1日で挫折したらどう思う?

いやいや、そんな短時間で出来るわけないでしょ!

それは自分も理解しているけど、不安が勝ってしまう。

でもね。

周りを見てみよう。

そこで何年も続いている人が何人もいる。

最初は誰だって不安で自信がないから逃げたくなる。

どんな世界だって一人前になるには時間が必要。

それを全て悟ったかのように、たった数ヶ月で諦める者。

『 なんて大袈裟な 』

周りからは、そんな風にしか見えないのである。

だから、そんなに引き留めることもない。

辞めたいと思う者を無理に残すのは職場にマイナスでしかない。

頑張っているけど皆に追い付かない者は職場で必要な存在。

もちろん、誰が見ても頑張っているのが大前提だけど。

誰もが下積みを経て成長する。

見てないようで周りは意外と見ているもの。

必死に泳ごうと努力する者は遠くで見守る。

溺れそうになったら、すぐに遠くから助けにくる。

最初から出来る人間なんて世の中にはいない。

最初は溺れそうになるのが人間なんだ。




























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