歴史薫るまちへの散歩!

歴史を感じるまちへ、散歩に出かけた時の内容を、書き留めています。

斑鳩の里

2017年05月22日 | 日記

                      斑鳩の里 

推古天皇の時代に摂政として聖徳太子が斑鳩宮を築き、飛鳥の宮殿から移り住んだ里、

斑鳩を歩いてみました。

 聖徳太子が創建した世界で一番古い木造建築の法隆寺を中心に広がる山里の散歩です。

藤ノ木古墳

 6世気後半の円墳で、1988年等の調査により家形石棺や豪華な副葬品等が

発掘されました。 史跡公園として整備されガラス越しに覗く事が出来

家形石棺のレプリカを「斑鳩文化財センター」に展示されています。

 訪れた水曜日の当日は休館日だったので、さく越えで写真を撮りました。

 

 

 

  藤ノ木古墳の説明板

    内部をガラス越しに見える箇所

  内部は暗いので人感センサーにて明かりが灯りますが

  それでも、少々暗かったので説明書きを引用しました。

 斑鳩文化財センターに展示されている石棺のレプリカ

龍田神社

 法隆寺の建立地を聖徳太子に指示したと言われる龍田大明神

を祀る神社で法隆寺の鎮守として栄えました。

 

 龍田神社の鳥居と珍しい鶏手水

 「金剛流発祥の地」の碑。

 古都に初夏の訪れを告げる伝統行事「薪御能(たきぎおのう)」が

奈良市の春日大社と興福寺で始まっています。

薪御能は平安時代、興福寺の法会「修二会(しゅにえ)」で奉納された

猿楽が由来です。

全国で行われる野外能の源流とされ、観世・宝生・金春・金剛の四流派が

競演しています。

法隆寺(世界遺産)

 推古天皇(607年)と聖徳太子が用明天皇(ようめいてんのう)

の意願を継いで607年(推古15年)に寺とその本尊「薬師如来」

を造られたのがこの法隆寺(斑鳩寺とも)であると伝えられている

古刹です。

金堂・五重塔・中門など世界最古の木造建築が並ぶ西院伽藍と夢殿

を中心とした東院伽藍に分かれています。

 

法隆寺南大門へ続く松並木 & 南大門 1438年再建の法隆寺表門【国宝】

 

西院伽藍の五重塔・金堂 中門は工事中 & 西院伽藍と東院伽藍を分ける東大門

 

 東院伽藍の中心ととなる夢殿

聖徳太子の斑鳩宮跡に、奈良時代に建てられた上宮王院本堂の八角円堂【国宝】

飛鳥仏の本尊救世観音立像が安置されているが、普段は行信像都坐像と道栓律

師坐像国宝】が拝見できました。

中宮寺(ちゅうぐうじ)

 聖徳太子の母・穴穂部間人皇后の発願で創建された古刹です。

飛鳥時代の本尊弥勒菩薩半跏像【国宝】が安置されています。

その脇には、天寿国曼荼羅繍帳【国宝】も拝見できました。

本堂の中では、中宮寺の由来・曼荼羅繍帳の説明案内もされていました。

中宮寺跡(ちゅうぐうじあと)

現在の中宮寺が元々有ったとされるその場所です。

現在は、整備作業が進んでいました。

 

 中宮寺跡への案内板 & 中宮寺跡 基礎石が見えます

  中宮寺跡 全景

法輪寺(ほうりんじ)

 聖徳太子の子・山背大兄王(やましろのおおえのおう)が建立したと伝わる古刹。

当寺は法隆寺式伽藍配置であること、規模は法隆寺西院伽藍の三分の二であることが

1950年の発掘調査で明らかになりました。

 1975年再建の三重塔や金堂・講堂が建っています。

講堂で飛鳥後期本尊薬師如来坐像と虚空菩薩立像、平安期の十一面観音立像、

弥勒菩薩立像、吉祥天立像【いずれも重要文化財】などの宝物が拝見できました。

   

 1944年7月の落雷にて焼失 & 正面が講堂 左三重塔 右金堂

全国の沢山の方々の支援により1975年焼失前のの塔と同じ場所、同じ姿で

再建されました。 三重塔

法起寺(ほうきじ)【世界文化遺産】

 法起寺は岡本尼寺、岡本寺、池後寺(いけじりでら)、池後尼寺と呼ばれ

ています。  606年に聖徳太子が法華経を講説されたという岡本宮を寺に

改めたものと伝えられています。

法隆寺、四天王寺、中宮寺などとともに、太子建立七ヵ寺のひとつに数えられ

ています。  

 706年建立の三重塔【国宝】は三重塔として最大最古の三重塔。

収蔵庫には、平安時代の木造十一面観音立像【重要文化財】が安置され拝観

できました。

 

  法起寺の西門(入り口)& 現存する我が国最古の三重塔【国宝】

 

   池に咲いていた睡蓮 & 遠景の法起寺

参拝記念に頂いた各寺の御朱印です。

                                             

                             

  法隆寺・中宮寺・法起寺・法輪寺の御朱印

 

  行きは、JR法隆寺から各寺へは歩き、帰りは法隆寺前からJR法隆寺まではバスで

移動し、帰宅しました。