チハルだより

絵本・童話作家 北川チハル WEBSITE

ふくろうのベンガル

2007-06-01 | Weblog



東京日記その5(5月18日)


無事、ひとつめにあたりをつけた改札口で
そがまいさんに会えました!

駅を出ると、むわっとただよう
ターメリックやお香のような
いろんなにおい。

まいさんといっぱいおしゃべりしながら、
道の途中にある教会のバラや
太宰治が入水した玉川上水をながめたり。

三鷹の観光案内所のまえでは、
ふくろうのベンガルと若鳥に出会いました。

「あんた、いま昼間だよ。眠くないの?」
ときいても、ベンガルは、おっきな目玉をみひらいて、
あちこち、きょろきょろするばかり。
ちっともこちらを向いてくれません。

鳥というのは無表情ですね。
表情の豊かさは哺乳類だけのものかしら?

小さいころ、家にはなにかしら鳥がいましたが、
目が合うのは、
「えさ、ちょーだい」
のときだけだったような気がします。
(だから、ひな鳥の場合が多いかな)

それでも、しばらくいっしょにいると
鳴き声やしぐさで、なんとなく
鳥のきもちが、わかるような気がするよ。

しつこく話しかけるわたしに、
ぜったい目を合わせずに、
きょろきょろするベンガルの内心は、

(ときどきいるんだよねー。
こういう、めんどくさいひと。
はやく、あっちへいってくんないかなー)
ってかんじかな?
(To be continued)


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