エドゥアール・マネ（1832-83）のサロン出品作を確認する。
1859年（初応募）→ 落選
《アプサントを飲む男》
1858-59年、181×106cm
ニイ・カールスベルク彫刻美術館
1861年 → 入選
《オーギュスト・マネ夫妻の肖像》
1860年、110×90cm
オルセー美術館
《スペインの歌手（ギタレロ）》
1860年、147.3×114.3cm
メトロポリタン美術館
1863年 → 落選
《草上の昼食（水浴）》
1863年、208×264cm
オルセー美術館
《エスパダの衣装を着たヴィクトリーヌ嬢》
1862年、165.1×127.6cm
メトロポリタン美術館
《マホの衣装を着た若い男》
1863年、188×124.8cm
メトロポリタン美術館
1864年 → 入選
（隔年開催から毎年開催に変更）
《闘牛場の出来事》
→のちにマネ自身により切断。
現存する断片作品は、２点。
→《死せる闘牛士》
1864-65年頃、75×155cm
ワシントン・ナショナル・ギャラリー
→《闘牛士たち》
1864年、47.9×108.9cm
フリック・コレクション
《死せるキリストと天使たち》
1864年、179×150cm
メトロポリタン美術館
1865年 → 入選
《オランピア》
1863年、130.5×190cm
オルセー美術館
《兵士たちに侮辱されるイエス》
1865年、191.5×148.3cm
シカゴ美術研究所
1866年 → 落選
《悲劇俳優》
1865年、187.2×108.1cm
ワシントン・ナショナル・ギャラリー
《笛吹き》
1866年、161×97cm
オルセー美術館
1867年（非応募）
1868年 → 入選
《エミール・ゾラの肖像》
1868年、146×114cm
オルセー美術館
《1866年の若い婦人（女と鸚鵡）》
1866年、185×128cm
メトロポリタン美術館
1869年 → 入選
《アトリエの昼食》
1868年、118×153cm
ノイエ・ピナコテーク
《バルコニー》
1868-69年、169×125cm
オルセー美術館
1870年 → 入選
《エヴァ・ゴンザレスの肖像》
1870年、191.1×133.4cm
ロンドン・ナショナル・ギャラリー
《音楽のレッスン》
1870年、141×173.1cm
ボストン美術館
1871年（サロン非開催）
1872年 → 入選
《「キアサージ号」と「アラバマ号」の戦い》
1864年、137.8×128.9cm
フィラデルフィア美術館
1873年 → 入選
《ル・ボン・ボック》
1873年、94×83cm
フィラデルフィア美術館
《休息》
1870年、150.2×114cm
ロード・アイランド装飾美術学校、プロヴィデンス
1874年 → ２作入選、２作落選
（入選）
《鉄道》
1872-73年、93×114cm
ワシントン・ナショナル・ギャラリー
《ポリシネル》水彩（画像なし）
個人蔵
（落選）
《オペラ座の仮面舞踏会》
1873-74年、60×73cm
ワシントン・ナショナル・ギャラリー
《燕》
1873年、65×81cm
ビュールレ・コレクション
1875年 → 入選
《アルジャントゥイユ》
1874年、149×115cm
トゥルネー美術館
1876年 → 落選
《芸術家（マルスタン・デブータンの肖像）》
1875年、192×128cm
サンパウロ国立美術館
《洗濯》
1875年、145.4×114.9cm
バーンズ財団、フィラデルフィア
1877年 → １作入選、１作落選
（入選）
《ハムレット役のフォール》
1877年、194×131.5cm
フォルクヴァング美術館
（落選）
《ナナ》
1877年、150×116cm
ハンブルク美術館
1878年（非出品）
1879年 → 入選
《舟にて》
1874年、97.2×130.2cm
メトロポリタン美術館
《温室にて》
1879年、115×150cm
ベルリン美術館
1880年 → 入選
《ラテュイユ親父の店》
1879年、92×112cm
トゥルネー美術館
《アントナン・プルースト氏の肖像》
1880年、129.5×95.9cm
トリード美術館
1881年 → 入選（以降、審査免除となる）
《アンリ・ロシュフォール氏の肖像》
1881年、81.5×61.5cm
ハンブルク美術館
《ペルトュイゼ氏の肖像》
1881年、150.5×171.5cm
サンパウロ国立美術館
1882年 → 無審査。マネ最後の出品。
《フォリー＝ベルジュールのバー》
1881-82年、96×130cm
コートールド美術研究所
《春（ジャンヌ）》
1881年、73×51cm
ポール・ゲッティ美術館
1883年4月死去。
【参照】
三浦篤著『エドゥアール・マネ』角川選書、2018年刊