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東京でカラヴァッジョ 日記

美術館訪問や書籍など

重文《馬医草紙》〜 馬の医者の秘伝書

2017年05月20日 | 東博総合文化展

2017年5月の東京国立博物館総合文化展より。


本館 3室「宮廷の美術―平安~室町」より

 

重文《馬医草紙》1巻
鎌倉時代・文永4年(1267)


   馬の医者の秘伝書で、古の著名な馬医と名馬の姿、馬の薬として用いる薬草の図を表す。奥書には、文永4年(1267)正月に西阿が七郎兵衛尉忠泰にこの巻物を与えたと記されている。馬、人物、植物が写実的に、そして生き生きと写し取られている。

 

和漢の馬医10人:伯楽、医王法薬、頼公、東群、天、大汝、王良、幡蓋、神農、越後丹介

 

薬草17種:薬師草、法薬草、車前草、木草伝、阿度者崎、草王、衣草、仏前、色々、長小草、狸尻巾、馬頭草、甘草伝、阿古免草、伝地草、天衣草、仏座

 

 

重文《馬医草紙断簡》
鎌倉時代・13世紀

   馬医草紙絵巻の現存数は少なく、この図は断簡であるが、その中でも最も古い例と見られる、日本での馬医は、朝廷の牛馬の医者として8世紀に始まるといわれている。


本館 10室 「浮世絵と衣装」より


《三美人図》
菱川師宣筆
江戸時代・17世紀

 

 

《三人物図》
伝古山師重筆
江戸時代・18世紀

 



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