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東京でカラヴァッジョ 日記

美術館訪問や書籍など

キトラ古墳壁画(東京国立博物館)

2014年04月27日 | 展覧会(日本美術)

特別展「キトラ古墳壁画」
2014年4月22日~5月18日
東京国立博物館


 公式Twitterで混雑状況を確認する。
 最大で、入場までの待ち時間が70分、会場内壁画鑑賞の待ち時間が30分。
 会期早々でのこの混雑状況。
 
 清明上河図以来か。雪が一面に積もる日もあった真冬の清明上河図と比べると、GW前後の気候のよい日の行列なら、苦にならない。
 首都圏中の人が壁画を一目見ようと集まってくるのだから、会期が進めば、この程度の混雑ではおさまらないだろう。

 などと思いながら、会期最初の金曜日の夜間開館時の行列に並んでいた。


 比較的すいていることを期待していたが、とんでもない。
 チケット購入時点で、入場までの待ち時間が30分。
 18:40に列に着いたときは、40分に拡大。
 それ以降も次々と人が列に着く。19:30までに列につけば入場できます、と係員が話している。
 実際に入場できたのは列について60分後。見積もりがずいぶん甘い。


 19:40、会場である本館特別5室に入場。入場制限のおかげか、そんなに混雑していない。


 最初は「複製陶板」のコーナー。
 実物鑑賞直前の予習に最適!、とじっくり眺める。

◎朱雀他(南壁)
◎白虎他(西壁)
◎天文図・日月像(天井)
◎青龍他(東壁)
◎玄武他(北壁)

 
 次に、キトラ古墳の出土遺物が展示。軽く見る。


 そして、壁画実物鑑賞の列につく。
 少しづつ列が進む途中、右手に見え隠れする「玄武」「白虎」「朱雀」実物。見えそうで見えない。わくわく感が増す。

 20分後、いよいよご対面。
 ゆっくりと横に進まされながらも、手すりに体を預けるように身を乗りだし、ガラスケースのなかに平面に置かれた壁画断片を見る。
 1点あたり3~5秒間くらいか。目に焼き付けるように鑑賞する。

◎玄武
◎白虎
◎朱雀
◎十二支の「子」
◎十二支の「丑」
◎十二支の「寅」(複製陶板)


 最後に、高松塚古墳壁画の模写(昭和48-49年)3点が展示。


 昔、キトラ古墳壁画が見たい、と衝動的に奈良旅行を敢行、飛鳥資料館を訪問した。
 2006年5月の一般初公開の時だったようだ。
 公開対象は「白虎」1点のみ(実は見たのが何だったのか記憶に残っていなかった)。
 大変な行列で、実物をちらっと見て終わり、という鑑賞だった。

 以降、確認できた範囲では、以下のとおり公開されてきたようだ。
 2007年5月:「玄武」
 2008年5月:十二支の「子」「寅」
 2009年5月:「青龍」「白虎」
 2010年5月:「朱雀」「玄武・白虎・青龍」
 2014年1月:「白虎・玄武」


 あと1回行く予定。表慶館の「キトラに触れる!」展も見ていないし。さらに混雑しているだろうなあ。



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