未破裂脳動脈瘤のリスクと不安
予防手術後、後遺症で苦しんでいる ご家族の記事を読んで寂しさを感じた。
手術の寸前まで普通の人だったのにと思うのは、私も同感です。
現実、病室から歩いて手術室に行き、手術台に自分で上がった、寝た、麻酔後何があったか全く知らない。
たまたま、終了し起こされた。後遺症も無く今に至っている。
もう一度 未破裂脳動脈瘤について考えてみた。
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未破裂脳動脈瘤に対する治療
予防的治療については、日本脳ドック学会の手術適応ガイドラインは脳動脈瘤が硬膜内にある、動脈瘤が5mmより大きい、年齢が70歳前、重篤な合併症がないを目安としていますが、現段階では未破裂動脈瘤のある患者に治療を勧めする目安。
1、年齢は原則として70歳以下
2、心肺等に重篤な合併症がない(麻酔の安全性への配慮)
3、脳に虚血性変化が少ない(開頭術の安全性への配慮)
4、動脈瘤の直径は原則として5mm以上
5、治療の効果とリスクとに関する同意(インフォームドコンセント)が得られる
となっていた。
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いろんなホームページを見ていると
たとえば
①くも膜下出血の可能性
年間破裂率は 1-2%
50歳で 10.3%
60歳で 4.7%
さらに形がガタガタ(変形)、形状、大きさにより破裂率が上がる。
破裂の可能性も各所により%は、バラバラです。
②手術を行った場合の後遺症(こちらもバラバラですがありうる事です)
(麻痺、言語障害、嗅覚障害、視症状など)
発生率は 0-13%
手術死亡も 0-4%
術者の技術・経験数によって合併症発生率にかなりの差でる。
③比較的少ない破裂率であるのに危険を冒して手術するのかどうかは、
本人にゆだねられる。
④未破裂脳動脈瘤は一般の成人の約4~6%位がこれを有すると言われており、
比較的頻度が多い疾患です。
⑤くも膜下出血は一旦発生すると、
現在の医療をもってしても約50%が死亡、
助かっても 約25%が重篤な障害を残す。
その他 約25%が社会復帰可能となる程度。
⑥しかし現在、未破裂脳動脈瘤のどれくらいが破れて、くも膜下出血を来すのかという明かなデータがありません。また一方では優れた脳神経外科施設で破裂前に予防的治療をうけても手術後に障害を来たした例が報告されています。
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お医者さんにとって、どちらが優先されているのかと思う記事もある。
・未然にくも膜下出血を防いでほしいという気持ち
・保険点数の高い(病院のため、儲かる)
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記事から
このままにしておくと、くも膜下出血で死んじゃうぞー とでも言っているようなページが多い
現実は、どうなんだろうか 必ずしも手術が一番では、ないようです。
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・事実、脅かされた一人かもしれない、説明されればされるほど不安、
病院医師関係のホームページを見ると数値で不安を助長する、
また やたら治療方法が記載されている。
手術をやるしか生きる道が無いとなってしまう状況。
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・最終的には、自分が納得して家族と話し、主治医との信頼のもと行ったことで 私は、後悔はしていないし事実一つの不安は、取り除けたし その上また瘤になりうる所も発見された。。(退院前に手術画像で確認した)毎年検査(MRI/A)してもらえる。 私の場合は、予防手術の成功例かもしれない。
成功したものの(開頭手術のため、傷及び周囲は、今も痺れた感じや痛みなどが時々あります)
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