今日は、奈良県上北山村の西大台ヶ原を歩きます。
大台ヶ原は、東大台と西大台があり、西大台は日本で最初の利用調整地区(立入人数を調整する区域のこと)になっています。
そのため事前申請が必要で、大台ヶ原ビジターセンターで簡単なレクチャーを受講しないと立ち入りができません。
レクチャー受講後に立入認定証(裏に氏名や立入日などが記載されています)がいただけ、首にかけて出発です。
大台教会の看板がスタート地点の目印。
「教会」とはいっても、私たちがイメージする教会ではなく神習教の分教会だそうです。
大台ケ原を開いた古川嵩(かさむ)さんが明治32年に完成させた施設で、以前は登山者の宿泊場でもあったようです。
ここで、監視員の方のチェックを受けます。
原生的で静寂な雰囲気を残すため、標識等の設置は必要最小限となっているので、レクチャー受講時に頂いた地図を確認しながら歩いていきます。
このあたりがナゴヤ谷の上流部のようです。
開拓跡方面へ。
食べられそうな?キノコ。
少し紅葉している木も。
コケが竜みたい~。
根っ子の道をのぼり、
静かな森の中を進みます。
このあたりがコケ群生地。
コケがきれいです。
たくさん芽が出ていてかわいい~。
植生保護のための出入り口。
きれいに紅葉している木が!
渡渉点にきました。
慎重に渡ります。
開拓跡に到着。
明治時代に開拓が試みられたものの、頓挫し約150年たっているそうです。
つづく
大台ヶ原の名は知っていますが、西と東に分かれているのは知らなかったです。さらに”利用調整地区”のため事前申請し”レクチャー”を受講しなければ入れない山?けど、それってとても大切なことですよネ!
コロナ渦以降、アウトドアがブームになり山やキャンプを楽しむ人が増えたそうですが、当然マナーがなっていない人も多くいるようで・・・。
このような取り組みはもっともっと広まっても良いと思います。自然を守ったり、無駄に遭難者などを出さないためにも!
で、大切に保護されている西大台ヶ原・・・、道標や植生保護のための出入り口など多少は人の手が入っているのは、この自然を保護するため!この自然はきっと今後何百年何千年と残さねばならないところなんじゃないかな?!と写真を拝見して思う慕辺未行です (^_^;;ヘヘッ!
制限がされるようになったようです。
台風、森林伐採、鹿の増加などで衰退した森林の自然再生
にはかなりの時間がかかると思われますが、こういった
取り組みによって以前の大台ヶ原が戻るといいなと思います。
現在、利用調整地区に指定されているのは、この西大台地区と
知床五湖地区だけなんだとか。
今後も自然を守る取り組みが増えてほしいです。