東南アジアの田舎に行けば田母神はあんな寝言言えないだろうに

日本が侵略国家でなかったなんてのは、あくまでも個人の幻想・その人だけの
真実として握り締めているべきことであって、国家の重職にある人間が堂々と
発表することじゃない！

「日本には言論の自由がないのか？」という意見もありそうだけど、これは
戦後日本のスタート地点に関することであって、言論の自由云々の問題ではない。

「この地点に立たないと、その後が続きませんから、この地点から始めましょ」
というものを、今更どうのこうの言ったところで、なんのメリットがあるのか？
引きこもりがようやく引きこもりを辞めて、社会人としてやっていこうとしている
時に「でも、社会や親だって悪いよね？」と言ったところで、なんの前進が？
田母神がやったことってのは、まさにそういうことやと思うけどね。

とにかく、日本が侵略国家じゃなかったっておおっぴらに言いたい人は
東南アジアの田舎に行くといいよ。
さらっと、日本人に親・兄弟・子供を殺されたって人がいるから。
東南アジアをバックパッカーやったことある人なら、そういう人と遭遇して
結構ショック受けたりしてるでしょ。
東南アジアの田舎なんて反日教育とは無縁ですよ。
それでも、家族を日本兵に殺されたから日本人は嫌いって人、いますよ。
そういう人を前にしても、日本は侵略国家ではなかったといえるのか？

自分のアイデンティティやプライドのために、日本は侵略国家ではない、
ってのは全然あっていいと思うけど、国家としては、
「日本は侵略国家でした。反省」
であるべきやろう。
でないと、いつまでもたっても、平和ってものが定着せんやん。

いつまでも土下座外交はイヤだ、というなら、それはそれでやってけばいい。
ただ、脱土下座外交＝日本は侵略国家じゃなかった
ではないで。