今日からやっとこの金剛山ツアーのメインイベントの登山です。
と言っても、僕の目的は『北朝鮮に入国する』って事だから、正直言って登山はビックリマンチョコのチョコ。
登山らしい登山もほとんど経験が無い上に、雪山に上るのは今回が初めて。
好奇心の塊のような人間の僕がドキドキ、ワクワクしないはずが無い。
外は寒かったけど、やる気出てきます。
くどいようだけど、僕は寒さに弱い。
以前にも書いたけど、ソウルに着いた日はー15度。
「ホント」に死ぬかと思った。
その日の夜、数人で焼肉を食べに行ったときに世界三周半すると言っていたイタイ兄ちゃんがいた。(彼については後日詳しく書きたいほど面白兄ちゃん)
彼、すごいタフだよね。三周半だし。
それに、こんなに寒いのに素足にビーサンで登場したし。
タフガイなわけ。
タフガイは弱音なんて吐きません。
そんな「タフガイなわけ」の兄ちゃんもその日だけは、「ちょっと寒い。足もげそう」って言っていた。
彼にとってもそれくらい寒かった。
タフじゃない僕にとってはもう・・・
わかる?
なのにだ!
山に登る前日に、ガイドに「山の上は何度あるの?」って聞いたら、「風が強くてわからない」って脅されて、わたくしビビッております。
だって、僕は登山ほとんど経験が無い上に、初めての雪山登山。
オマケは寒さ限りなく×。
これじゃゾーマ相手に、レベル3で「ひのきの棒」に「旅人の服」状態ですよ。
やる気があっても、どうしようもない。
実際に中と外で温度差があるけど、僕の精神と身体にもかなりの温度差がある。
だからせめて装備だけでもと思い、簡易アイゼン、耳あて、スティックを購入し、服もかなり着込んだ。
ちなみに服はTシャツ、サーマル、ニット、カシミアニット、登山用オーバー、防寒用バッグ、ニットキャップ、手袋。
下は、靴下2枚、パンツ、タイツ、登山用パンツ、オイルコーティングのブラックジーンズ。
でも、なぜか靴はニューバランス。
心技体の「技」は無いけど、それ以外ほぼ完璧ww
実際は最初は寒かったけど、風も無く、登り始めると汗かいて暑かったです^^;
いざ山を登ると思った以上に大変だったです。
まず、簡易アイゼンちゃん。
彼女は僕の愛用ニューバランスくんと相性悪いのか、ニューバランスくんからしばしば離れて単独行動したがる。
そのたびに僕はアイゼンちゃんを探しに戻りつつ、2人をなだめないといけない。
まったく世話の焼けるレディー。
何度「こいつマジ使えねー」って思ったことか。
一度面倒だから外して歩いてみたけど、外すと足が滑って、滑ってどうにもならない。
仕方なくつけると、単独行動モードに突入。
これには参った。
それと、スティック。
あった方がいいかもしれないけど、これは必要ないです。はい。
でも、雪に字を書いたり、木をシバいたりするには最適です。
後半は僕の遊び道具で、「ここは北朝鮮だから、もしかして雪の下から死体が出るかも」って10パーセント信じて雪掘ってました。
登山後半、足跡がほとんどない、雪あり道なき雪道を登ったのも大変だったけど、
でも、何より大変だったのは、上の写真のような変に気を利かせた階段。
これ写真で見るとそんなに急じゃないけど、実際はすごい階段なんだよ。
メチャ急な上に、すべて凍結してるんだよ。
ありえない。
しかも、階段の段の角度も水平じゃなくて、妙に20度くらい傾いているし。
1月2日に城壁で有名な韓国の水原に行った時も同じような妙な角度の簡易階段があったんだけど、これってコリアンスタンダード?
ちょい疑問・・・
上の写真は凍った川のような、滝のようなもの。
青々しくて結構綺麗でしょ?