海外出張生活録 ~足りない脳で小難しい事を考えたり考えなかったり~

仕事柄数ヶ月単位で出張に行くので、旅行でその国を訪れたて感じた事ではなく、生活してみて感じた事を書く、ぞ。

北に挑戦してきました。

2007年01月05日 | Weblog

北の通関はちゃんと検査してのかよ。

ただ荷物をベルトコンベアーの上に載せて、黒い箱の中を通過させてるだけじゃないの?

電力不足だし。

入国時だって財布入れたまま、通ったけどなんとも無かったし。

そんなことを考えながら出国しようとした瞬間

「ピ、ピ、ピ、ピ、ピ、ピー!!!」

鳴ってしまいました。

今度は財布を預けて再チャレンジ。

当然だけど、鳴らない。

入国時は大丈夫で、出国時はダメ。

う~む・・・

今の「ピピピ」で5人分の命は救えたんじゃないかな。

北ってそんな国です。

そんな国に行ってきたインディです。

長年の夢じゃないけど、1年越しの想いを胸に北朝鮮に行ってきました。

短いような長いような2泊3日の小旅行。

 

 

むかし僕の尊敬する人が僕に言った言葉。

「世界中で僕が一番見たかったのはエジプトのピラミッド。日本を出発して、韓国に渡って、中国に入り、東南アジア、また中国に戻って、ロシア、中央アジアを抜けて中東に入ってエジプトに着いたんだ。それで僕は実際にピラミッドを見たわけだけど、正直感動しなかった。もちろん良かったよ。予想以上に大きいし、これがそんなに大昔に作られたものとは信じられなかったよ。でも、それだけなんだ。たぶんそれはピラミッドに対する想いが強すぎたのかもしれないな」

僕もそんな感想です。

だだ、僕の場合は北に対しては1年越しとは言え、それほど大きな想いを持っていたわけじゃないけど、それなりの期待はしていた。

例えば金正日バッヂを持ち帰るとか、拉致されかけるとか・・・

でも、バッヂも売ってないし、拉致も全然心配ないし(つーか、ホントにされたら困るけど)。

とにかく、僕としてはネタ話の為に危険な事には巻き込まれたくないけど、危険なことがあって欲しいような思いだった。

大型の台風が自分の町を直撃するときのような期待感。

今回はそんなドキドキ感は味わえなかった。

ただしこのツアーは、綺麗な景色も見れたし、北の人間とも話は出来たし、村の中をバスに乗ってではあるけど、通過もできたからそれなりに合格点。

 

 

続きはまた明日。

写真はホテルから撮った北の村。

靄がかかってる辺りがそうなんだけど、わかる?