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海外出張生活録 ~足りない脳で小難しい事を考えたり考えなかったり~

仕事柄数ヶ月単位で出張に行くので、旅行でその国を訪れたて感じた事ではなく、生活してみて感じた事を書く、ぞ。

ピンチー侍

2009年12月14日 | Weblog

先週、日本に6年間住んでいた26歳の中国人人妻と知り合った。

彼女は積極的で、むこうから僕の番号を聞いてきて、いつ暇な時間があるか聞いてきた。

そんなことを言われるとピンチー(管理人の中国名)侍、例のごとく勘違いをするわけだ。

刀研ぎ屋はどこかいな。

 

その週末、夜12時くらいに突然彼女から電話があった。

「ね~、今ひま?今から飲みに行かない?」

今から2人で?まじで?

ポンポンポン

 「ひと~つ、人妻でありながら独身男性を誘惑。ふたつ、ふしだらな破廉恥三昧。み~つ、見事なプロポーション、嫌いじゃないけど、むしろ好き!鬼!退治てくれよう、ピンチー侍!」

どりゃー!!!

・・・その夜、銘刀菊正宗が血に染まったかどうかは別として。

僕はとりあえず飲みに行くことにした。

 

夜も更け、僕と彼女は僕の泊まっているホテルのバーで飲んでいた。

彼女は、今の結婚生活の不満を話す、話す。

おまけにもう別れたいとまで言い出した。

さらに、僕が例え話で、「例えば、あなたと僕が結婚するとするでしょ?そしたら・・・」

って行った時彼女がすかさず「いいよ」って言ってきた。

いいよ・・・ってどういう意味?

ポンポンポン♪

 「ひと~つ、人の話を遮り独身男性を誘惑。ふた~つ、不満だらけの結婚生活。み~つ、見知らぬ他人にそんなこと言う!?普通!鬼!退治てくれよう、ピンチー侍!」

・・・銘酒土佐鶴が今年も金賞を受賞したかどうかは別として。

僕は彼女を無視して、話を続けた。

 

 

時間は過ぎ。夜2時をまわった。

2人は店を出た。

彼女は明日は休みだけど、僕は仕事。

さぁ、帰ろうかなっと思った時、彼女がこう行ってきた。

「ね~。この後どうする?」

どうするって・・・どうしたらいいの?

ポンポンポン♪

 「ひと~つ、人妻でありながら独身男性を誘惑、ホントに誘惑!ふた~つ、夫婦にでもなったつもりか、こんちきしょう!み~つ、みんなその手で落としてきたのか?拙者の武士道いずこに!鬼!退治てくれよう、ピンチー侍!」

・・・銘人高橋の16連打の真偽がどうかは別として。

ピンチ―侍は次の日の朝、遅刻しそうになりました。

 

武士道とは諭すことと見つけたり、修羅道とは返すことと見つけたり。


気の緩み

2009年12月11日 | Weblog

昼休み。

会社ではいつも弁当を食べている。

辛い料理が食べたかったので、一番辛い料理はどれ?っと聞くと川椒子鶏飯だと言う。

意味は四川省の辛い鶏ご飯。

 

弁当が届いたので、蓋を開けてみると、ぶつ切りの鶏肉とピーマン、トウガラシ、山椒、香菜、チンゲン菜が油にまみれている。

でも、香りはそう悪くない。

ただ僕は、油が苦手なので美味しい料理でも満腹になる前に気持ち悪くなってしまう。

たとえば北京ダックは二切れも食べると、箸を放り出してしまう。

だからうんと辛くして、胃を刺激しないと中国料理を完食できない。

 

辛い料理だと言っていたけど、そんなに辛くなかった。

だから僕の胃も踊らずに眠ったままだったので、半分くらいしか食べれなかった。

というか、何よりもまずかった。

 

そこそこ空腹も満たされたので、外の喫煙所でミルクティ片手に休憩。

天気もいいし、気温もちょうどいいから気持ちいい。

 

中国人にとって食事というのは、すごく大切。

日本人にはたぶん理解しがたい事だと思う。

たとえば僕が気分が悪いと言うと、彼らは、ご飯がまずかったのか?と聞いてくるし、夕食を食べずに残業していると、心のこもった声でかわいそう・・・と言ってくれる。

そもそも、あいさつからして日本語とは違う。

日本では、あいさつをするとき天気の話からすることが多いと思う。

今日はいい天気ですねっとか。

でも中国では、ご飯食べた?がそれに代わるもの。

だから、基本生活のなかで食事の重要度がかなりのウエイトを占めていると思う。

 

そんな最重要な食事をして、胃が満たされた彼らが、いかにも幸せそうに僕の前を通り過ぎていく。

僕も彼らの顔を見ると心が和んできて、なんかボーっとしてきた。

そのまましばらく放心状態で休憩していると、工事現場のおやじさん達が昼食を終えて戻ってきた。

7,8人が集まって来て、仕事前の雑談でもしているのかな?っと思い耳を傾けてみると、僕の話をしているようす。

なぜだか、その中のリーダーらしき人物が僕が日本人である事を知っているようで、彼が僕の事をみんなに説明している。

するとその彼がおもむろにやって来て、僕に向かって「にいちん、ご飯食べた?給料いくらや?」

おおっ?

初対面でヘッドハンティングですか???

後ろからは「1万元(13万)くらいだろ?そうだろ?」っと声がかかる。

そうだと言うと、「すごいなぁ。」っとかぶせてくる。

それを聞いて納得したのか、1万元以上は出せないからヘッドハントするのを諦めたのかわからないが、彼らは仕事に戻って行った。

中国で1万元で壁職人か・・・

気楽でいいかもしれないなぁ。

 

 

今思うと気楽そうだけど、劣悪な環境で早死にしそうだから絶対やらねぇ。

食後で気が緩んで隙の多いときの出来事でした。

たぶん、マリエに政治の話をしている時ぐらい隙だらけだったと思う。

食事後は気をつけましょう!

 


辛い料理

2009年12月01日 | Weblog

昔々、あるところに暇で暇で毎日テレビばかり見ている一人の青年がいました。

彼はある時こんなニュースを見ました。

それは北朝鮮のナショナルチームが、タイに国際試合をしに行ったという内容でした。

その中でリポーターが帰国間際の選手にこんな質問をしていました。

 

リ 「試合お疲れ様でスムニダ。ところでタイの料理はどうでしたイムニか?」

選 「美味しくなかったイムニダ」

リ 「そうなんですイムニか?なんで美味しくなかったのですイムニか?」

選 「辛くないからラゴハムニダ。辛いのサランヘヨ」

 

それを見た青年はこう思いました。

「へー、美味しいか美味しくないかの基準は辛さなんだ~。理解できねーな。」

 

それから時は過ぎ、青年は加齢臭漂わせる寸前のおっさんになっていました。

おっさんは中国来ること十数回、東北料理、客家料理、広東料理、四川料理、湖南料理、上海料理などなど、数多くの料理を食べ歩き、今では自分で鳥の手やアヒルの喉の骨を買って部屋でムシャムシャ食べるようになりました。

中でも一番のお気に入りは湖南料理。

日本では馴染みが浅い料理ですが、中国では四川料理と並び、辛い料理の代表の料理です。

そんな彼は、今日広東料理を食べていてこう思いました。

「この料理辛くなくて美味しくねーや」


深圳にきました

2009年11月29日 | Weblog

先週の金曜日から、出張で中国に来ています。

2か月ぶりくらいなんだけど、メッチャ久しぶりのような気がする。

中国語も簡単な言葉しかうまく言葉が出てこない。

日本に帰国してもいつもならQQ(中国の有名なソーシャルネットワークサイト)で遊んでいるから、数ヵ月ぶりに中国に来ても違和感ないんだけど、今回は多忙すぎてまったくQQ出来なかったから、中国人のパワーに圧倒されています。

この街は中心から30分くらい離れていて、1年前に来た時は雨が降れば道路が川になったりするような街だったのに、地下鉄工事始めたり、鉄橋、人除けの柵が出来たりして、かなりインフラが進んでいるのにびっくりした。

 

今回は久々に完全に1人で来たので、着いた初日は外でご飯を食べたけど、早くも外に出て行くのが面倒になってしまい、昨日今日はホテルで食事をした。

そんなにすごいレストランじゃないんだけど、昨日はピアノの生演奏を聞きながら食事をさせてもらった。

ピアノを聞いて外の景色を眺めながら食事をしていると、「ここは本当に中国か?」っと思ってしまう。

でも、演奏者をみて「あっ。ここはやっぱり中国だ」っと思い直した。

普通なら演奏者は、タキシードなどの正装をして演奏しているはずだが、ここの演奏者はジーパンにTシャツという、コンビニに行くような格好で演奏している。

でも、顔だけは正装をして演奏しているように澄ました顔をしている。

それを見てなぜかホッとした週末の出来事でした。


ある日本人

2009年02月25日 | Weblog

時差ボケのおかげでモスクから聞こえてくるアザーンよりも早く起きた。

イスラム圏に来て、大敵の一つがこのアザーン。

アザーンとは、イスラム教徒に向けて1日5回の礼拝の時間を知らせる放送のようなもの。

朝っぱらから、大音響でやられるので神経質な人はツライかもしれない。

でも、夕方のアザーンは夕日とマッチしていていい感じ。

月見で一杯、アザーンでシャイ(チャイ)一杯はおススメ♪

 

今日は日帰りツアー。

待ち合わせの朝6時きっかりにフロントに行って、先に車に乗って待っていると、日本人がもう一人来た。

昨日の夜、マーシーが部屋に来て、「明日は僕は行かないけど、日本人が1人行くから。彼は先週ツアーに行ったんだけど、体調不良でツアーが中止になったんだ。だから明日は君達2人だよ」っということになった。

男3人がイエメン人から日本人になっただけだけど、日本語で話できるのはありがたい。

 

車中で彼に先週の体調不良について聞くと、彼はカートがキマリ過ぎて夜寝れずに寝不足で体調不良になったらしい。

イエメンでは頬が野球のボールくらい膨らんだ人をよく見かけるが、それはカートを噛んでいる人で、カートは木の葉っぱで、幻覚作用がある。

サウジアラビアでは禁止されている、一種の麻薬のようなもの。

でも、イエメンではカートをすることは、社交や憩いの場では欠かせないモノだそうです。

閣僚主催のカートパーティなんかもあるそうです。

台湾にも槟榔(ビンラン)という似たようなものがあるけど、どちらも美味しくない。

というか、マズイ。

そんなモノを、一度キマるまでやってみたかったから、という理由でやってしまう彼は長期旅行者。

名前はAさん。

一度2週間ほど、日本に帰ったらしけど、旅に出て1年ほどになるらしい。

旅に出て1年にもなるのに、色んなことに感動できる素晴らしい目と感性を持った人。

それに自己紹介のときフルネームで言ってくれるくらい礼儀正しい。

そんな彼の職業はフリーのプロのカメラマン。

カメラマンは自分で「プロ」だと宣言してしまえば、プロになれるらしい。

そんな訳で、自称フリーのプロカメラマンが多い。

だから、最初聞いたとき、彼もそうなのかと思ったけど、話を聞いていると、大きな仕事もいくつもやっているし、自分では「全然有名じゃないよ」って言っていたけど、自分から自慢をするような人ではないように思えるので、僕が知らないだけで、実は有名な人かもしれない。

実際、彼が旅の写真をアップしているサイトを見せてもらったけど、メチャクチャよかった。

彼との出会いは、久々にいい出会いだったと思えるような感じの人だった。

僕は日本で、彼は今もどこかの国で写真を撮っている。

上の写真はイエメンの首都サナアのシンボルの一つのバーバルヤマン門。

かつてはサナアの町には門が4つあったが、今あるのはこの一つ。

イエメンでは窃盗をすると、手首を切られる。

その手首はこの門に吊るされるそうです。

これは前回アップしたスラムの子供達。

これはマナハという町のガキども。

と、猪木。

なんか口元がスッゲー猪木になってる。


マーシー

2009年02月23日 | Weblog

チェックインを済ませた後、日本語を勉強中のマーシーと言う、チョー怪しいイエメン人がイエメン近郊ツアーに行かないかと誘ってきた。

まぁ、安宿ではよくあることで、安宿それ自体では大して儲けにはならないので、ツアーやアクティビティスポーツなどの代理店も兼ねていることが多い。

一般的に決まって値段は高くて、内容はあまりよくない。

値段は100ドルで高いしけど、今回は時間もないし、効率的に色々見てみたいので、参加することにした。

日程は明日の朝6時から夕方6時まで。

メンバーはドライバーとマーシーと僕一人。

おっさん3人の12時間のドライブ。

や、やっぱり辞めようかな。。。

 

イエメンという国は危険なのか、それとも政府が権力をアピールしたいのか不明だけど、ある一定のポイントに検問があり、外国人が違う街に移動するにはパーミッションという許可証がないと、通行許可が下りない。

ツアーに参加してもそれは必要。

僕は100ドルも払っているので、当然マーシーが代行してくれると思っていたのに、代行すると3日かかるし、簡単だから自分で行った方が早いよって言ってくる。

まぁ、ウソだと思うけど、パーミッションを発行してくれるツーリストポリスの場所だけ聞いて、散歩がてらに自分で行くことにした。

 

外を歩いてみると、イエメン建築ってスッゲーカッコいい!

中東はヨルダン、シリア、UAEにしか行ったことがないけど、他の国と全然違う。

建物も高いし、窓枠を白で縁取ってあったりして、センスいい!

途中、少し旧市街を通ったけど、狭い道に高い住宅が立ち並んでて、いかにも摩天楼って感じがする。

外の気温は25度。

日差しが強いからTシャツ1枚でも、少し歩くとかなりの暑さを感じる。

でも、旧市街の通路は高い建物に囲まれているので、日陰になっていてかなり涼しいオアシスだ。

その通路を歩いていると、摩天楼を作った理由は賊から守る為もあるだろうけど、日陰のオアシスを作る為でもあったんじゃないかなっと思えてくる。

そのオアシスを近所のガキが遊んでいたり、オヤジ達が座って話をしていたり、眼だけをだして、あとは全身真っ黒な服を着たイスラムの女性が、井戸端会議をしていたりする。

何でもない光景だけど、外国人の僕には何かしら感じるものがある。

イエメンに来て改めて思った事だけど、イスラム教徒は旅行者にはすごく親切。

シリアのように道を歩いていただけで、知らない人に「今から家に来ませんか?シャイをご馳走します」って事はなかったけど、「どこから来たの?日本?ようこそイエメンへ」っとか、「アリガトウ!」とか言ってくれる。

まぁ、5回に一回は「ニーハオ!」って言われるけど、そんなときにでも、普通に「ニーハオ」って自然に返したくなる。

 

ツーリストポリスに着いて、書類とパスポートを出して椅子に座って発行してくれるのを待っていると、担当の人がなんか聞いてきた。

全然聞き取れなかったので、「この人訛りひどいなぁ」っと思ってよく聞いてみると完全なアラビア語だった。

マジっすか!

ここツーリストポリスなのに・・・

僕の知っているアラビア語は「シュクラン(ありがとう)」と「マルハバ(こんにちは)」、「アッラー(神)」、「ジハード(聖戦)」の4つだけだぞ。

これだけで文章作れって言われても「こんにちは神。ありがとう聖戦」っていう変な文章にしかならねーぞ。

つーか、ヘタしたら捕まるかもしれないし。

僕が「う~ん」、とか「あ~」とか言って考えている間もずっとアラビア語でなんか言ってきている。

もうマジ何にもわかんなくて、どうしようもなかったからイエメン地図広げて、指を刺しながら日本語で「オレ アシタ ココ ココ ココ イク OK?」って聞くと「OK!」。

え?わかったの?まじで?

まぁ、わかってなくてもOKならいいや。

ラッキーと思うのもつかの間、彼はさらにまたなんか聞いてきた。

そんなことを繰り返していると、だんだんマーシーに腹が立ってきた。

これだと3日どころか、一生無理じゃねぇかよ!マーシー!

そんな無理な空気を察したのか、彼はどこかに電話をした。

もしかして、英語が話せる人なのか?っと期待を持ちつつ待っていると、電話を渡された。

僕は待ってましたとばかりに勢いよく「ハロー!」って出ると相手はいきなり「タクシー?」。

え?

びっくりして黙っていると、もう一度「タクシー?」って聞いてきたので、とりあえず「イ、イエス」って答えると、「OK」って・・・

彼に電話を返すと彼は少し話をして、電話を切った後、何かを書き始めて、書類が完成してしまった。

なんかよくわからないけど、出来ちゃった。

こんなんでいいのかな???

まぁ、確かに3日はかからなかったよ。マーシー。

上の写真のオヤジいいキャラしているでしょ?

眼鏡のズレ方といい、笑い方といい。

僕のこの保存しているファイルのタイトルは魔法使いです。

この魔法使いは、PCを立ち上げるだびに、この「グー」をしてくれています。

この子達はスラムの子供達。

左と真ん中の子は女の子なんだけど、真ん中の子はなぜか坊主。

こちらはi podの壁紙にしています。


首都サナア

2009年02月19日 | Weblog

機内食3回。

映画3本。

小説2冊。

大阪からドバイまで11時間、ドバイからサナアまで3時間、トータル14時間。

映画『レッドクリフ』で有名な呉の周瑜の死に対して、敵であるはずの魏の曹操が悲しむシーンに心を打たれて、センチな気分になるには十分な時間だった。

 

三国志や、その前の時代の項羽と劉邦の話を読んでいると、魅力的な人物が多い。

なのに今の中国人は台湾人と比べても、彼らは本当に同じ漢民族か!?っと思うほど違う。

また、そんな小説を読んでいて、「彼は仕事熱心な高官でありながら、私利私欲がなくて、粗末な家に住んでいる。」などと言う一文があると、「ウソつくな!今の中国人とはまったく逆じゃないか」っと思ってしまう。

中川前財務大臣の「ゴックンはしていません」ってことぐらいウソだ。

サナアに着いて、タクシーを捜していると1人の在住らしき中国人がやってきて、中国語で「あなた中国人?」って・・・

え?いきなり?

しかも中国語?

あまりにもびっくりして、ここが中国じゃないかキョロキョロしてしまったじゃないか。

つーか、せめて「すいません」の一言ぐらいあってもいいんじゃないの?

なんなんだコイツ・・・っと思いながらも、「いや、違いますよ。私は日本人です。でも、なんで?」

って聞くと、「没有(なんでもない)」。

じゃ、聞くなよ!

つーか、なんかあるから聞いてきたんじゃないの!

そんな僕をよそに彼はスタスタ去って行ってしまった。

中国通算滞在日数1年ほど。

管理人にはまだまだ理解不能です。

 

ちょっとばかり、アジア的な気分になってしまったけど、タクシーを拾って、ネットで調べた新市街のタリハール広場の近くの安宿にチェックイン。

ここは旅行者もいるけど、大半は出稼ぎのイエメン人が泊まっている。

安いのか、高いのかわからないけど、一泊700円くらい。

1年半のブランクがあり、いつも4星以上のホテルに泊まっている僕には初日はキツかった。

特にシャワーが・・・

安宿ではよくあることなんだけど、トイレとシャワーが1畳くらいのスペースにあり、しかも共同。

その狭い密室のスペースで、シャワーを浴びるわけなんだけど、なれない初日に恐る恐るシャワーを浴びに行くと、やっぱりあるじゃないですかぁ。

臭いアラビアンチョコレートがさぁ。

チェックアウトするまで3,4回シャワーを浴びたけど、不思議と毎回あるんだよね~。

最後なんて、生チョコの大サービス。

メッカに祈るのもいいけど、後の人のことも考えてね♪

上の写真は日帰りツアーで訪れた村で、出会った4人兄弟。

真ん中の姉ちゃんが鮮やかなグリーンのニットキャップを被ってて、すごく可愛かったのに、写真を撮るときは脱いじゃった。

でも、アラブでは女性の髪は色気の象徴なんだって。

これも同じツアーで立ち寄った村のガキども。

こいつらチョイワルじゃなくて、メチャワル。

これも同じツアー。

イエメン建築ってカッコいいと思う。

これ普通の住宅なんだけど、壁のデザインも素敵だし、なによりステンドグラスがいい感じ。


ブログ再開

2009年02月17日 | Weblog

今は世界的不況。

戦後最悪とか、100年に一度とか言われている。

うちの会社だって、その荒波に乗りに乗っています♪

つーわけで、会社暇なんだ。今。

去年は250日は海外出張行ったけど、今年は150日も行けばいい方じゃないのかな?

今年は、2週間ほど中国に行っただけだし、3月半ばまでは出張ないしね。

時間があるから、ここを書く時間がありそうです。

いいのか、悪いのか。

まぁ、今年は丑年だし「モーット!」のんびり行くかな。

 

そんな訳で、時間と金を持て余した管理人は約1年半ぶりの海外旅行に行ってきましたよ♪

1週間だけど(涙)

行き先はイエメン、UAE。

少しずつ、写真アップするから、またのんびり見てください。

 

 

いつもと同じ関空行きのバス。

去年は中国、台湾に行ったり来たりで、出張だけでも7,8回くらいは関空に行った。

窓から見えるいつもと同じ風景。

本や雑誌を読む人、音楽を聴く人、寝る人、またある人達は旅行先の話で盛り上がる。

そんな人達も1時間もすれば自然と静かになる。

すべてがいつもと同じ。

でも、関空に着いて、バスに乗る前に預けた荷物を受け取ったとき、自分のバックパックを見て恥ずかしくなってきた。

いつもは110Lと40Lのキャリーケース2個。

いかにも仕事ですって格好をしている。

でも、今回は55Lと20Lのバックパック。

ガラスに映った自分を見ると、なんかみすぼらしい。

前はそんなことは感じたこともなかったし、むしろこれからのことを考えると、楽しくて仕方なかった。

たかが1年半のブランクなのに、こんなにも気持ちが変わってしまうのか。

なんか変な感覚を感じた。

こんな気持ちだからなのか、チェックインのときもEチケットと旅程表を間違えて出してしまい、「これでは旅程の証明にはなりませんよ」っと言われただけなのに、グランドホステスの言葉が蔑んでいるように感じがした。

今回はエミュレーツ航空なので、JALのマイレージゴールドカードを出して、いつもは仕事で飛行機乗ってるんですよって事をアピールしても、「ああ、このチケットではマイレージは付かないですね」って。

えっ?そうなの?

マイレージが付くからエミュレーツにしたのに・・・

まぁ、エミュレーツのUクラスだから仕方ないか。

でも、あとで見ると発券後はYクラスになっていた。

う~ん。そんなもんか。

飛行機に搭乗して、気持ちを切り替えようと座席に座って、好きな音楽をシャカシャカ聞いていると、座席間違えて座ってたし。

しかも、おじさんそんなに怒んなくてもってクライ怒ってたし。

なんか出だしから調子悪いなぁ・・・

ちなみに、ドバイー関空の復路も座席間違えてチャッカリ座ってました(笑

ちなみに、ちなみに、チケットのBクラスはビジネスクラスではないですよ。

間違えて、ビジネスクラスのチェックインカウンターに行くと大恥かきます。

Bクラスは下から数えた方が早いです。

 

上の写真はイエメンの山奥のインド人村の子供

上の写真はイエメン首都サナア。

左が旧市街で、2500年もの歴史があり、ノアの箱舟で有名なノアの息子セム(サム)が創ったという伝説がある、世界最古の都市。

もちろん世界遺産。


中国より台湾を愛している管理人

2008年12月03日 | Weblog

先々週台湾にいて、改めて「台湾最高!」って思いながら、今はまたまた愛しい中国に来てます。

もう今年だけで中国は5回目。

今は中国は安徽省WU湖市。

上海から西の南京方面に鉄道で3時間。

南京から南に車で2時間ほど行った場所です。

 

安徽省と言えば龍蝦(ザリガニ)を食べることで有名な地方。

日本でいえば秋田県は色白美人が多い的な話で、中国にもそんな話があって、四川省は美人が多くて、黒竜江省には背の高い女性が多いらしい。

ここ安徽省にもその話があって、安徽省には巨乳が多いらしい。

理由は安徽料理は油分が多いから。

それを教えてくれた人が、僕の前に安徽省出身の姉妹を連れて来て、「でしょ!でしょぉぉぉ!」ってハシャイでいたけど、納得しました(苦笑

ということで、今は巨乳ねーちゃんがザリガニを食べながら、「南京大虐殺って知ってる?」って聞かれる様な場所にいます。

いいんだか、悪いんだか・・・

 

でも、もう今週末帰るけどね。

で、来週は日本にいて、再来週から年末までは上海。

年末は台湾の友達が遊びに来るから、今年はどこにも行かずに日本でいて、年明けに3日間くらい韓国に行こうかなっと思ってます。

しばらくは東アジアから抜け出せそうにないな・・・


2度あることは3度ある?

2008年10月15日 | Weblog

もう10月も中旬。

この前来たアッ○ルの人が、上海は15度くらいって言ってたから、日本もそれくらいなんだろうな~。

美味しいもの食べたり、本読んだり、紅葉見に行ったりして、なんとかの秋ってやつでしょ?

こっちなんて、普段でも道が人で溢れているのに、中秋節やら国慶節やらあって、もう大変な騒ぎ。

中国人まみれの秋を過ごしています。

 

そういえば、この前もう一人日本から遅れてきた人がいて、全裸の中国人の話をしたんだけど、そんなのありえねぇの一点張り。

まぁ、そうだろうね。普通。

最近では服を着ている畜生さえもいる時代なのに、どう考えてもありえない。

それが宇宙まで行った人間様が青空広がる昼間に、人ごみの中を裸の人間がウロウロしている話なんて。

で、みんなで休日にタクシーで香港に遊びに行っている時にまた奴を目撃した!

今度は繁華街ではなく、高速道路堂々と歩いてた!

高速道路を歩くってことだけでも、日本じゃ考えられないけど、今度はペットボトルもビニール袋も持ってなく、手ぶらでおまけにやっぱりブラブラさせて・・・

しかも、最初に目撃した場所からは20kmは離れているのに。

行動範囲広っ!

その後、香港でマンゴーデザート食って、高級海鮮料理食って、100万ドルの夜景を見たけど、終日話題の中心は奴のこと。

それらすべての記憶は奴に取って食われてしまった。

地元の中国人数人に、裸の人知ってるかどうか聞いたけど、誰も知らないって言うし。

奴はどこから来たんだろう・・・

そしてどこまで行くつもりなんだろう・・・


我現在在中国

2008年09月16日 | Weblog

ニーハオマ?

つーことで、今は中国は深センに来ております。

 

中国も通算滞在日数でイタリアを超えて、通算6か月を過ぎました。

ある人曰く、中国で1年住むと寿命が5年縮まるらしいので、僕ももう2,3年は縮まったようです。

これだけ中国にいると、言葉の方もまぁまぁ話せるようになっていると思っているかもしれないけど、中国語ってのは難しいんだ。これが。

 

先々月、上海にいたときに買った、中国の携帯電話を駆使してメールをやり取りして、文章はかなりできるようになった。

聞き取りも結構いけるし、話すのも1人で旅行できるくらいにはなっていると思っていた。

実際にも上海で「あなたの中国語綺麗ね」っとか「中国に1年くらい住んでいるの?」っとか言われたのに、日本食屋の小娘に「あなた書くいい。聞く少しいい、話すダーメ」っと言われ、思わず「あなた性格ダメ、顔もっとダメ」っと言い返しそうになった管理人。

でも、そこは大人な27歳。

素直に受け入れましょう♪

 

僕がよく書いているけど、中国には面白い人がたくさんいる。

もう、毎日が新喜劇のようなもので、町中に笑いが溢れている。

最初の頃は出社する車の中や、町を歩いているときは必ず1つや2つは笑いがあった。

でも最近は、自転車にゴミを山盛り積んだ人や、携帯電話で話している最中にもう一つの電話がかかってきて、そっちの方も出てしまい、携帯2つを耳に当てて「もしもし!もしもし!」ってやっている人を見ても、そんなに面白くなくなってきた。

でも、最近衝撃的な人を見た。

おそらく人生でもう2度と見ないであろう人を。

 

それは朝、車で会社に向かっているときに、中国にあまり慣れていない、いつも落ち着いている後輩が「あ。裸の人がいる!」って言い出した。

僕はどうせパンツ一丁のオヤジだろうっと思って見てみると、ホントにスッポンポンの人が歩いていた!

ホンットに何も着けていない。全裸。

つーか、山奥だったらわかるけど、ここ結構都会だよ。

だってここシンセンだよ。

パッと見渡しても100人以上は人いるんだよ。

それなのに全裸。

いや、正確にはコンビニの袋と、空のペットボトル持ってた。

だから、いざ!って時にはその袋とペットボトルであ~やって、こうするのか?

でも、そんなんじゃ隠せないだろ。

ペットボトル透明だしさ。

つーか、これだけ人がいるのに今がいざ!じゃないのかな。

奴は将来大物になるよ。きっと。

だって、今がいざ!隠せ!って時なのに、堂々と上を向いて歩いてたもん。

「天気いいな~。今日は」みたいな感じで。

それだけ堂々と上を向いて歩いていたら、坂本九もびっくりするだろうなぁ。

中国人ってマジですっげ~!!!


中国

2008年08月04日 | Weblog

中国はオリンピックで大変な騒ぎ。

街のいたるところに『加油!中国』の文字が氾濫している。

その雰囲気に流されて、路上で見つけた国旗に似せた真っ赤な中国の地図と、『加油!中国』がプリントされたTシャツを買おうかどうか、腕組して本気で悩んでしまった管理人です。

その地図には台湾も含まれていました。

だから悩んだんだけど。

 

っと言うのは前の話。

今は僕は平和な徳島にいます。

でも、お盆休みの後に、またシンセン、上海、台湾を廻らないといけないんだけどね。

 

 

この写真何の料理かわかる?

中国人の友達と3人で火鍋を食べに行ったときに、「龍蝦食べる?」って言われて、「龍蝦って見たことないからよくわかんないけど、エビ好きだから食べたい」って言ったら出てきたのがこれ。

龍蝦(日本語名ザリガニ)。

キミは小学生のときお友達だったザリガニくんじゃないですか!

生活排水やら工業排水やらが垂れ流しのドブ川にいたのに、今はこんなとこに住んでんだ。

今までゲテモノを見かけると挑戦してきたけど、こいつにはさすがに怯んだ。

友達に「ね~。コレ食べるの?」って聞くと、「もちろん!美味しいよ!」

いやいやいや

その美味いとか、マズイとかって話じゃなくて、こいつは100パーセント体に悪いでしょ!

自分で食べたいって言っておきながら、友達にさんざんザリガニの悪評をした挙句、勇気を出して、1つ食べてみる。

モグモグ、モグモグ・・・

ん?

あれ?普通に美味いじゃん!

「美味いな~このエビ」って思いながら、調子に乗って5匹も頂きました♪

ザリガニ食べたなんて、いい思い出が出来た。

でも次の日、原因不明の発熱がなかったらもっとよかったのにな。


いつの間にやら・・・

2008年04月01日 | Weblog

管理人は台湾の台中に来ています。

台湾はやっぱええ国だわ。

料理も中国ほど脂っこくはなくて美味しいし、事故の心配もほとんどない。

それに手鼻ミサイルに襲われる心配もない。

中国帰りの僕には、どう考えても中国人と同じ民族とは思えないほど、親切なと言うか、モラルある人たちと仕事してます。

もちろん、中国人も相手に仲間だと認めてもらえれば、すご~く親切ですよ。

中国人の名誉の為にも。

 

僕は記憶力が人一倍かわいそうな人間。

どうやらある一定の保存期間を過ぎれば、タンスの奥底に記憶を押し込んでしまうらしい。

つい最近も、シリアで湿度の高い密室で、フンドシ一丁のおっさんに押し倒されて、☆オマジナイ☆を掛けられた話しでさえも、友達に言われるまで完全に忘れていた。

だから、いろんな事を書き留めて、思い出せるようにと、このブログを始めようと思ったし、写真もよく撮るようになった。

 

台湾には4年ほど前にも来たことがあるけど、バックアップを取っていないPCがぶっ壊れてしまい、思い出せる素材が無くなり、僕の台湾の思い出は台湾=パイナップルケーキのみになってしまっていた。

でも、台湾来て10日ほど。少し思い出せるようになった。

台北で出会った旅行者達の顔(名前は誰一人無理だけど)。

花蓮の景色。

台東の北京語は日本語の後で覚えたから、中国語は難しかったと言っていた日本語ペラペラのおじいちゃん。

両親が日本統治時代に育ち、家の中では中国語ではなくて日本語で会話していたから、少し日本語が話せるマダム(この言葉がぴったり当てはまる人)。

博物館に行ったのはいいんだけど、帰りにバスがなくて、歩いて帰っていると、僕の横に1台のボロボロの軽トラが停まり、アメリカ映画に出てくるような仕草で「乗ってきな!坊や」と言って(言ってはないけど)、ホテルまで送ってくれたうえに、ビンラオ(台湾の伝統的なチューインガム)を食べさせてくれた全身刺青のおっさん。

何もない街台東で、暇だからゲーセンに行ってメダルゲームをしていると、そのゲーセンの記録を作ってしまうほど、コインが出てきて、写真付きで店内に張り出されてしまう羽目になり、しかもそれが日本人だと言うことで全店員が集まって来て、どうにかしてコミュニケーションを取りたいらしいんだけど、僕が全然北京語が出来ないから、友達に電話掛けて、やっと日本語ができる奴が友達の友達くらいでいて、来たと思ったら「ワタシ ヤスイ カワナイカ?」みたいな方で・・・。

最終的には公務員で英語が少し出来る趙くんが来て、どうにか言いたかった事が言えたみたいで、最後は趙くんとみんなでご飯を食べに行った。

なぜか娼婦のお方も一緒に。

 

こうして思い出してみても、やっぱり台湾はいい国。

これから先は長いので、ボチボチ行きますへ。


快楽!

2008年03月07日 | Weblog

3月6日。

今日は何の日フッフー♪

 ☆世界一周記念日(日本航空の世界一周西回り路線が営業を開始)

 ☆スポーツ新聞の日(日本初のスポーツ新聞『日刊スポーツ』が創刊)

 ☆ジャンヌ・ダルクの日(フランス皇太子のもとにジャンヌが現れた日)

 ☆独立記念日 (ガーナ)

 ☆地久節,母の日(香淳皇后(昭和天皇の后)の誕生日)

 ☆菊池寛忌(小説家・菊池寛の忌日)

 ☆弟の日(漫画家の畑田国男さんが提唱)

 

ほー、僕にとって何でもない日なのに、調べてみると色々あるもんだね~。

これだけあると、毎日がホント記念日だね。

でも、最後の弟の日はよくわからん。

畑田国男さん、提唱してくれたのはいいんだけど、まったく浸透しとらんぞ。

つーか、全国の弟を持つ兄姉は何をしてあげればいいんだ。

ちなみに前日の3月5日はネットで調べてみると、珊瑚の日、ミスコンの日、スチュワーデスの日。

それとネットではヒットしないけど、僕の誕生日。

そ、そうなんよ!

昨日、誕生日だったんだよ☆

いや~、お祝いメール送ってくれた方々ありがとうございます。

中国に来る前から、誕生日はこっちで過ごさないといけないんだなぁっと思うと、少々暗い気持ちになったけど、昨日はホント良い日でしたよ。

 

行きつけの日本食屋に行くと、中国では誕生日に食べる『長寿ラーメン』をご馳走してもらって、さぁそろそろ会計して帰ろうかと思った頃、店内が急に真っ暗になって、「あっ停電だ」っと思ったら、中国語Verのハッピーバースデーを歌いながら、店員がケーキを持ってきてくれて・・・

思わぬサプライズでマジで嬉しかったよ。

ローソクの数を見て、「あっ、僕って今年10歳なんだ」って思いながらありがたくひと吹きで消させて頂きました。

おまけに服までプレゼントしてくれてさ。

去年はNE○の休憩室で先輩に「今何時?」って聞かれて、「今ちょうど、12時を過ぎた頃です。あっ!てゆーか先輩。今26歳になりました(苦笑」って答えてたのと比べると、大違い!

今年はホントいい誕生日でした。

 

             

 

 

写真はそのケーキ。

文字は僕の名前と誕生日おめでとうのコメント

動物は僕が酉年だから鳥。

右下の団子のようなものはドラゴンフルーツ。