伊達 純のヒロシマ日記

反戦・反核・反基地などの平和運動、反原発運動、反貧困運動、グローバリゼーションの問題などについてヒロシマから発信する

読売新聞の記事「自衛隊、海兵隊機能拡充へ」へのコメント

2013年07月09日 09時36分29秒 | 自衛隊
海兵隊は「殴り込み部隊」と呼ばれる侵略のための軍隊である。日本の自衛隊が、その侵略のための機能を持つということは、もはや自衛隊とは言えない。侵略・植民地支配により、アジアの人々を殺し、苦しめたのみならず、自国の人々をも死に追いやり、苦しめたことの反省は一体どこへ行ったのか。このように見てみると、安倍首相や橋下大阪市長が「侵略の定義はない」と言った理由もよくわかる。日本を再度、侵略のできる国にしたいのである。一部の日本人の「他国から侵略されたらどうするのか」といった言説、あるいは国際社会を国連憲章はおろか不戦条約(ケロッグ・ブリアン条約)や国際連盟以前の弱肉強食の世界として描き出す心性は、自国を侵略のできる国にしたいという願望を心理的に他国に投影するところから生じているのではないか。今度の参院選で安倍自民、のみならず公明、みんな、維新といった政党が議席を伸ばすと、日本は、よりとんでもない国になるように思えてならない。

自衛隊、海兵隊機能拡充へ…尖閣防衛強化念頭に(読売新聞 7月8日)

http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/domestic/defence_policy/?id=6084193


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