伊達 純のヒロシマ日記

反戦・反核・反基地などの平和運動、反原発運動、反貧困運動、グローバリゼーションの問題などについてヒロシマから発信する

旧広島市民球場を救え!

2010年07月01日 14時39分50秒 | 広島カープ
 2010年6月22日(火)、広島市議会の本会議で、広島東洋カープの本拠地球場だった旧広島市民球場の解体が決められてしまいました。

 しかし旧広島市民球場が通りをはさんで原爆ドームの向かいにつくられたことは、原爆ドームが被爆の象徴であるのに対し、戦後の復興の象徴という意味があったと思います。

 多くの人たちが、原爆投下のために焼け野原となった街の復興への願いを広島カープに託し、後援会の設立や「たる募金」に協力しました。

 そして旧広島市民球場も、多くの人たちの寄付によってつくられました。

 NHK-BSの「にっぽん巡礼」で取り上げられたこともあります。

「にっぽん巡礼」より
わが心の広島市民球場~生きる勇気を与えてくれた風景~(放送日: 2010年4月17日)
http://www.nhk.or.jp/junrei/map/hiroshima/003/index.html

 このように歴史的な建物であり、多くの広島市民の原風景、心の拠りどころであり、願いが込められている旧広島市民球場を簡単に解体しても良いものでしょうか?

「市民の合意無き解体に反対」することを趣旨としている(旧)広島市民球場フォーラムも、「まだやれることはある」としています。まだ終わりではありません。

(旧)広島市民球場フォーラム
http://9shimin.jugem.jp/

↓(旧)広島市民球場フォーラムが提出した公開質問状に対する広島市の回答です。

広島市より公開質問状の回答が来ました。 追記
http://9shimin.jugem.jp/?eid=22

 公開質問状に対する広島市の回答からわかることは、最初から解体という結論ありきで、保存という選択肢が排除されていることです。

↓旧広島市民球場の解体の問題点を指摘したチラシです。

htmlバージョン
http://www.geocities.jp/save_hiroshima_stadium/9shimin.htm

PDFバージョン
http://www.geocities.jp/save_hiroshima_stadium/9shimin.pdf

 そもそも最初から解体という結論ありきで、耐震診断を行なっていないことも問題ですが、耐震診断をせずに広島市が見積もった旧市民球場の保存改修費用が10数億円であるのに対し、旧市民球場の解体費および跡地の公園の広場整備費は34億円1000万円(商工会議所ビルの建設費は別)です。むしろ旧市民球場を残して活かした方が良いのではないでしょうか?

 ぎりぎりまで旧広島市民球場の解体反対、そして存続を訴えて行きたいと思います。

旧広島市民球場を救え!
Save Hiroshima-City-Stadium!
http://www.geocities.jp/save_hiroshima_stadium/


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