急性骨髄性白血病の闘病日記

急性骨髄性白血病と戦う妻の日記です

5月17日

2007-05-17 01:32:36 | Weblog
今日も昼間に面会して来ました。
今日は主治医の先生から今までの経過と今後の治療方法についての説明がありました。
まず、今までの経過。
ここまではとても良好にきています。
1回目の抗がん剤では勢いのいいがん細胞が減らず、2回目は違う抗がん剤を使用。
今、抗がん剤注射が終わった段階でまだなんとも言えませんが、今現在1%までがん細胞が減ったそうです。これから10日~2週間かけて血液が復活してくるわけですがその時にどうなるのでしょうか?
結果次第で一時退院もしくは外泊ということになるそうです。(6月上旬あたり)
先日行った移植前の検査も良好で問題ないそうです。

その後、2週間前から私の妻に「無菌化」という処置を行います。
これは、妻の体の中にある菌をなくす、という事です。
主に、薬で対処するそうです。
移植1週間前から無菌病棟の個室に移動。
まず、2日間放射線治療を午前と午後2回行います。
体の右半分と左半分をそれぞれ放射線に当てるそうです。
その移動の際は「白装束」で車椅子での移動になります。
放射線治療後、抗がん剤治療。最初に行った抗がん剤よりもっと強いものを入れるそうです。これが4日間。

移植前日にお姉さんが入院。前日の検査を行うそうです。
妻は移植前日は空けて、移植に臨みます。午前中、お姉さんから骨髄液を頂き、妻には点滴にて体内に入れるそうです。
お姉さんは問題なければ通常3泊4日で退院できるそうです。
お姉さんは一般病棟での入院です。
妻は移植後3週間は無菌病棟個室での治療。
まったく病原菌に対して抵抗力のない体になっています。
この期間中は私もインターホン越しでの面会になります。
体に骨髄液が「生着」して無菌病棟の大部屋に戻れるそうです。
退院までおおよそ100日かかるそうです。
早い人で70日くらいだそうです。

とにかく、感染には注意してください、とのことでした。
私もうかうか病気もしてられません。

先生から「何度も抗がん剤治療をすると体力的にも落ちてくるから移植したほうがいいでしょう」と。
これは、やはり「骨髄異型性症候群」という病気が関連していて
このまま抗がん剤治療していても血液を作り出す機能がおかしくなっているのが一番の問題だそうです。
この骨髄異型性症候群という病気は、化学療法(抗がん剤)ではあまり効果がないそうです。なので移植を進めているそうです。

この説明が終わって移植の同意書を渡されて、部屋に戻って承諾書にサイン。
お姉さんの移植の際の保険の書類も頂いてきました。

夕方、妻は血小板の輸血を行いました。