急性骨髄性白血病の闘病日記

急性骨髄性白血病と戦う妻の日記です

2009.4.15

2009-04-18 07:14:57 | Weblog
あさ、看護師さんが出勤してきてから一度帰宅しました。
午後、友人と共に病院へ戻りました。
症状は悪化をたどる一方。
先生からも病状の説明を受けました。
血液検査で白血球とLDHの増加が規定地を大幅に超えていました。
昨日の髄液検査で髄液が頭に集中して脳を圧迫しているそうです。
これを薬で散らして脳の圧迫をとる治療を再度開始しました。

友人が来ても左手は反応するが、言葉は出ない。
自分が話すとそれはわかるみたい。
ただ、返す力がない。
昼には突然暑いから服を脱ぎだしたり、どこかへ行こうとしたり、
トイレがどこなのかもわからず。

夕方に一度友人を家まで送り再度病院へ。
この日も一日中看護しました。
昨日よりは少し静かになりましたが、ただ、ところどころでは
言葉をはっしていました。
その中で今でも鮮明に残っているのは
「痛い」「いくの」「もう無理」「もういや」
この4つの言葉が私の頭の中から離れません・・・。
この時には、ある程度覚悟を決めました。
私の心の中で
「もう、闘わなくていいよ。十分に頑張ったから。苦しまないで。」
って。
一度主治医の先生に、
「もし、心肺停止状態になったらどうしますか?」
と言われた際に、
「助けてください」とすぐに私は返事しました。
ただ、この妻の状態を見た途端、考えは変わりました。
そういえば、妻は事あるごとに「私は楽に死にたい。延命措置はしないで。」
と言われていました。
実際に、妻の苦しんでいる姿を見るに耐えられない。
楽に逝ってもらおうという思いになりました。
私は朝までこの日も病院に泊まりました。