goo blog サービス終了のお知らせ 

A Running Stone Gather no moss

タイトル変えました。iSaonのブログです。

うまかったのか、牛肉コロッケ?

2007-06-25 13:15:31 | 食べ物だもの
連日、新聞やテレビを騒がせている、ミートホープ社の牛肉偽装事件。最初は、単なるB級事件だと思っていたのに、なんでこんなに大騒ぎになってるんでしょう?

だってさ、豚肉が混入されていたって言っても、コロッケでしょう。コロッケ自体、肉の含有量が少ないのに、それが牛だろうが、豚だろうが、いいじゃん、って思うのは僕だけ?

現に、誰も気づいてなかったし。

イスラム教徒ならともかく、みんな、ラーメンとか食べてるでしょう。確かに、アレルギーの人にとっては問題だとは思うけど、でも、連日、新聞のトップを飾るような大事件だろうか?

期限切れの材料を使っていたとか、そういう、笑えない話もあるらしいけど、それらはまだ、確証されたものではないからね。

もちろん、偽装自体は、関係者は、悪いことだから、捕まるなり、告訴されるべきだとは思う。でも、それだけの話でしょう。北海道の片隅の、一民間企業を、全国規模でバッシングするのは、ちと大人気ない。

あの社長の卓抜した悪者キャラが、テレビ向きなのはわかるけど、そういうのは、ワイドショーに任せておけばいい。

最近は、偽装とか、企業の『うそ』に対して世間が過剰反応し過ぎるよ。マンションの耐震偽装と、コロッケの牛肉偽装を、同じレベルで騒がれてもねぇ。

魚なんか、得体の知れない深海魚が、何とかダイ、って名前で売られていたりするし、回転寿司の、『アワビ』なんか、絶対、あのアワビじゃないでしょう。

そういえば、魚肉ソーセージだって、昔は、単に『ソーセージ』と呼ばれていたし、『魚肉』という意識はなかったなぁ(オレだけ?)。

それにしても気になるのは、その『牛肉』コロッケは、うまかったのか、まずかったのか。まずかったから、怒っているのか、うまかったから、腹が立っているのか、どっちなんだろ。

僕だったら、たとえ、豚肉を使っていようと、その『牛肉』コロッケがうまければ、次も買うし、仮に牛肉を使っている『豚肉』コロッケでも、まずければ、二度と買わない。

それに、コロッケの場合、どっちかというと、肉よりも、ジャガイモの産地とかを偽装されたほうが腹が立つと思うんだけどな。


バーガーキングの捲土重来

2007-06-14 14:49:43 | 食べ物だもの
バーガーキングの再上陸、その一号店がオープンし、開店前から長蛇の列ができたらしいです。

「バーガーキング」再上陸1号店オープン、ファン700人駆けつける

バーガーキングは、アメリカではマクドナルトと拮抗する第二位のバンバーガチェーンですが、日本には7年ほど前に上陸し、わずか2年たらずで、撤退の憂き目に会いました。

当時のパートナは、西武とJT(日本たばこ)。僕は、JTと組んだのがそもそもの間違いだったのではないか、と思いましたが、ことはそう簡単なものではなく、そもそも、外資系のファーストフードが成功することのほうが稀な例らしいです。マックとか、KFCは、例外みたい。

バーガーキング社の日本撤退の背景

このサイトで説明しているように、ファーストフード店を軌道に乗せるには、首都圏に100店以上の店舗、TVコマーシャルなどで100億円以上の先行投資が必要というのが、業界の常識みたい。

しかし、バーガーキング再上陸のパートナとなったロッテリアとリヴァンプでは、今後3年間で50店舗くらいの出店しか予定しておらず、大丈夫なんでしょうか。

たぶん、ロッテリアが参考にしているのは、最近話題の『クリスピー クリーム ドーナツ』なんだろうな、と思ったら、ここも、ロッテリアとリヴァンプが展開しているチェーンだったのね。

このリヴァンプという会社は、元ユニクロの社長、玉塚 元一さんの始めた会社で、ロッテリアもここが傘下におさめている。

肝心の味なんだけど、僕の周りの人間は、みま、口をそろえて
「(マックよりも)バーキンのほうが美味い」
と言う。出張で米国に行ったときも、必ず、マックではなく、バーキンを選ぶ。

また、クリスピークリームドーナッツに関しては、ミスタードーナッツに比べて、3.14倍くらい美味い気がする(ドーナッツだけに)。つまり、味に関しては、十分し勝算がありそうだ。

バーガーキングは、一度撤退している、という点が有利に働いていると思う。

僕も、撤退するまでは、アメリカにいっても、さほどバーキン、バーキンと騒がなかったけど、撤退してからは、ちょっと違う。ありがたみや、稀少性みたいなものを感じる。

でも、逆にこういう飢餓感って、一度満たされてしまうと、はかないもので、現に、僕も以前、楽天で『ペヤングヌードル』を見つけたときは感動したけど、一度、箱入りで買ってからは、満たされてしまったのか、どうしても食べたい、という気持ちはなくなっている。

もしかしたら、バーキンの出店計画が控えめなのは、この飢餓感を持続させるための作戦なのかもしれない。

大昔は、アメリカの食べ物、というだけで誰もがありがたがったけど、最近は、逆に敬遠される。でも、スターバックスのように、「美味い」という評判が先行すれば、爆発的な人気を得たりする。
リヴァンプもまさに、スターバックスをモデルにしているんだろう。

味の勝負で考えると、スターバックス上陸当時の日本側のライバルは、ドトールと昔ながらの喫茶店だったから、これは、楽勝。
クリスピークリームも、ミスタードーナッツなら、勝てそうな気がする。
でも、バーキンの場合はどうだろう。モスバーガーという難敵がいるからなぁ。味だけで勝負するのは、ちと厳しいかもしれない。

どのみち、マックと真っ向勝負するつもりはないでしょう。

僕としては、バーキンを応援したい。












だし汁三昧

2007-06-11 14:59:47 | 食べ物だもの
昨夜の夕食は、手巻き寿司。なので、お吸い物を作りました。
昆布と鰹でたっぷりと出汁をとり、三つ葉とカニかまぼこでお吸い物に。

僕は、和風だし汁を作るときには、必ず、鍋一杯つくる。出汁があると、その日の生活がとても豊かなものになるからです。

まず、夜更けて11時過ぎ。お酒もまわって、小腹がすいて。なんか食べたいけど、カップラーメンとかじゃ、ちと重い。

そんなとき、稲庭うどんを一掴み、たっぷりのお湯で茹でて、暖めたお吸い物の残りを張った、泳がす。
さらに、三つ葉、子ネギ、カマボコなどを浮かべ、揚げ玉を少々。七味を振る手ももどかしく、アツアツのうどんを、アヒアヒ言いながら、やっつける。

「うめーっ!」

素麺でつくれば『にゅうめん』。市販のうどんの汁もいいけれど、やっぱ、手作りの出汁は、うまい。ニッポン人バンザイ!
休日の晩、〆の一品として、これ以上のものもあるまい。メタボリック?うっせーやい。

楽しみは、これで終わらない。明けて翌朝、昨夜のだし汁を、再度、暖める。今度は、アツアツの銀シャリに三つ葉と刻みのりを散らし、だし汁を張った、丼の縁に山葵を溶かして、一気にかっ込む。『出汁茶漬け』である。

早く温まらないかな、沸騰させると、香りが飛ぶからな、ウキウキ。なんてニコニコしていると、妻が言う。

妻:「何してるの?」
夫:「夕べのお吸い物温めてるんだよ」
妻:「捨てたわよ」
夫:「え!?じゃこの鍋の中身は」
妻:「ミートボール暖めたお湯」
夫:「・・・・・・・・・・・・・・・」

これからの一週間、無事に過ごせるだろうか。
家を出ると、土砂降りだった。

やっぱ、まずいわ

2007-05-17 14:15:50 | 食べ物だもの
今日のランチは、会社の地下の食堂で済ませました。
僕は、このビルで7年以上も働いているのだけど、この食堂を利用したのは、4回程度しかない。理由は簡単、「まずい」から。だって、ここは虎ノ門、10分もあるけば、新橋だ、赤坂だとランチには事欠かない。よっぽどの事情がないかぎり使わない。

でも、今日は雨だし、肩にはギブスがはめられているし、さすがの僕でも、今日くらいは、建物内で済まそう、という気になりました。そういえば、これまで利用した4回のうち、一回は、足を骨折したときだったっけ。オレ、少ないな、利用回数。っていうか、多いぞ、骨折。

別に社員食堂ではないから、値段も極端に安いわけではない。外で食べるより、200円くらいは安いかなって、感じ。

味は悪いんだけど、メニューは意欲的。『若鶏カツのみぞれ煮』とか、『坦々麺』とか。カレーだって、最近流行のスープカレーだ。
普通のポークカレーでいいじゃん。それだったら、大崩れすることはないんだからさ。ものすごい土砂崩れだぞ、このスープカレー。
蕎麦だって、多少まずくても、ネギのかき揚げでも突っ込んどけば、なんとか食えるものを、『わかめ蕎麦』とかにするから、こんな、やるせない味になっちゃうんだよ。

そもそも、水が消毒臭い、白飯もパサパサしてまずい。オレって自慢じゃないけど、白飯には寛大な方よ。10年ほど前に、米不足で、タイ米食わされたときも、うまい、うまいって食ってたもん。でも、これはダメだわ。降参。

そんな店でも、お客さんは結構いる。うちの営業とか、11:00くらいから、嬉々として行ってるもん。人間としての尊厳はないのかね。

あー、早く怪我、治そう。

ペタペタメシ、バンザイ!

2007-03-16 14:23:52 | 食べ物だもの
以前から、思っていたけど、日本人の主食に対する考え方って変わっている。欧米の主食って、いわば「腹つなぎ」だけど、日本人のそれは、文字通り「主」たる食事だもん。「ご飯とおかず」というと、どうしても「ご飯」がメインで、料理は脇役、文字通り「おかず」だ。

僕たちは、通常、おかずを食べて、その塩気が口中に残っているうちに、ご飯を食べる。料理の余韻をご飯で味合う、というのが一般的なスタイルでしょう。
欧米人には、こういう感覚がない。だから、アメリカ人をラーメン屋に連れて行って、最初にサービスのライスが出てくると、まず、彼らは、そのライスをひたすらたいらげてしまう。たいらげるまでは、ラーメンに手をつけようとしない。「腹ふさぎ」なんですよ。彼らには。

おかず->ご飯が、通常のパターンとして、これに一工程加わると、食事は俄然楽しくなる。つまり、おかずを口に入れる前に、一度、ご飯の上に据えて、しかる後に、これを口中へと運ぶ。この場合、おかずとご飯の距離が近くなるので、おかずの咀嚼が終わらないうちに、ご飯を投入することができる。いわば、ご飯のAクィック攻撃。

ご飯に、一時的にせよ、おかずを乗せるとで、ご飯は、否応なく、おかずの影響を受ける。つまり、汚れる。
純白で時に、銀色にも輝く、高貴な白米を下種な油や、調味料が蹂躙していく様は、見ていて心が痛む。なんとかできないものか、と思う。

しかし、油や調味料で汚された白米は、ことのほか旨い。たとえば、牛ハラミの焼肉で、肉脂とツケダレで、ズルズルのグチャグチャに汚された白米は、その一粒一粒がなまめかしく脂にまみれ、一粒一粒が旨い。
焼肉屋にいくと、ハラミ一枚につき、最低3回は、ご飯にペタペタしちゃうね。本来なら、5ペタくらいしたいところなれど、やはり、世間の目とか、家族の視線があるから、自重する。大人になるというのは、つまり、そういうことだから。

最初は堅く寄り添っていた白米の一粒一粒が、ほどなく、バラバラにほぐれ、個を主張しだす。
やんごとなき高貴な女性が、市井の生活に触れ、生き生きと輝く姿は、『ローマの休日』のオードリー・ヘップバーンを彷彿とさせ、はたまた、優雅な社長婦人が、蹂躙される快感に目覚め、堕ちていくその様は、『花と蛇』(観てないけど)の杉本彩を思い起こさせる。

焼肉に限らず、ペタペタメシは、うまい。クロマグロの中落ちに山葵をたっぷりまぶして、まずは、醤油にひたひた。そしておもむろに、白米に乗せ、3ペタ。中落ちのビロビロの部分に醤油がたっぷり絡むから、白米は、あっという間に醤油ご飯と化す。

中華なら、麻婆豆腐、チンジャオロース。ハンバーグ、生姜焼きも、いい仕事をする。

でも、僕のお気に入りは、スパゲティナポリタン。ケチャップの沁みたご飯は、カラフルで、うまい。この場合、汚しているというよりも、白米をからかっている感じ。

沁みたご飯がいいなら、丼を食え、という人もいるかもしれないが、ちっちっ、わかってないなぁ。

丼のご飯は、最初から汚れている。これじゃあ、面白みは半減する。真っ白なご飯が汚されていく、その過程が楽しいのだ。
アン王女だって、王女だから良いのであって、いつもあれじゃ、ただのはすっぱな小娘だし、杉本彩にいたっては、頭のおかしいオバサンだ(いや、だから観てないって)。

こんな楽しさ、他の国では、ちょっと味わえない。

追記:いや、ほんと、観てないから。