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A Running Stone Gather no moss

タイトル変えました。iSaonのブログです。

『上州手振りうどん』の夕べ

2007-06-20 14:41:44 | あの商品は今
土曜日は、子供の幼稚園の『親子参観』。
これ、実は父の日にちなんだ、父親参観です。で、実態は、公園でゲームや駆けっこ、散歩しながら、お父さんと楽しく遊びましょうっていう趣旨らしい。

しかし、土曜日はみなさんご存知の通り、どピーカン。灼熱の砂埃が舞う荒川沿いの運動公園で数時間に渡り、強烈な太陽にさらされました。もう、首筋は火傷に近い、日焼けで、ヒーリヒーリ。

『母の日』は「日頃忙しいお母さんを労わりましょう」なのに、なんで『父の日』になると、「日頃忙しいお父さんと、思いっきり遊びましょう」になるんだろう?労わってくれよ、お父さんもよう。

もうなんか、ぐったりしてしまいました。

そうなると、夕食もなにかさっぱりしたものが恋しくなるのですが、そんな私の目に飛び込んできたのは、『上州手振りうどん』。ジャスコの乾麺売り場で、稲庭うどんの影に隠れるように、ひっそりとたたずんでいました。

なつかしーな。よく食ったな、これ。製造元の星野製粉には、高専の同級生のお父上が勤めていたっけ、元気してるかな。
稲庭うどんが、400円で、その倍の量がある『上州手振りうどん』は210円。同じ乾麺なのに、稲庭め、いい気になってんじゃねーぞ。

普段なら、ザルうどんでつるっというのが定番だけど、さすがにディナーには、それじゃ寂しいので、鶏肉を使った、つけ汁うどんにしました。

鶏モモ肉を一口大に切って、舞茸と一緒に油で炒める。長ネギは、3cmの長さに切って、フライパンで、焦げ目をつけておきます。
適量の水と、市販のつゆ(ヤマサの『昆布つゆ』)で、やや濃い目の汁を作り、これらの材料とあわせる。

このままだと、ちょっと甘いので、仕上げに、黒酢を入れる。ちょっと酸っぱめくらいがちょうどいい。

うどんは、茹でて水にさらし、薬味に、さらしネギと三つ葉を用意。

熱いつゆに冷たい麺。食べやすいことこのうえない。いくらでも入る。

ザルうどんや、素麺だと、ビールというわけにはいかないけど、これは、鶏肉が入っているし、舞茸や、長ネギなんかも、ビールのつまみとして、申し分のない働きをしてくれる。牛蒡などあれば、さらによし、え、ミョウガあったの?早く教えてよ、もー。

一家四人の食卓に、麺をすする音だけがする、初夏の夕暮れ。

汁は、少しずつ、減ってきて、あと一口、食べたいな、というあたりで底をつく。お代わりしてまで食べるのは、ちょっとアレだし、でも、食いてーな、もう、という、やるせなさもまた楽しからずや。

資生堂シャワーコロン

2007-06-01 18:29:56 | あの商品は今
みなさん、香水というものを、初めて身につけたのは、いつごろでしょうか?

僕は覚えてます。高校一年のときでした。それも、当時新発売の『資生堂シャワーコロン』、『フレッシュライム』だったと思います。

当時から、男性用のコロンはいくつもあったのですが、どれもこれも似たような香りで、いかにも『かっこつけてる』って感じがして、あまりつけたいとは思わ なかったのですが、シャワーコロンは『ユニセックス』。男女兼用のコロンなんて、当時はものすごい斬新でした(もっとも、当時の僕は『ユニセックス』の意 味がわからず、あっちの方を想像していたのですが)。

はじめは、クラスの友達がつけてきました。この友達がデブで、いつも、デブ特有の汗臭い匂いを撒き散らしていたのですが、そんなデブがその日に限って、なぜかさわやかな香り。
それも、これまで嗅いだことがあるような、ないような、懐かしくも切ない香り。五月のそよ風を集めて、凝縮したら、ひょっとしてこんな香りがするんじゃね。というイカした香りでした。

デブのくせに生意気じゃねーか、いったい、どーいうことだ、ってんで問い詰めてみると、彼は、おねーちゃんからもらったという、小さな瓶を取り出して、これが、最近発売された『シャワーコロン』の試供品だと言う。

速攻で、取り上げて、匂いを嗅いで見ると、これが、これまでのコロンとは全然違う。マンダムとも、エロイカとも、ましてやヤナギヤとは全く異なる、フルーティな香り。これだ、と思ったね。

このシャワーコロンは、仲間内の間で、瞬く間に広がりました。これは、商品の素晴らしさもさることながら、我々の仲間内に限っては、あのデブの役割が大き かったと思う。あんな暑苦しいデブでさえ、こんなさわやかな香りになるんだから、自分がつければさぞかし、って、資生堂は、彼に感謝しなくちゃいけない ね、ホント。

でも、このコロン、爽やかなのはいいんだけど、その分、香りが飛ぶのも早い。ものの数十分で香りはなくなっていたような気がする。

そのせいなのかどうか、このシャワーコロン、いつの間にか、店頭から姿を消していって、もう、とっくの昔に生産中止になっているんだろうな、と思っていたら、どっこい、まだ売っているんですね。

こちらです。

買っちゃおうかな。






お気に入りドレッシング

2007-05-22 14:44:54 | あの商品は今
最近、スーパーに行って驚いたんだけど、ドレッシング売り場は、和風か中華が主流で、イタリアンが少し。フレンチドレッシングなんて、申し訳程度にしか置いていない。

だってさ、ドレッシングって、西洋のもんじゃん。醤油を混ぜるのなんて、邪道でしょ。もちろん、そっちのほうが日本人向けだし、和食には断然、相性がいいのもわかる。でも、なんとなくしっくりこないんだよな。王道をそんなに粗末にしていいのかと不安になる。

 我が家では、僕以外が醤油系を使って、僕だけ、フレンチのセパレート。本当は、『キューピーのフレンチドレッシング(赤)』というのが、一番のお気に入りなんだけど、これがほとんど売っていない。

ネットで調べてみても、ほぼ、製造中止のようで、唯一、業務用として1リットル入りのものだけが売られている。

昔、浦和で寮生活をしていたころは、めったに生野菜なんて食べなかったけど、ある日、無性に食いたくなるときがあって、そういうときは、近所の八百屋でレ タスを買に行く。それで、バケツ一杯のサラダ、というか、ちぎりレタスを作って、これに、ドレッシングをぶっ掛け、ひたすら食ったもんです。

ドレッシングは、もちろん、『キューピーのフレンチドレッシング(赤)』。当時は 大抵のドレッシング売り場には、これが並んでいた。僕は、ずっと『キューピーのフレンチドレッシング(キャロット)』だと思っていたんだけど、勘違いかな。

とにかく、白やセパレートのフレンチドレッシングに比べて、甘みがあって、味が豊かだから、本当にレタスだけで、バリバリいける。キュウリとかトマトとか、いらない、ていうか、邪魔だった。

 バケツ一杯のレタスを食い終わると、なんだか、体の中がキレイになったような気がして、気恥ずかしいくらいに、『健康』な気分になれたっけ。

でも、レタスって、野菜の中でも、ビタミンとか、食物繊維とか、ほとんどなくって、決して『健康的』な野菜じゃあないんだよね。そんなこと知らなかったから、一人でいい気になっていた。

今でも時々、レタスの、どか食いがしたくなるんだけど、普通のフレンチドレッシングでは、すぐ飽きてしまいそうだし、醤油ドレッシングじゃあ、気分がでないし(だったら、おひたしにするって)で、とんとご無沙汰してる。

そういえば、昔、どか食いしたのも、ちょうどこんな季節だったかも知れない。ひとっ走りした後、シャワーを浴びて、夕暮れのベランダで、キンキンに冷えたレタスと冷酒、なんてどうよ。あー、たまんない。

一リットルの業務用って言っても、500円くらいだしな。こういう無駄な贅沢も、たまにはいいかもしれない。



でか!

凄いぞ!まるか食品(しつこい?)

2007-01-10 13:07:51 | あの商品は今
あまり、引っ張りすぎるのもどうか、とは思うのですが、こんなサイトを見つけてしまいました。

「まるか食品のカップめん」(http://i-ramen.net/index/sp/maruka-cp.html)

ここを見ると、わかるのですが、この会社、無借金経営で堅実第一なのに、商品では結構冒険してます。

なかでも、印象深いのが:

『カップ焼そば ペヤング やきそば & ワンタン』

確か、焼きそばの湯切りのお湯を利用して、ワンタンスープを作るという、ものだったと思うけど、当時、ドン引きした記憶があります。
蕎麦湯にヒントを得ているのかもしれないけど、あの油ぎった湯はのみたくないでしょ。
焼きそばも、ワンタンも、まるか食品のヒット商品だから、二つを組み合わせる、という発想はわかるのですが、そこに、お湯の再利用という当時としては先進的なエコ的アイデアに足をすくわれたんですね。ていうか、誰か止めなかったのか。

しかしこの会社、過去にも同じような過ちを犯している。

『カップ水餃子 ペヤング 水餃子 スタミナ(お口のエチケットガム入り)』

あはは、入れちゃったよ、ガム。焼肉屋のイメージなんだろうね。
でも、ガムの匂いが、具とか、容器に残るでしょうに。
ベタだけど、小さな親切、大きなお世話。
この、いいようのない「台無し」感はどうだ。担当者は、B型とみた。

『味の大関』のカップめんもあったんだ。

あと、ぜひ試したいのが、『ぺヤングカレーヌードル』。
あの独特の焦げた醤油の香りと、カレーの風味。真っ向から消し合うと思うんだけど。

『ペヤング 学校のソバのラーメン屋さん(本物の大きなチャーシュー 2枚メンマ入り)』

「学校のそばのラーメン屋さん」。いい、このネーミングセンス。『ホームラン軒』がヒットしたころの商品と推察する。

♪いけ、いけ、ぺヤングどこまでも、負けるな僕らの、まるか食品~。

調子にのって、『ぺヤングヌードル』を食す

2007-01-05 13:03:13 | あの商品は今
あけましておめでとうございます。

アラビヤン焼きそばの回は、とても好評でした。みなさんが、たくさんコメントを寄せていただいているおかげで、その後、更新はしていなくてもアクセス数があまり落ちていません。

ありがとうございます。

その後、調子にのって、楽天で、『ペヤングヌードル』12個入り、というやつを購入してしまいました。商品自体は1200円ですが、送料が500円。ま、しょうがないやね。



年末年始は、毎日のように食べてました。家族いわく、

「人が食べてると、物凄くうまそうな匂いがするけど、実際に食べてみると、そうでもない」

とのこと。いいんだい、味なんて記憶なんだから。

チキンラーメンと同じく、麺自体に味がついているので、あまりかき混ぜないほうがおいしい。ただ、耐水性に劣るのか、ものすごく早くのびる。
大体、2分以内で勝負をつけないと、後の展開が苦しくなります。

麺の縮れかたが、とても細かいので、ノド越しがなんとも言えず、楽しい。ちょっとくすぐられている感じ。
食べる、というより、じゃれている感覚だ。

味の個性が強烈だから、ネギとか、もやしとか、生な薬味の存在を許さない。まさに、何も足さない、何も引かない。

その代わり、どうしても、食事として位置づけるのは厳しい。スープ代わりに、ご飯のお供、ってわけにもいかない。
せいぜい頑張って、夜食。感覚的には、3時のおやつとして摂取するのが、一番しっくりくる感じです。
太るな、これは。

それと、この容器。フタが思いのほか、本寸法。プラスチックで、きちんとかぶせる方式だもん。
いまどきのカップラーメンのフタは、シールだからね、3分待っている間に、冷めちゃうんじゃないかと、気が気でない。そのくせ、

「必ず、この線まで、開けてください」

なんて、ウッセーやい!

具。
かまぼこが大判振る舞い。6枚くらい入ってる。誰かにおすそ分けしたくなるような枚数だ。その割に、エビが少ない。日清のカップヌードルなら、この三倍は入ってるぞ。

聞けば、まるか食品は、徹底した無借金経営だそうで。そのせいなのか、いまどき、ホームページすら持っていない。

『J州人の一分』を感じる。