総選挙が終わり、自民党が圧倒的な勝利をおさめ、民主党が壊滅的な敗北を喫しました。ま、事前の予想どおりでしたね。
しかし、ここにきて、自民党の得票率は前回の総選挙に比べて、小選挙区で4%、比例では1%程度しか伸びてないことがわかり、必ずしも有権者は自民党を選んだのではなく、単に民主党に嫌気がさしただけであり、その嫌気がさした人達を第三極が拾うことができなかったのが、自民党の大勝の原因だと言われているようです。
たしかにそうかもしれません。でも、僕が注目しているのは、今回自民党で当選した人の多くは、小泉内閣の郵政解散で当選し、前回の選挙で落ちた人達が多い点です。
こういう人達って結構強いのですよ。最初に当選したときには、単なる勢いだったのが、その後の落選を経て、選挙区をみっちり回り、地盤を固めてきたからです。
次回の衆院選では、自民党の失策により、民主に風が吹くかもしれませんが、前回の選挙のように彼らが小選挙区で軒並み議席を落とすようなことは考えずらいと思います。
もしかしたら、民主党の失点がなくても、自民党は今回勝てたのかもしれない。政治は理念かもしれないけれど、選挙はリアル。近くにいて、自分達の田んぼに水を引っ張ってきてくれる人が強いのね。
民主党の落選議員の中では、解散のタイミングが悪かったとか恨み節を言う人も多いようだけど、そんなこと言う時点ですでに勝負は終わっていると思う。
良くも悪くも、民主党は政策に頼り過ぎたのだと思います。日本の選挙は政策では勝てない。
近年、経済はグローバル化が進み、国の政策では到底コントロールできない規模になっているので、どの国も打てる手は限られますし、日本の場合、官僚組織が強固なので、政治家がつけいる隙が少ない。
こんな状況ではどんな政策を語っても、ほとんどは嘘になってしまう。理念がある人に日本の政治家はつとまらないのです。
次回の選挙では、さすがに民主党も懲りて、大風呂敷を広げるようなことはなくなるでしょう。
でも、政治家から理念をとったら何が残るんだろ、と思うと暗い気持ちになりますね。
しかし、ここにきて、自民党の得票率は前回の総選挙に比べて、小選挙区で4%、比例では1%程度しか伸びてないことがわかり、必ずしも有権者は自民党を選んだのではなく、単に民主党に嫌気がさしただけであり、その嫌気がさした人達を第三極が拾うことができなかったのが、自民党の大勝の原因だと言われているようです。
たしかにそうかもしれません。でも、僕が注目しているのは、今回自民党で当選した人の多くは、小泉内閣の郵政解散で当選し、前回の選挙で落ちた人達が多い点です。
こういう人達って結構強いのですよ。最初に当選したときには、単なる勢いだったのが、その後の落選を経て、選挙区をみっちり回り、地盤を固めてきたからです。
次回の衆院選では、自民党の失策により、民主に風が吹くかもしれませんが、前回の選挙のように彼らが小選挙区で軒並み議席を落とすようなことは考えずらいと思います。
もしかしたら、民主党の失点がなくても、自民党は今回勝てたのかもしれない。政治は理念かもしれないけれど、選挙はリアル。近くにいて、自分達の田んぼに水を引っ張ってきてくれる人が強いのね。
民主党の落選議員の中では、解散のタイミングが悪かったとか恨み節を言う人も多いようだけど、そんなこと言う時点ですでに勝負は終わっていると思う。
良くも悪くも、民主党は政策に頼り過ぎたのだと思います。日本の選挙は政策では勝てない。
近年、経済はグローバル化が進み、国の政策では到底コントロールできない規模になっているので、どの国も打てる手は限られますし、日本の場合、官僚組織が強固なので、政治家がつけいる隙が少ない。
こんな状況ではどんな政策を語っても、ほとんどは嘘になってしまう。理念がある人に日本の政治家はつとまらないのです。
次回の選挙では、さすがに民主党も懲りて、大風呂敷を広げるようなことはなくなるでしょう。
でも、政治家から理念をとったら何が残るんだろ、と思うと暗い気持ちになりますね。