【懐疑論者が触れない不都合な真実】
実はと学会やASIOSが完全にスルーをきめこんで、まったく触れようとしないとある事実があるのです。
実はアトランティス対話集というのは第1部〈ティマイオス〉と第2部〈クリティアス〉だけでなく、〈ヘルモクラテス〉というタイトルの第3部が存在するという説があるのです。
【中途半端に終わっている〈クリティアス〉】
あくまで「説」であり、〈ヘルモクラテス〉の存在が確認されたわけではないですが、ほぼ事実であると思われます。
というのも第2部〈クリティアス〉が中途半端な形で終わっているからです。
ある研究家は「〈クリティアス〉は未完で終わっている」と言っているのですが、厳密には未完というわけではなく、プラトンはちゃんと第3部まで書き終えたのだが、何者かに〈クリティアス〉の途中部分からあとを奪われ、歴史から抹消されてしまったというのが真相だと思います。(ちなみに犯人はアリストテレスだと言われています)。
【プラトンのアトランティス対話集を全部読んだ人間はいない】
つまり、プラトンのアトランティス対話集を最初から最後まで全部読んだ人間などいず、懐疑論者たちは全3部あるうち第2部の途中までだけを読んで「アトランティス伝説は寓話に過ぎないのだ」といった知ったふうなことを言っているというわけなのです。
というお話でございました。
【まとめ】
●プラトンのアトランティス対話集には第3部が存在する。
●懐疑論者たちはそれを読みもせずにアトランティス伝説を「嘘」ときめつけている。
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