オカルト伝説は事実である

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アトランティス大陸の提唱者プラトンの作品はどれも対話形式である

2024-01-22 06:35:39 | 超古代文明

 

✳️【伝説】
 ギリシャの哲学者プラトン(前428?~前348?年)は、その著書『ティマイオス』『クリティアス』の中で、アトランティス大陸の伝説に言及している。

 

 プラトンによれば、アトランティスはヘラクレスの柱(ジブラルタル海峡)の向こう側にあり、リビアとアジアを合わせたほどの大きさがあったという。アトランティス人は原子力を思わせる超エネルギーを利用しており、高度な科学文明を誇っていたが、今から約1万2000年前、突然の天変地異によって海に沈んでしまった。

 

 プラトンは「これは作り話ではない。本当の歴史である」と断言している。

 

【真相】
 そもそも『ティマイオス』『クリティアス』とはどんな書物なのか?

 

 これらの書物が書かれたのはプラトンの晩年であり、本の中の舞台設定はそれより60年以上前、紀元前421年頃とされている。ソクラテスをはじめとする当時の知識人たちが、歴史家クリティアス(プラトンの親戚にあたる)の家に集まり、世界の創造や人間の本性、理想の国家とはどうあるべきかといった問題について論じ合うという内容で、その会話の中でクリティアスがアトランティスの伝説について触れているのである。

 

 だが、これを実際の会話を採録したものだと考えてはいけない。テープレコーダーも速記もなかった時代、会話を正確に紙の上に再現することなど不可能だった。それに紀元前421年といえばプラトンはまだほんの子供にすぎず、そんな会話を知りえたはずがない。

 

 つまり、『ティマイオス』『クリティアス』は、実在の人物を登場させてはいるが、基本的にはプラトンの想像力の産物なのである。現代の作家が戦前の日本を舞台にした小説を書くようなものだと思えば、まず間違いない。(山本弘) と学会〈トンデモ超常現象99の真相〉より

 

 

✔️【逆デバンキング〈実際の会話の再現などと誰も考えていない〉】
 山本弘は〈ティマイオス〉と〈クリティアス〉(以降、〈アトランティス対話集〉)について「これを実際の会話を採録したものと考えてはいけない。テープレコーダーも速記もなかった時代、会話を正確に紙の上に再現することなど不可能だった」などと言っていますが、そもそもプラトンの作品というのはどれも架空の対話形式をとったものであり、アトランティス対話集を「実際の会話の再現」などと考える研究家は存在しないと思われます。

 

【取材旅行】

 ところでプラトンは〈ティマイオス〉〈クリティアス〉の執筆前に、エジプトに取材旅行に行っていることが明らかになっています。

 

 その事実を無視して「想像の産物にすぎない」とは無知な暴論と言わざるをえないと思います。

 

【まとめ】

 ●プラトンは〈ティマイオス〉の執筆前に、エジプトに取材旅行をしていた。

 

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はじめに「アトランティス大陸は実在したと言わざるをえない」

2024-01-22 06:30:23 | 超古代文明

 
【伝説の大陸の代名詞】
 ムー大陸と並ぶ伝説の大陸の代名詞、アトランティス大陸──古代ギリシャの哲学者プラトンが唱えて以来、その実在をめぐって激しい論争が繰り広げられてきました。
 
 ちなみに私が人生で最も影響を受けた小説〈NIGHT HEAD〉の名脇役・翔子がふらりと立ち寄る場所としても、アトランティス大陸は描かれていました。
 
【アトランティス大陸は実在したのか?】
 ところでアトランティス大陸は実在したのか?実在しなかったのか?
 
 結論から言いますと「実在した」と言わざるをえません。
 
 超常現象研究家・平川陽一の〈超古代大陸文明の謎〉という本があるのですが、この本はアトランティスを語る上でぜったいに避けて通れない本だと考えています。
 
 アトランティス本は世界に3万冊以上あるそうですが、私が知る限り、平川陽一の〈超古代大陸文明の謎〉を上回るアトランティス本は存在しません。
 
 そこには懐疑論者たちが触れていない衝撃の事実がどっさりと紹介されています。
 
 では、平川陽一の〈超古代大陸文明の謎〉を主な参考資料に、懐疑論者たちのデバンキングを検証してみたいと思います。